肥後の石工の里・八代市東陽町にあり、石橋文化を現代によみがえらせ、それを活かして新しい地域文化を創造し、未来に伝えていきたいとの目的のもとに日本で初めての石橋および石工技術を伝えるユニークな資料館。石橋めぐりの前にぜひこちらで勉強を。石匠館の隣には名工・橋本勘五郎の生家がある。
緑川流域の石橋群の中で、最も有名な石橋のひとつ。豪快な水しぶきを上げる放水として有名だが、布田保之助をはじめとする多くの人々の尽力と、驚くほど綿密な計算そして技術力により造られている。
熊本にある石橋の数、約320基。中でも緑川は九州山地に源を発し、有明海に注ぐ流路延長76キロメートルの熊本県を代表する河川。支流も多く、これを合せた総延長は434キロメートル。流域には大小約80基の石橋があり文字通り石橋の宝庫だ。その理由として
㈰「種山石工」と呼ばれる石橋づくりの技術集団が今の東陽村にいた
㈪阿蘇火山と関係の多い加工しやすい凝灰岩が多い
㈫地域住民のことを大切に思うリーダーの惣庄屋がいた
㈬洪水の度に流されない石橋を必要とする厳しい自然環境であったことなどが挙げられる。
●歴史遺産No.25参照。「通潤山荘」のすぐ下に、あの通潤橋が横たわる。朝の散歩にもう一度ゆっくり通潤橋を見下ろし、見上げてみよう。
●由布院盆地の中にお湯が湧く。今や「行きたい温泉」の上位ランクの由布院。朝靄に浮かぶ風情がよい。風格ある一流老舗が全国に知られている。高品質の温泉。
●郷土料理はとりの湯引き。お土産用にはヤマメ、スッポンの川魚に、猪の肉などが加わる。柔道の山下選手は何を食べて育ったのだろうか。
●山間部の味としては、やはりイノシシ。食べ方はいろいろ、鍋、水炊き風に工夫をこらしている。大分県全域としては「だんご汁」。スイトン風のものが大分の特徴。黒牛の豊後牛の味は肥後牛と違ってサシ(脂身)がよく入っていて口に入れるととろけるようだ。