絶品グルメから温泉、自然体験まで一日中たのしめる「福岡県八女・柳川・筑後エリア」
福岡
更新日:2022年10月27日
福岡県観光の人気スポット「柳川・八女・筑後・みやま」をご紹介。柳川の川下り、可愛い恋木神社、八女の壮大な茶畑を一望できる展望台など、初めて福岡に行くなら抑えておきたい鉄板スポットを紹介します。グルメでは、定番のうなぎや八女茶、ここでしか味わえない珍味ワラスボ、そしていま話題のクラフトビールなどの魅力もお伝えします!
柳川といえばまずはコレ!昔と変わらぬどんこ舟による「川下り」
柳川城のお堀が今も数多く残され、独特の景観をつくりだしている柳川。水郷の町として知られ「水の郷百選」「かおり風景100選」にも選ばれています。かつて城下町として栄えた柳川の歴史や文化を知ることが出来る街あるきは、柳川観光の定番で、旧藩主居宅「御花」や北原白秋の生家をはじめ、城下町の面影を感じることができます。
水郷柳川に来たら是非体験していただきたいのが「川下り」。船頭さんの軽快なトークと、船頭さんが歌う童謡を聴きながら進みます。途中、屈まないと通れないような低い橋の下を通ったり、水上の売店でお買い物をしたりと約70分があっという間に過ぎます。
お堀から眺める柳川の街並みも素敵で、「あ、ココに後で行ってみよう!」と気付くことも多いので、柳川に着いたらまずは川下りをするのがオススメです。
春は桜、初夏は菖蒲、夏はライトアップしたトンネルが楽しめる納涼船、秋は観月船や紅葉、そして冬はこたつ船など季節毎に違った景色に出会えます。
柳川名物といえば!「うなぎのせいろ蒸し」は必食!
川下りとともに柳川を訪れたら是非味わってもらいたいのがうなぎ料理。なかでも、うなぎの「せいろ蒸し」は他では味わうことができないことできない名物料理です。
生のうなぎをまるごと焼いてはタレにくぐらせるという工程を繰り返すのが柳川スタイル。タレに凝縮したうなぎの旨味が染み出していくのが特徴です。
焼き上げたうなぎを食べやすい大きさにカットし、あらかじめ蒸してあった白米の上にのせて、ふたたび蒸し上げます。焼き上げたうなぎをさらに蒸すことによって、香ばしいうなぎに、ふっくらとした食感が加わります。電子レンジなどがない時代に、一度冷めてしまったものでも、できたてと同じような味わいを楽しんで頂けるようにと先人が編み出した調理方法と言われています。
ちなみに、うなぎの開き方は関東と関西で違っており、関東では背開きが主流なのに対して、関西では腹開きが主流となっており、柳川は関西の流れを受けて腹開きとなっております。
関東と関西うなぎ開き方のいわれ
関東では、背開きが主流です。そのルーツは、昔の関東は武士道精神が根付いた文化で、腹開きは=切腹を意味する物として好まれず、背開きになったというのが有力な説です。関西では、腹開きが主流です。昔から商人の町として栄えてきた大阪は「お互い腹を割って話しをしよう」そんな意味合いがうなぎのさばき方に反映されたものらしいです。
柳川 川下り・鰻せいろ蒸しの大東エンタープライズ
福岡県柳川市城隅町18-9
https://daitoenterprise.com/
絶やすな!絶品柳川グルメ「絶メシ」も是非!
柳川では、地元民がオススメする絶品グルメを紹介する「絶メシ」が紹介されています。ラーメンや定食、お好み焼きやお団子、お菓子など、地元の名店が沢山。
写真はその中の一つ「喜よし食堂」のちゃんぽん。柳川名物・川下りの終着点である沖端地区の水路沿いに佇むお店です。地元から愛され、60年以上続くお店の人気メニューのちゃんぽんは、和風の出汁をベースにしつつも、しっかりとした野菜の美味しさを味わえます。11時〜14時頃と、1日に3時間のみという短い営業時間なので、是非とも味わっていただきたい一品です。
観光案内所にはお土産もたくさん!ワラスボも味わえる!
水郷柳川の中心部に佇む柳川観光案内所。レンタサイクルの受付などもこちらで、広々としたスペースには柳川のお土産がズラリと並びます。
そんなお土産の中でもひときわ目を引くのが「有明海のエイリアン」ともいわれるワラスボ(※スズキ目ハゼ科に属する魚で、日本では有明海にのみ存在している非常に希少価値の高い魚)の干物。
見た目はちょっとアレですが、「一度食べるとやみつきになる」「炙るとエイヒレみたい」と言われています。
ちなみに、柳川にある夜明茶屋ではワラスボの活造りも味わえます。(※ワラスボの入荷は当日要確認)
炭酸泉が特徴の「船小屋温泉」でゆっくりと温まろう!
