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きっと誰かに伝えたくなる。山鹿温泉に泊まったら立ち寄るべきお店6選。

熊本と福岡の県境に位置する山鹿温泉。開湯は800年前と伝わり、熊本県屈指の歴史を誇る温泉地ですと言われる地域です。温泉街には昔ながらの面影を残す温泉旅館や公衆浴場が立ち並び、トロトロのお湯を楽しめます。今回、そんな山鹿温泉を訪れたら是非とも立ち寄って欲しいスポットをご紹介いたします。

山鹿温泉について

開湯800年を数える熊本県内有数の歴史を誇る温泉地で、伝説によると、保元の乱で京都から敗走した宇野親治が山狩りをしていたところ、傷を負った鹿が湯に浸かっているのを見て、この温泉を発見したとされています。承平年間に記された『倭名類聚抄』に既に山鹿の名が載っていることから、平安の昔から美肌の湯として知られていたといわれています。江戸時代には宿場町として栄え、今も残る豊前街道を中心に反映していた地域です。
写真は中心部に位置する「さくら湯」。山鹿の町の共同浴場として親しまれていた温泉を復元して作られました。
さくら湯の中はクラシカルな雰囲気で統一され、地域の人々に愛されていた昔の共同浴場を再現。山鹿温泉特有のなめらかで美肌効果があると言われるアルカリ性単純泉をゆっくりと楽しめます。
▼さくら湯についての詳細はこちらから
https://yamaga.site/?page_id=1548
山鹿温泉を代表するもう一つのスポットとして有名なのは八千代座。明治43年(1910)に建設された芝居小屋で、開業以来様々な興行を行い、山鹿に賑わいをもたらしました。国の重要文化財指定を受けて実施された「平成の大修理」を経て、平成13年から現代の芝居小屋として活き続けています。興行が無い日は館内見物も可能で、ドイツ製のレールを使った廻り舞台や桝席・花道、天井を彩るお店の広告や大型の真鍮製のシャンデリア、提灯などが明治から続くロマンを感じさせてくれます。
▼八千代座の公演情報はこちら
https://www.yachiyoza.com/

九州屈指の夏の風物詩「山鹿灯籠まつり」の舞台も山鹿温泉。和紙と糊だけで作られた山鹿の伝統工芸品を頭にかかげた女性が舞い踊る千人燈籠踊りは圧巻の風景です。

山鹿温泉で江戸時代からメインストリートとして栄えてきた豊前街道は現在も当時の面影をそのままに、情緒たっぷりの町並みで、まち歩きスポットとしても人気です。
今回は、そんな山鹿温泉に行ったら是非とも立ち寄って欲しいスポットをご紹介いたします。

老舗醤油屋が運営するかき氷専門店「発酵カフェ・マルカメ」

山鹿で140年も続く老舗のお醤油屋さん「丸亀醤油」さんが運営する発酵素材を使った体に優しいかき氷を提供するかき氷専門店。(醤油店の中のイートインスペースにあります)

店内は丸亀醤油が豊富に揃い、醤油の試食(試飲?)も可能です。
そんな発酵カフェ・マルカメので味わえるのは醤油や味噌、甘酒をアレンジして作る創作かき氷。驚きのとろふわ食感と濃厚な味わいが特徴です。写真は冬限定メニューのみそキャラメルナッツ(700円)。他にも、しょうゆ黒蜜きな粉(700円)やベリーベリー甘酒みるく(800円)、スィートスプリング甘酒みるく(700円)など、美味しそうなかき氷が沢山!
しょうゆ風みつ仕立てのタピオカが入った発酵スイーツドリンク(500円)は、ドリンク、パウダー、トッピングなど自分好みのドリンクを注文することが可能です(タピオカではなく醤油黒蜜ゼリーや麦茶ゼリーにも出来ます)。
他にも発酵スイーツプレートや甘酒入りチーズケーキ、ホット甘酒ソイティーなど、ドリンクメニューも多数!
発酵Cafeマルカメ

熊本県山鹿市中中1000−2

http://www.marukame-soy.com/

せんべい作り体験が楽しい「せんべい工房」

豊前街道にお店を構える手焼き米せんべいのお店。
店内にはいろんな味付けの米せんべいがズラリと並び、お土産にもオススメです。1930年「頃」建設というのが、ざっくりしてていいな〜と思わされます。
目玉は米せんべい作り体験!お店の方が優しく米せんべいの作り方を教えてくれ、自分で米せんべいを作って味わうことが出来ます。出来たての温かいサクサクせんべいが美味です。
せんべい工房

熊本県山鹿市山鹿1799

https://yamaga-tanbou.jp/spot/4371/

お子様連れでも楽しめる「メトロカフェ (METRO CAFE)」

こちらも豊前街道にあるカフェ。築180年を超える蔵元の母屋を改装して作られたカフェです。昔ながらの重厚さとカフェっぽいおしゃれさが融合し、ゆっくりと過ごせる雰囲気が漂います。
店内には2,000冊を超える蔵書が。壁を絵本が埋め尽くしており、小さなお子様が夢中になること間違いなしです。
そんな空間で味わえるのは可能な限り地元産と無添加にこだわって作られる山鹿のスーププレート(1,000円)。熊本県の“ブルーサークルメニュー"に認定され、15種以上の野菜やきのこ、豆など、がどっさり入り、だしと野菜の旨味が体に染み渡る逸品です。
他にも各種カフェメニューが豊富。豊前街道を歩いて疲れたらぜひ立ち寄っていただきたいお店です。
METRO CAFE(メトロカフェ)

山鹿市山鹿1392

https://yamaga-tanbou.jp/spot/5283/

手作り生こうじが人気「木屋本店」

江戸時代の末期、天保年間より続く麹専門店。石室や室蓋などを使い、先祖代々受け継いだ製法で手間暇を惜しまず作った麹や関連商品を販売。手作りの「生こうじ」を使えば、料理の幅が広がること間違いなしです。
木屋本店

熊本県山鹿市山鹿1820

https://yamaga-tanbou.jp/spot/4365/

山鹿でピザと言えばここ「蔓薔薇」

本格的なナポリピッツアを味わえるお店。窯で焼く香ばしくて、もちもちでしっとりした生地が絶品です。マルゲリータなどの定番のピザも美味ですが、季節の山鹿の食材を使ったピザもオススメです。
ピッツェリア・ダ・ツルバラ

熊本県山鹿市山鹿1495

https://yamaga-tanbou.jp/spot/2047/

軽食と16種類のお味噌汁。卑弥呼醤院「茶房さくらさくら」

県産の材料にこだわってお味噌を作る卑弥呼醤院。そのお味噌を使った味噌汁16種類をアンティークな空間で味わえます。写真はおにぎり(350円)。おにぎり2種と漬物、お豆腐がセットになっています。これに、味噌汁を16種から選んで味わうことが可能(味噌汁は150円〜300円)。甘味などのメニューも充実していて、軽く小腹が空いた際に立ち寄るのにオススメです。
卑弥呼醤院「茶房さくらさくら」

熊本県山鹿市鹿本町来民1586

https://yamaga-tanbou.jp/spot/6127/

おわりに

歴史深く、昔の街並みが今もなお残る山鹿温泉。八千代座やさくら湯、豊前街道を巡りながら、美味しいものを食べ歩いて頂けますと幸いです。「もっと深く山鹿のことを知りたい」という方には、【米米惣門ツアー】もオススメです。(http://comecome-soumon.com/

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