新型高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」を徹底調査!
福岡
更新日:2020年12月14日
JR九州高速船の新型高速船「QUEEN BEETLE(クイーンビートル)」が完成し、その試乗会に参加してきました。
「移動そのものを楽しむ旅へ」というコンセプトを体現した、豪華ホテルのような船内の様子を紹介します!
クイーンビートルとは
2020年11月に完成したばかりの新型高速船「クイーンビートル」は、福岡~釜山を3時間40分で結ぶ、世界初の80m級のトリマラン(三胴船)で、定員は従来ビートルの約2.6倍の502席、全長は83.5mの大型の客船です。
「ななつ星in九州」「或る列車」など数多くの観光列車を手がけた水戸岡鋭治氏のデザインで、「夢・ロマン・情熱」を表現した赤く美しい船体は存在感があります。
船内は3階構造になっており、1階はスタンダードクラス席に加え共用ラウンジやキッズスペースがあり、2階はビジネスクラス席や免税店やキオスク、3階は展望室があり外のデッキに出て風を感じながら海を眺めることもできます。
乗船中のシートベルトは不要で、船内を自由に歩き回って楽しく過ごすことができます。
★公式サイト(
https://www.jrbeetle.com/queenbeetle/)
1階(メインデッキ)
1階には、スタンダードクラス席が348席あります。スタンダードクラスといっても、シート前後の座席間隔は104cmあるため、ゆったりと過ごすことができます。
豪華なホテルのような船内にワクワクがとまりません。
自由に利用できる共用スペース。飲食やおしゃべりなど、カフェにいるようなリラックスした時間が過ごせそうです。
生ビールや日本酒などのアルコール類や、フードメニューが販売される予定のカフェ&バー。海を眺めながらの生ビールは最高ですよね!
専用のキッズルームには、すべり台やボールプールがあり、子供たちが楽しく過ごせるようになっています。家族連れにはありがたいサービスで、これだと移動時間も苦にならないですね。入口が子供サイズなので出入りには苦労しました。
また、隣には授乳やオムツ替えなどができる授乳室もあります。
2階(アッパーデッキ)
2階には、ビジネスクラス席が120席あります。シートは2種類あり、シート前後の座席間隔はどちらも140cmもあるため、スタンダードクラス席よりも、よりゆったりとリラックスして過ごすことができます。
先頭には、展望スペースがあり、船内からも開放感のある眺めが楽しめます。
ビジネスクラスの座席の「客席A」、シートを後ろに倒すと、ゆっくり休めるように顔が隠れるようになります。プライベートな時間が確保できますね。AC電源やUSBポートも使用できるようになっています。
選りすぐりの逸品を揃えた免税店もあります。普段は忙しい方も、移動中にゆっくりとショッピングを楽しめそうです。奥には、お酒も豊富に取り揃えた専用スペースもありました。
クイーンビートルのオリジナルグッズも販売されていました。乗船記念につい買っちゃいそうです。
ビジネスクラス専用のキオスクもあります。日韓の老舗店舗監修によるこだわりの軽食やスイーツを提供予定。台湾のソールフード「魯肉飯(ルーローハン)」や、大分県産のかぼすひらめのちらし寿司などを予定しているとのこと。
通路など船内のいたるところに作品が飾られていて、歩き回るだけで十分楽しめます。
自転車置き場も完備。サイクリング好きにはうれしいサービスですね。
3階(サンデッキ)
開放的な景色が楽しめる3階の展望室(サンデッキ)。どなたでも利用できるので、ゆっくり海を眺めることをおすすめします。
展望室から外のデッキに出ることもできます。海風を感じながらの旅は、ロマンティックです!
操舵室も3階にあります
他にも
1階から2階へ階段のほかに、スロープでも上がることできます。ベビーカーでも楽に移動できますね。
今回は特別に、クイーンサンド(茄子や海苔のサンドイッチ)を頂きました。
移動時間から旅を楽しんでもらうことをコンセプトに設計された「クイーンビートル」は、細部まで楽しめるようにこだわっていて、家族連れや仲間との旅行、一人旅まで誰もが満足できるような客船でした。
現時点(2020年12月)では、就航日は未定となっていますが、少しでも早く再開し、皆様が楽しく乗船できることを祈っています。
※運行情報やチケット価格などの詳細は下記サイトをご覧ください。
https://www.jrbeetle.com/
地図を見る
Google Mapの読み込みが上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください。