1day

神秘的な長崎の野崎島へ!
旧野首教会もあるノスタルジック観光ツアー

長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

ルート地図

歴史と自然を存分に感じられる島でのんびり観光をしてみませんか?
長崎県の五島列島にある神秘的な「野崎島」へ。
佐世保から船で3時間ほどかけ小値賀島へ行き、また船に乗ること30分程度で野崎島へ到着します。

野崎島は、人口1名の島。かつてキリシタンたちが暮らしていた島で今は人口1名の島。
廃墟が立ち並び、ノスタルジックな雰囲気です。
世界遺産の旧野首教があり、雄大な自然や海などの観光スポットも揃っています。

たくさん歩くので、スニーカーなど歩きやすい靴が良いでしょう。
また、野生動物や虫、落石などの危険が伴う箇所もあるため、動きやすく露出の少ない服装で行きましょう。 虫よけスプレーがあるとより良いです!

※渡航する前に、NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会に事前連絡が必要です。

※2018年11月時点の情報です。

START■小値賀港 → Spot1■野崎港 → Spot2■野崎島 廃村跡 → Spot3■野首海岸 → Spot4■旧野首教会(※遺産) → Spot5■野崎島自然学塾村 → Spot6■里道トレッキング(※遺産) → Spot7■舟森集落(※遺産) → Spot8■野崎港 → GOAL■小値賀島
START小値賀港
船
小値賀島~野崎島「はまゆう」乗船 30分

Spot.1野崎港

船に揺られること約30分、野崎島に到着しました。
港の目の前に野崎島ビジターセンターがあります。
どこに行くのか決めたり、地図をもらったりしましょう。
野崎島はスマホの電波が繋がりにくいですが、場所によってフリーWi-Fiがあるので安心!
また、野崎島にはコンビニやスーパーがないので、小値賀で食料や飲料水は買っていきましょう。
それでは冒険スタートです。

DATA

町営船「はまゆう」
・1日2便 小値賀7:25発-野崎8:00着、小値賀14:30発-野崎15:05着
※運行状況は時期により変動します
※14:30の便に乗ると、当日の小値賀に帰る便はありません。
※野崎島内の宿泊場所は、「野崎島自然学塾村」のみ。
徒歩
徒歩20分

Spot.2野崎島 廃村跡

まず見えてくるのはこのエリア。
昔は村があった場所で民家が残っています。

以前は、野崎・野首・舟森の3つの集落があり、多い時には650人もの人が生活していたんだとか。
野首や舟森では潜伏キリシタンが入植し、密かに信仰を継承していましたが、1966年に舟森集落、1971年に野首集落が廃村になってしまったそう。

この緑が生い茂った場所では、人が住んでいた温かさや温度感を感じて不思議な感じに。
野崎島の歴史が垣間見える場所です。
※廃屋の私有地は許可なく立ち入らないでください。

歩いていたら…、野生の鹿(ニホンジカ)と出会いました!
この野崎島には鹿が多いそうで、
自然と共存している島ですね。
まるでジブリの世界に迷い込んだかのよう。
※鹿にエサを与えないでください。

Spot.3野首海岸

旧野首教会へ行く途中、高台から見られる広大な海。
白い砂浜とコバルトブルーの海がとても綺麗です。
日によっては、こんな美しいビーチを
独り占めできちゃいます。
誰もいないビーチでゆっくり海を眺めるのも素敵。
あえて旅先で考え事をしてみたり。

徒歩
徒歩15分

Spot.4旧野首教会長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

野崎島のシンボル、神秘的な旧野首教会へ。野崎島から徒歩30分ほどで着きます。
長崎県指定有形文化財かつ、世界遺産に認定されている旧野首教会。
明治41年に建てられた教会で、建設したのは九州の数々の教会を作った鉄川与助さん。
普段は鍵がかけられていますが、事前に連絡をすれば教会の中を見学できます。

教会の内部は、外観の力強いレンガ造りの雰囲気と異なり、天井が高くて広々としています。
こちらは野首・舟森集落に住んでいた17世帯の潜伏キリシタン達が、貧しい生活をしながらも作り出した資金で建設を依頼した教会。
禁教時代に弾圧を受けながらも守り抜いた教会はただ美しいだけでなく、力強さやキリスト教徒たちの思いを感じることができました。

光が教会の中に入り込み、どこを切り取っても息を飲むほどの美しさ。
繊細な光が教会内を包み込みます。

ステンドグラスのモチーフになっているのは、
椿の花でしょうか?
色とりどりでフォトジェニック。
静寂な教会でぼーっと時間を忘れて過ごすのもおすすめです。

DATA

  • 見学時間 9時~14時
  • ウェブサイト http://ojikajima.jp/nokubi
  • 連絡先 おぢかアイランドツーリズム
  • TEL 0959-56-2646 (9:00~18:00 年末年始を除き無休)
    ※教会内は撮影許可が必要です。

Spot.5野崎島自然学塾村

おすすめの休憩所は自然学塾村。
こちらは昭和60年に廃校となった
野崎小中学校を転用したもの。

野崎島にはごはんを食べるレストラン等がないので、小値賀島のスーパーでごはんを買って持ち込みましょう。

しかもこちらでは宿泊もできます。
料理に必要な道具・調味料は一通り揃っているので、食材を持ち込めば自炊もOKです。

そしてこの施設内には自動販売機も。
この島で、お金を払って物を買う場所はここだけなんだとか。

DATA

  • ウェブサイト http://ojikajima.jp/category/nozakijima/gakujyuku
  • 連絡先 おぢかアイランドツーリズム
  • TEL 0959-56-2646 (9:00~18:00 年末年始を除き無休)
    ※日帰り・宿泊ともに7日前までにご予約ください。
    ※ゴミは小値賀本島へお持ち帰りください。(生ゴミ以外)

Spot.6里道トレッキング長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

朝8時に到着して次の最終便は15時10分。
つまり野崎島で滞在できるのは最低7時間ほど!
時間に余裕があるので、おすすめのガイドツアーをご紹介。

「舟森トレッキング」(所有時間は約4時間30分)です。
ガイドさんの同行は必須で、野崎島の南端に位置していた舟森集落跡を目指します。
この山道は「里道」と呼ばれており、
世界遺産にもなっています。
汗だくになるので、予備のタオルも持って行きましょう。

トレッキング
トレッキング2時間

Spot.7舟森集落長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産

険しい道の先に待っているのは息をのむほどの絶景!
片道2時間ほどで舟森集落へ到着!

かつて潜伏キリシタンがひっそりと信仰を行ってきた地。
集落があったと思われる場所が広がっていました。

そして海の目の前には大きな十字架も。
記念碑として建てられたそうです。

舟森集落にいるのは、私と友達、ガイドさん3人のみ。
静かな場所でゆっくり休んでから、先ほどの自然学塾村へ戻ります。
「本当に素敵な場所に来たな~」なんて思いながら野崎島巡りはこれにて終わり。

Spot.8野崎港

歴史と自然を感じることのできる美しい島、野崎島。

日本が世界に誇れるスポットです!
感動の思い出と、野崎島で撮影した美しい写真をお土産に、小値賀へ戻りましょう。

周辺の島も魅力的なので、ぜひ巡ってみてくださいね。
あなたもきっと五島の魅力にとりつかれるはず。
長崎旅行を考えている方は、観光スポットの候補に入れてみては?

DATA

町営船「はまゆう」
・1日2便 野崎8:05発-小値賀8:25着、野崎15:10発-小値賀15:30着
GOAL小値賀港