古き良き風情ただよう太宰府天満宮の参道は、食べ歩き&ショッピングにぴったりのメインストリート。その路地に入ると、昔ながらの町屋を活かしたカフェやショップが続々と誕生しています。古都の新しい魅力に出会えるプチ旅へあなたも出かけてみませんか?
太宰府駅を出て右側に曲がると、太宰府天満宮に続く参道「太宰府門前町」へ。天満宮とともに長い歴史をもつ門前町。幕末期の太宰府には京都から下った尊王攘夷派の公家の三条実美ら五卿が滞在し、薩摩藩の定宿もあったことから、西郷隆盛や大久保利通、坂本龍馬など明治維新の立役者たちが訪れました。参道沿いには、幕末期のエピソードを今に伝える建築物も残っています。
かつて数多くの偉人たちも歩んできた歴史ある石畳の参道はすがすがしく、なんだか心洗われる気分に。街の賑わいからも元気をもらえそうです。
まっすぐに伸びた参道の両サイドには、茶店やお土産物屋さんをはじめ、カフェ、和雑貨のお店などがぎっしり。気になるショップがところ狭しと並んでいて、ついつい立ち寄ってみたくなります。食べ歩き&買い物好きの心理をつくように、店先にはテイクアウトOKのご当地グルメや限定スイーツがもりだくさん!天満宮にお参りする前からもう手を出してしまいそうになります。“名物にうまいものなし"なんてコトを聞きますが、太宰府名物の「梅ヶ枝餅」は違います!子供から大人まで地元の人たちにこよなく愛されるおやつの大定番。もち米とうるち米を使った生地で小豆の粒あんを包み、こんがりと焼き上げられた、太宰府を代表する銘菓です。由来は菅原道真公にまでさかのぼるというからその歴史は実に1100年以上!!また、梅ヶ枝餅を食べると病魔を防ぐという言い伝えがあり、縁起物としても人気を集めています。
参道に一歩入ると、あちこちからただよってくる梅ヶ枝餅のこうばしい香り。参道から境内まで梅ヶ枝餅のお店がいくつも軒を連ねていて、その数はざっと30軒以上もあるそうです。基本的な作り方は同じですが、お店によってそれぞれ生地の厚みや食感、あんの甘さ、焼き方などが独自に工夫されています。いろんなお店の梅ヶ枝餅を食べ比べしてみるのも楽しいですね。茶店では、店内はもちろん、店先の縁台などに座って梅ヶ枝餅を食べることができます。ぽかぽかと気持ちの良い縁側は風通しも良いので、のんびりくつろげる雰囲気です。ここでぜひ試してほしいのが抹茶との組み合わせ。抹茶のほのかな苦味と梅ヶ枝餅の甘さが絶妙にマッチして相性ばつぐんです。お店によってはドリンクとのセットメニューもあるのでチェックしてみましょう。
梅ヶ枝餅は、1個から買えるので食べ歩きにもぴったり。ちょっと時間がたつと、しっとり柔らかな食感になり、焼きたてとはまた違ったおいしさが楽しめます。冷めてもおいしく、電子レンジやフライパンなどで温め直しもできるので、お土産やテイクアウトにも最適です。さらにお店の奥にある茶房の出入り口には非接触式の検温機器を設置するなど、しっかりと対策がとられています。また「皆様に安心して太宰府観光を楽しんでほしい」と、どのお店でも消毒や換気など衛生管理が徹底されています。
早春は梅、春は桜など、四季折々のゆたかな自然を感じられるのも太宰府散歩の醍醐味。なにげなく入った路地で思わぬ発見や出会いがあるかもしれません。Google Mapの読み込みが上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください。
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