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【初心者OK】手ぶらで船釣り、美味しく海鮮ランチ「釣りいこか倶楽部」に潜入★

初心者でもOK!手ぶらで船に乗って、関門海峡で気軽に釣りが楽しめる「釣りいこか倶楽部」。
竿や餌、救命胴衣までぜ~んぶ貸し出し、親切なフィッシングガイドさんにコツを教えてもらいながら、船の上で
3時間ほど「アラカブ」釣りを楽しんできました!
気軽に釣りを楽しんだ後は、港近くのスパでゆっくり体を休めて、最後は自分で釣った魚を地元の海鮮レストランで
いただくという何とも贅沢なプラン。
「釣ってよし、食べてよし!」で身も心もすっかりリフレッシュ。船釣りはまったく経験がない筆者でさえ、すっかり
船釣りの魅力に取りつかれてしまった今回の「釣りいこか倶楽部」、はりきってご紹介します!

「釣り行こか倶楽部」体験スケジュール

08:30  出港地集合(大里港遊漁船:宝生丸)
09:00  関門海峡でアラカブ釣り体験
12:00  帰港~入浴(温浴施設「照葉スパリゾート門司店」)
14:00  アラカブ料理を堪能(料理店「海峡レストラン ぶぜん」)
15:30  現地解散

突然ですが、みなさん!「アラカブ」って知っていますか?

そう、目がぎょろっとした、いかつい顔のこの子です!スーパーで時々見かける高級魚で、お味噌汁に入れるととっても美味しいですよね。ちなみに正式名称は「カサゴ」で、「アラカブ」は主に九州地方での呼び名だそう。
今回、この高級魚「アラカブ」が初心者でも簡単にたくさん釣れて、しかも評判のレストランのシェフに調理までしていただける、「釣りいこか倶楽部」という謎のクラブ(?)があるということを聞きつけ、早速、食いしん坊 グルメな女子2人で、北九州の門司まで行ってきました!

「釣りいこか倶楽部」って何ですか?

やってきたのは、北九州市のJR門司駅から徒歩約10分の「大里港」。そこに現れたのは、釣り人にはおなじみ「釣具のポイント」を運営される株式会社タカミヤの“釣人創出室"課長の黒石さん。
黒石さんのお話によると、「釣りいこか倶楽部」というのは、株式会社タカミヤによる「船釣り」「魚の下処理」「入浴・宿泊」「調理」まで一揃いにした体験パッケージの名称だそう。“釣りの楽しさをみんなに知って欲しい!“という趣旨で企画されているので、釣り経験がなくても、家族連れでも、気軽に楽しめる至れり尽くせりな内容になっているのです。
あっ!なるほど、だから、"釣人創出室“なんですね。納得。
大里港(だいりこう)

福岡県北九州市門司区大里本町2丁目

クルーザーのような素敵な遊漁船「宝生丸」で出発です!

白が映えるスタイリッシュなデザインの遊漁船・宝生丸。ここだけの話ですが・・おうちが〇軒建ってしまうお値段とのこと(わーお)
関門海峡は、真鯛、ヒラメ、カンパチなど、四季折々でいろんな魚に出会えるそうですが、今の旬は「アラカブ」釣りとのことで、アラカブが潜む岩場まで遊漁船の「宝生丸」で向かうとのこと。
あれ??この漁船(?)に乗るんですか?クルーザーのようでめちゃくちゃ格好良いんですけど!
とても気さくな船長・山崎さんの話だと、「全国の船長たちが憧れる対馬の造船所で作ってもらった」とのこと。今、そちらの造船所へ依頼すると、納品まで7年待ちとか・・・・!対馬にそんな場所があるなんて、気になりますね。その造船所も取材してみたい!
さらに、こちらの船のすごいところは、デザインだけではありません。中にはテレビやソファ、男女別のトイレ(ウォシュレット付き!)、仮眠スペース、さらには、波による揺れを軽減する装置がついているそう。船酔いしやすい方には嬉しいポイントですよね。
「釣りいこか倶楽部」では20艘以上の遊漁船さんと提携されているそうなのですが、こちらの船はとくに人気だそうですよ。あの某有名音楽プロデューサーM氏も乗船したとかなんとか・・・。そんな船に乗船させていただけるなんて、ありがたいですね♪
それでは、早速アラカブが集まるポイントへ、いざ出発!

関門海峡は、海の幸の宝庫

関門橋を越えていきます。関門海峡だこ食べたいな・・・
関門海峡は潮の流れの速さから、獲れた魚は、きゅっと身が締まっていて美味しいそうです。そういえば、関門海峡だこも有名ですね。足が太くって短くて、足先まで吸盤がぎっしりで、噛めば噛むほど旨味が出る。激しい潮流の中で、必死で岩にしがみ付いているタコを想像すると、ちょっと和みますよね・・
・・・などと考えているうちに、アラカブ達が棲むと思われるポイントに到着しました。水深30メートルくらいの地点に船を止めて、アラカブ釣りの準備をします。

親切なフィッシングガイドさんに教わりつつ、アラカブ釣りにチャレンジ!

