田川の新名所！動くトリックアートで特撮気分！
福岡
更新日：2021年04月13日
福岡県の中央部に位置する田川市は、自動車で、福岡市からは約50分、北九州市からは約30分。炭坑節発祥の地としても知られ、筑豊最大の炭都として栄えた歴史ある街です。その田川市に、トリックアールが登場！今回は不思議なトリックアールを巡る旅へご案内します。
炭鉱の町で体験する新しいトリックアート
日本の産業革命に大きく貢献した炭坑の町、田川。現在でも二本煙突や伊田竪坑櫓など、当時の姿を伝える歴史遺産が残されています。2018年には、三井田川鉱業所伊田坑跡を含む「筑豊炭田遺跡群」として国指定史跡に指定されました。「炭坑節」でも歌われる二本煙突は、「二本煙突と月」の美しさが評価され「日本百名月」にも選定されており、田川のシンボルとして市民に愛されています。そんな歴史ある田川市に、2021年2月、5つのトリックアールが誕生しました！トリックアールとは、トリックアートにＡＲ（仮想現実）を掛け合わせたもの。目の錯覚を利用して不思議な体験が楽しめる今までのトリックアートだけでなく、スマホに専用アプリをダウンロードしてトリックアート作品にかざすことで、スマホの中で作品が動き出すという、なんとも不思議で楽しい体験ができてしまうのです！
駅の壁からSLが飛び出してくる？！
まず一つ目は、田川伊田駅に設置されたトリックアール。JR九州の日田彦山線と平成筑豊鉄道の伊田線、田川線の3路線が乗り入れている田川伊田駅。駅舎のとなりの作兵衛トンネルを抜けると・・・
まるで壁から飛び出してくるかのようなSLが登場！
かつては石炭を運ぶため、炭坑と主要駅を結んでいたSL。当時の勇壮な姿がよみがえります。ARでは、なんとSLが勢いよく動き出します。迫力あるARをぜひ楽しんでみてください。
あなたもサーカスの一員に？！
続いて、桜の時期には約千本のソメイヨシノが咲き誇る丸山公園に設置されたトリックアール。かつては小さな動物園やサーカスもやってきたという丸山公園にちなみ、動物サーカスのトリックアールが登場です。うまくボールに乗って、あなたもサーカスの一員に！ARでは、クマやサルが動き出し、楽しさいっぱいです。
巨大パプリカ狩りに挑戦！
二本煙突や伊田竪坑櫓など見どころが多い石炭記念公園には巨大パプリカのトリックアールが登場。大きなハサミで巨大パプリカを収穫するポーズをとったり、手前のパプリカに上手に座ることができるかな、とみんなでワイワイと楽しめます。ARでは切っても切っても大きく育つパプリカの中から、チロルチョコが飛び出してくる仕掛けで、こちらもみんなで盛り上がって楽しめそうです。
フワフワと空中散歩へ？！
かつての炭鉱住宅の間取りをタイルで表現した、炭鉱住宅モニュメント。こちらには、フワフワと浮かぶハートの風船と、桜が満開のなんともかわいらしいトリックアール。桜の向こう側に、田川のシンボル二本煙突を臨みながら、まるで空中散歩をしているかのような不思議な写真を撮ってみよう。
火山のマグマの中に落ちちゃう！
最後は、およそ150ヘクタールもの広さを誇る田川市中央公園。二本煙突や香春岳を見渡せるこちらの展望台の上に、なんと火山が出現？！はしごを上手に渡って、落ちないように注意して！ARでは火山が爆発するという、迫力あるストーリーが楽しめます。こちらも盛り上がること間違いなしです。
ARでどんな体験ができるのかは、現地でのお楽しみということで詳細は省きたいと思うのですが、「それだと全くイメージできない」というお声もあるかと思いますので、特別に少しだけ！下の写真のように、燃えさかる炎のなか、噴火の爆発音が鳴り響き、真っ赤なマグマが現れ、そして最後は冷えて固まった溶岩になるというアニメーションが展開します。写真を撮って楽しむこともできますし、アニメーションに合わせてリアクションする動画撮影もおすすめです。
田川市にはこのほかにも、おすすめのアートスポットなどフォトジェニックな見どころが盛りだくさん！田川市に現れた5つのトリックアールを巡りながら、じっくりと田川市を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ARアプリは、各トリックアール作品のそばに設置されたパネルに記載されたQRコードからダウンロードできますよ。見て楽しい不思議な世界を、ぜひ味わってみてください。
たがわトリックアール (tagawa-trickart.jp)
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