柳川市のお隣、筑後市には古くから湯治場として人気の「船小屋温泉」が。中でも日本一の含鉄炭酸泉としても知られる船小屋鉱泉は、「砂糖を入れたらラムネになる」と言われるほど。鉱泉場にはコップが置いてあり、無料で飲む事も、汲んで持ち帰る事もでき、県外からも大勢の人たちがこの鉱泉を汲みに訪れます。
筑後広域公園内にある「恋ぼたる」。温泉館に溢れるのは茶褐色の「マグネシウム・ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉」のお湯。その長い泉質名が示すとおり、マグネシウム(347.2mg)・ナトリウム(594.3mg)・カルシウム(454.6mg)と含有量が非常に多いのが特徴です。独特の「にごり湯」は、炭酸濃度が多く含まれているため、入浴後もいつまでもポカポカします。
写真は、恋ぼたる温泉館に備わる足湯。物産館も隣接しているので、ここで温泉に入って、お土産を買ったりもオススメです。
【営業時間】10:00〜21:00(最終受付20:30)
【休館日】毎週火曜日(5日・15日・25日または祝祭日が火曜日の時は翌水曜日が振替休館)
こちらは恋ぼたるとほど近い場所にあり、樹齢350年を超す大楠林と矢部川を望む展望浴場が人気の「ホテル樋口軒」。
炭酸を多く含んだ船小屋鉱泉の水風呂を併設する貸切半露天風呂も備わります。
【展望浴場営業時間】11:00~16:00(15:00受付終了)
【料金】大人 700円 / 子供 400円(0才~小学生まで)
【貸切半露天風呂】11:00~20:50 (20:00 受付終了)
【料金】2名様(50分) 2,000円~
地元人御用達!長田鉱泉場(ながたこうせんじょう)
筑後市のお隣、みやま市長田にも鉱泉水を汲むことができる施設が。日本有数の炭酸含有量で、地元はもちろん、遠方から訪れる愛飲家がいるほど。レトロな建物の中には汲み場が備わり、20円と100円の蛇口があり、20円の方は1.5Lのペットボトルで3本程度の量です。
長田鉱泉場近くにある売店「長田鉱泉場ふれあい館」では、鉱泉水を用いた地元産の炭酸飲料「コガ・コーラ」も販売中!
甘さが強く、酸味はやや控えめでまろやかな、どこか懐かしい、優しい味の良質なコーラをお楽しみください。
長田鉱泉ふれあい館
福岡県みやま市瀬高町長田2662-2
恋の神様をまつる恋木神社(水田天満宮)
九州二大天満宮の一つである水田天満宮。菅原道真を祭神とした歴史ある神社で、古い社らしく楠の老樹が茂り、本殿、石鳥居は県重文文化財にも指定されています。
境内末社が多数ありその中の一つに「恋命(こいのみこと)」を祀る恋木神社があります。「良縁幸福の神様」「恋の神様」として親しまれ、若い女性を中心に連日参拝客が訪れる人気のスポットになっています。
温泉×地ビール×地域密着型複合施設「べんがら村」
カフェやビアレストラン、セレクトショップ、サウナ・温泉施設、フィットネスジムなども併設し、一日中楽しめる場所です。
そんなべんがら村で味わいたいのが隣接する八女ブルワリーで作られる「クラフトビール」。1998年から続くクラフトビールは、八女の特産品をブレンドした風味豊かな味で、ピルスナーや深蒸しIPA、ゆったりブラック、ぶどうIPA等のレギュラーラインナップの他にも季節限定のフルーツビルも揃います。
べんがら村内のクラフトビールの醸造体験ブースでは、世界にひとつだけのオリジナルビール造りを体験することも可能です。
国選定重要伝統的建造物群保存地区でもある八女市「福島地区」
土蔵造りが多く、商家的な色彩と職人の工房的な色彩を併せ持った、江戸、明治、大正、昭和初期の伝統様式の150軒ほどの建物が旧往還道路沿いに連なっています。昔ながらの雰囲気が心地よい街並みを歩くと、所々にオシャレなお店が。ついつい足を踏み入れたくなる街を散策してみてください。
横町町家交流会館では、明治からの造り酒屋の建物を整備して作られた八女・福島の歴史と魅力が堪能できます。
なかでも、伝統の八女すすり茶を丁寧に教わり、味わうができる体験は貴重です。
江戸時代、物産集積地として栄えた八女。豊かな自然に囲まれた中、仏壇、提灯、石灯籠、手すき和紙などの伝統工芸も多く、職人の技が生きています。
八女茶の葉っぱが生まれる「八女中央大茶園」。展望所から見える景色は、八女市はもちろん、有明海や島原半島も見渡すことができ、絶景スポットとしても人気です。
おわりに
いかがでしたでしょうか?今回ご紹介させていただいたスポットに関しては、動画でも紹介しておりますので、ぜひこちらもご覧ください。
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