今回特別にガイドをしてくださった北九州市職員の假水(かりみず)さん。ありがとうございました!(てっきりタカミヤの方かと勘違いした程、釣りへの深い愛を感じました・・)
早速、釣り竿や餌など、釣りの準備に取り掛かります。㈱タカミヤの黒石さんをはじめ、今回だけ特別に対応してくださった北九州市職員の假水(かりみず)さんらが、フィッシングガイドとして、釣り方のコツはもちろん、竿に餌を付けてくださったり、釣った魚の針外しから根掛かりの処理まで、懇切丁寧に対応してくださいます。「魚が怖くて触れない~!」「餌がつけられない~!」という方でも安心して釣りにチャレンジできますね。
教えて戴いたアラカブ釣りのコツは、「おもり」が底についた感覚をまず知ること、「おもり」が底についたら、少しだけ糸を巻いてあげて、底すれすれのところで、20秒に1回くらい竿を上に引き上げて魚を誘うアクションをしてあげること・・・、と説明している傍からアラカブが釣れてしまうガイドさん。さすがです。
教わったとおり、「おもり」が底に着くまで、ゆっくり沈めていきます。“コン"と底に着いたような感覚がしたら、少し糸を巻いて、しばらく待ちます・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
と、ぐぐっと竿がしなって、ずしりと重たい手ごたえ。
こ、これは!とにかく必死にリールを巻きます!

あっ!!!!!!!!!!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
つ、つ、つ、釣れたあああああああああああああああああ!!
アラカブです!!
アラカブです!!

アラカブって、こんなに簡単に釣れるんだー・・・・。
これは楽しいーーーーーーーーーー!!!釣り糸を海底まで垂らして、時々、上下に竿を振るだけで、いとも簡単にアラカブが釣れるなんて!
その後は、二人とも味を占めて、すっかり釣りに夢中に。

餌やおもりが外れても、ガイドさんが丁寧に取り付けてくれます。
釣り竿のライン同士が絡む"お祭り"状態になっても、ガイドさんが手際良くほどいてくれます。
針が岩場に引っかかってしまっても、ガイドさんがささっと外してくださいます。
もう間違って「お母さん!」と呼んでしまいそうになるくらい、ガイドさんが懇切丁寧にお世話を焼いてくださったおかげで、本当にストレスなく釣りを楽しむことが出来ました。
(むしろ私達がガイドさんのストレスになっていそうで心配ですが・・・(;^_^A

アラカブ釣りって楽しい!!!

獲ったどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
アラカブ釣りって本当に楽しいんです!
なによりも、魚が針に掛かって、魚の重みで竿が大きくしなる瞬間がたまらなく刺激的!おもりを海底深く沈めているので、釣り糸を巻きあげるまでちょっと力が要りますが(電動で釣り糸を巻きあげてくれるリールが付いた竿もあるそう)魚を釣り上げた瞬間の喜びは、何物にも代えがたい!
思わず「獲ったどーーーー!」と叫びたくなっちゃいます。
獲ったどーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
深海から引き揚げたショックなのか(?)、ぷかぷかと浮いているアラカブたち・・・。

そうして、何度か船を移動させて、アラカブがいるポイントを変えながら、私達は、みっちり3時間アラカブ釣りを楽しんだのでした。
もっともっと、釣りたかった~!
この日は、天気が荒れていたこともあって、釣れない方だったそうなのですが、初心者の私達でも、上の写真のとおりの釣果でした!
なお、関門海峡は潮の速さが刻一刻と変わるのですが、1日2回の潮が止まるタイミングで大物が爆釣できるそう。タイミングが合えば、なんと1人40匹くらい釣れることもあるそうで・・いっぱいお土産にできちゃいますね!

いつもはこれくらい釣れるそうですよ!

ざあざあ降りの大雨の中、港へと戻ります

壁のサイン、高橋哲也さんって誰なんだろう・・(あとでグーグル先生に聞いたら有名な釣り師の方でした)
それでは帰路につきます。
帰りはざあざあ降りの雨になってしまったのですが(晴れ女のはずのにおかしいな・・)、「宝生丸」の揺れ防止装置のおかげか特段大きな揺れも感じず、「このジャケットは防水だから大丈夫なんだ!」と言って、敢えて大粒の雨に打たれ続けるイノセンスな假水さん微笑ましく横目で眺めながら、船室のソファでテレビを見て快適に過ごしました。
釣りの楽しみももちろんですが、船に乗って開門海峡の美しい景観を楽しんだり、ソファに座ってみんなでワイワイと談笑をしたり、クルーズ的な楽しみ方もありますね。
(はっ!そういえば、釣具のポイントの公式キャラクター「ポイン太くん」って、アラカブに似ている気がする・・!)などと、どうでもよいことを考えているうちに港へ帰着しました。

釣りのあとのお楽しみ、「照葉スパリゾート門司店」のスパでリラックス!

