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名実ともに新たな名物に!「宮崎餃子」の人気店を一挙紹介!

総務省が発表した2022年の家計調査で、1世帯(2人以上)あたりの年間支出額が、2年連続で日本一となった宮崎市の餃子。宇都宮市、浜松市という“強豪”を抑えた快挙を機に、宮崎県内の餃子に注目が集まっています。そこで今回は、おすすめの専門店からこだわりの一品を紹介していきます。

創業時から受け継がれる逸品で乾杯!「餃子専門店 黒兵衛」

餃子(8個600円)
宮崎市の繁華街、通称・ニシタチで長年愛され続けている「餃子専門店 黒兵衛」。満州で餃子の製法を習得した先代が延岡市で創業し、息子である現在の店主が、1979(昭和54)年に宮崎市内にお店を構えました。2019(平成31)年には、ここから歩いて3分ほどの場所に、支店の「黒兵衛 中央通り店」も誕生しています。気になる「餃子」(8個600円)は、先代の製法を守って皮と餡を手作り。ラードを使って焼かれていて、こんがりきつね色になった皮を一口噛むと、焼き面はパリッと、もう片面はモチっとした食感を楽しめます。そして後を追うように、合挽肉やキャベツ、タマネギ、ニラ、ニンニクといった具材の旨味が口いっぱいに広がります。
「餡の水分が皮に吸収されないように」と、作り置きをせずに店内で手包みしているのも特徴です。カウンターに腰掛けて、手際よく具材を包む様子を眺めたり、鉄鍋で餃子がジュージューと焼ける音を聞いたりしていると、自ずと期待が高まります。
壁には、これまでに訪れた有名人のサインがずらりと並び、お店の人気ぶりを物語っています。事実、開店すると次から次にお客さんが訪れ、12席のカウンターはあっという間に満席状態に!メニューは餃子とドリンクのみで、ゼロ次会や飲みの締めとして、ビールと一緒にサクッと食べて、お店を後にするお客さんも多く見られます。
お店は一番街のアーケードを抜けた先にあり、黄色の軒先テントと赤の暖簾が目印。店先でアツアツの焼きたてをテイクアウトできるので、宿泊先や自宅でゆったり味わうのもいいですね。
餃子専門店 黒兵衛

宮崎県宮崎市千草町1-1

http://www.miyazaki-kurobee.com

半世紀以上に渡り地元民から愛される老舗「餃子の馬渡 高鍋本店」

焼餃子(8個480円)
高鍋エリアの餃子の名店としてよく名前が挙がるのが、1967(昭和42)年創業の「餃子の馬渡(まわたり) 高鍋本店」です。創業時の味を守る「焼餃子」(8個480円、12個720円)は、製法はもちろん、素材にも並々ならぬこだわりが見受けられます。キャベツやニラなどの野菜は、地元を中心に国産のものを使用。肉は宮崎県産黒毛和牛と宮崎県のブランドポークを配合した合挽き、さらに皮は九州産の小麦を独自にブレンドしています。
餃子は、50年以上も使い続けているという鉄鍋でしっかり蒸し焼きに。もっちりとコシのある皮の食感と素材の旨味が、存分に引き出されています。また、焼く際に使用するラードは、宮崎県産豚の腹脂を自社で炊き出して精製。くどさがなく、脂の旨味とサクっとした歯応えがクセになりそうです。
手羽餃子(1本270円)
焼餃子の人気もさることながら、「手羽餃子」(1本270円)もリピーターの多い一品です。カリッと揚げた手羽先の中に具材がたくさん入っていて、ビールのお供にもぴったり!ほかにも、塩と相性抜群の「揚げ餃子」(8個480円、12個720円)、もっちりとした食感が際立つ「水餃子」(8個480円、12個720円)、自家製の厚皮をラードで揚げた「皮せんべい」(5枚160円)なども要チェックです。
店内は、気軽に利用しやすいカジュアルな雰囲気。小上がりの席があるので、小さなお子さん連れでも安心です。餃子が焼けるライブ感を味わうなら、カウンター席がおすすめです。
おつまみや、「餃子定食」(840円)などの定食メニューも揃うので、居酒屋としても食事処としても重宝します。各種餃子はテイクアウトできるほか、生・冷凍餃子も購入可能。さらにホームページでも冷凍餃子のお取り寄せが可能です。
餃子の馬渡 高鍋本店

宮崎県児湯郡高鍋町北高鍋洗井5180

https://mawatari.net

小さくても素材の旨味と店主の情熱がぎっしり!「一口餃子の大明神」

餃子(20個800円)
宮崎餃子のなかで他店と一線を画すのが、ニシタチエリアにある「一口餃子の大明神」です。店主が「宮崎で見かけない一口餃子を」と、博多で食べた餃子を母と親子二人三脚でアレンジ。試行錯誤を経て完成させたのが、幅わずか3センチほどという、博多餃子をさらに小さくしたものでした。小ぶりとはいえ、皮の中には、豚と鶏の合挽肉に、ハクサイ、ニラ、タマネギ、ニンニクなどを混ぜた餡がぎっしり。何も付けなくても味がしっかりありますが、自家製の柚子胡椒やレモン果汁で食べても絶品です。
餃子は、ひとつひとつ丁寧に手包み。薄皮ながらもモチっとした食感があり、焼き目は強火でパリッと仕上げられています。また、素材の旨味を引き出すために冷凍庫で寝かせており、噛むとタマネギの甘みがしっかりと感じられます。一人前は、20個で800円。20個と聞くとかなり多く感じられますが、一口サイズなのであっという間に完食できます。お腹が空いている時や混雑時は、まとめてオーダーしましょう。
手羽先(1本150円)
隠れた人気メニューの「手羽先」(1本150円)もお見逃しなく。醤油ベースのタレが醸す、こんがりとした風味が印象的です。冷えた状態で提供されるので、2本、3本とパクパク食べられ、餃子とともに思わずビールが進みます。
カウンター7席、小上がり8席を設けた店内。庶民的な雰囲気で肩肘張らずに過ごせるため、一人でもふらりと利用できます。運が良ければ、日替わりのおつまみメニューが登場することもあります。
赤い提灯にあかりが灯ったら開店。飲屋街にあり、2軒目として訪れるお客さんも少なくないそうです。また、テイクアウトだけの利用も可能です(30分前までに要予約)。
一口餃子の大明神

宮崎県宮崎市上野町7-7 石井ビル1F

https://daimyojin.com

消費量2年連続日本一を受け、チキン南蛮、宮崎牛、地鶏と並ぶご当地グルメになりつつある宮崎餃子。野菜や牛、豚などの農畜産業が盛んな宮崎県には、ほかにもおいしい餃子のお店がたくさんあるので、食べ比べを楽しんでみませんか?

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