港に着いてから、お世話になった船長の山崎さんや㈱タカミヤの黒石さんと別れ、港から歩いて数分の「照葉スパリゾート門司店」へ向かいます。もちろん、こちらでの入浴も「釣りいこか倶楽部」のプランに組み込まれているのです。
こちらで、雨で少し冷えてしまった身体をしっかりと温めます。海を一望できる露天風呂や指圧風呂、電気風呂、女性には嬉しいシェイプアップバスなど、バラエティに富んだお風呂があり、すっかり身も心もリラックスできました。とても綺麗な店内で、岩盤浴やエステ、15,000冊もの漫画コーナーやキッズスペースもありました。家族でも楽しめますね!
そしていよいよお待ちかね、私達が釣ったお魚を調理していただけるレストランに向かいます。
照葉スパリゾート門司店

福岡県北九州市門司区大里本町3丁目13番26号

https://terihaspa.jp/moji/

「海峡レストランぶぜん」で、いざ釣魚をいただきます!

到着したのは「海峡レストランぶぜん」。某グルメサイトで3年連続回転寿司日本一に輝いたことがあるという、本格回転寿司の「京寿司」の姉妹店だそうです。
これは、期待できそうですね!!

海峡レストランぶぜん

福岡県北九州市門司区大里本町1-10-7

https://kyousushi.co.jp/group/buzen.php

店内は海のすぐそば、笑顔の素敵な店員さんへ、オーシャンビューの個室に通していただき、待つことしばし。長テーブルの上に、次から次へとやってきました、私達が釣り上げたアラカブ料理が盛り付けられたお皿が・・。
【アラカブのお刺身】
まぐろの赤身の奥にあるちりちりとした細い白身の刺身が、あらかぶの刺身です。初めて食べましたが、こりこりとした触感で、繊細な甘さ。これは・・・美味しいっ!!
【アラカブのから揚げ】
骨までさくさくと食べられるアラカブの唐揚げ。香ばしくて、旨味がある!何匹でもぺろっと食べられちゃいます。これは、ビールがぐびぐび進んじゃうやつですね!
【アラカブの味噌汁】
優しいお味噌の味と淡泊なアラカブの味がよくマッチしていて、ほっと癒されます・・あ~幸せ~~~
このほかにも、アラカブの寿司や、すき焼き、瓦蕎麦、鯛めし、最後には栗ようかんのデザートまで。舌鼓を打ちながら、あっという間にぺろりと平らげてしまいました。味の美味しさはもちろんのこと、やはり自分で釣ったお魚が、その日のうちにこんな美味しい料理に変身して食べられるって感動です・・。
今回体験したプランは日帰りでしたが、「釣りいこか倶楽部」では宿泊プランもあるので、お酒と一緒に料理を愉しみたい方も、大丈夫!北九州市は小倉城や門司港レトロ、平尾台など見どころもたくさんあるので、次の日はゆっくり観光を楽しむのも良いですね。また、レストランはこちらの「海峡レストランぶぜん」以外にも色々なレストランと提携されているそうなので、食べ比べしてみるのもアリですよ!

今回はアラカブ釣りでしたが、時期によってこんなお魚も狙えるそうです!

こちらの素敵な笑顔のナイスガイが釣人創出室課長の黒石さんです
関門海峡は、四季折々でいろんな魚に出会えるそうですが、こんな大物も釣れるそうです!
写真は、幻の魚と言われる「キジハタ」(アコウ)!大きい!!こんな大きな魚が釣れたらみんなに自慢出来ちゃいますね!
こちらは「宝生丸」山崎船長の奥さまです。格好良い! 
巨大なヒラメ!!もはやエイリアンに見えるレベルの大きさです。
一体、何人分の煮つけができるんでしょうか・・・

大満足の「釣りいこか倶楽部」でした!

釣ったお魚の種類次第ではこんな豪華な舟盛りも!
今回参加した「釣りいこか倶楽部」のプログラムは、初心者でも楽しめる様にサポートがしっかりされていて、全くの手ぶらで釣りをやったことがない人でも、安心して楽しむことが出来ました。何より、自分で釣った新鮮なお魚を、その日中にレストランのシェフに調理していただき、美味しく食べられるということに感動!身も心も大満足です。すっかり船釣りの魅力に取りつかれた筆者は、次は大物を釣って、舟盛りにしてもらおうと目論んでいます!
時期や狙う魚、遊漁船などによって料金は変わってくるそうですが、手ぶらで乗船して釣り+スパ+釣魚料理のパックでおひとり1万3千円くらいからだそう。値段だけ聞くと「高いんじゃないか」と思われるかもしれませんが、本プランに参加した方は、「ここまで充実した内容で1日楽しめて、この金額はかなりお手頃!」と言われる方が多く、リピーターの方も多いそうですよ。(※一般的に、遊漁船の乗船料だけで1人1万円を超えることもあるようです)
釣ってよし、食べてよし、開放的な海の上で、身も心もリフレッシュできるこのプラン。ぜひ、家族や友達同士などの思い出作りに、みなさんも体験されてみてくださいね。
【「釣りいこか倶楽部」のお問い合わせ・ご予約】
北九州釣りいこか倶楽部事務局
お電話 080-9067-5833
ホームページ https://tsuri-ikoka.com/

メール    info@tsuri-ikoka.com

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