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思わず撮りたくなる!フォトジェニックな大村・諫早ドライブ

長崎県大村市と諫早市、そして佐賀県太良町にも足を延ばして、知る人ぞ知るインスタ映えスポットを紹介します。カメラやスマホ片手にお出かけしてみませんか?

キラキラ輝くものは?ガラスの砂浜で撮影会

対岸に長崎空港を望む、大村市の森園公園。

まずは大村市森園公園内にある「ガラスの砂浜」。森園公園は長崎の空の玄関口、長崎空港のすぐ近くにあります。旅行の際には是非立ち寄ってもらいたいスポット!飛行機の離発着も目の前です。

造成前にあった砂より粒子が大きい再生砂にはアサリの幼生が着床しやすいそうです。
海岸に近づくと、日に照らされた海面がキラキラ、そして砂浜までキラキラ輝いています。ここではアサリなどが生息できる環境を整備して、増えたアサリで水をきれいにしようと、廃ガラス瓶から作られた再生砂で広さ約1hの浅場が作られています。使われているガラスはおよそ3000㎥。(10tトラック63台分!)
ガラスの容器や貝殻など、小道具を使って撮影するのもオススメ。

色とりどりの砂浜は幻想的な雰囲気。どこか違う世界を訪れているような気分になります。周りには記念写真を撮るカップルや、小さな手を引いて散歩に来る親子連れなど、入れ替わり立ち代わり多くの人が訪れていました。
朝、昼、夕と時間帯を変えると、また表情が変わった砂浜を捉えることができます。ちなみにこちらの海岸は遊泳禁止。また、ガラスは角を丸くするなど安全面に考慮されていますが、素足での立ち入りは十分にご注意を!

森園公園

長崎県大村市森園町148

https://www.city.omura.nagasaki.jp/kouhou/shise/shokai/shisetsu/koen/11.html

ファンタジーなフルーツバス停へようこそ!

「阿弥陀崎」のスイカバス停

さて次は諫早市へ。国道207号線を長崎県諫早市中心部から佐賀県太良町方面に車を走らせると、小長井町に差し掛かるあたりから巨大なフルーツがいくつも目に飛び込んできます。実はこれ、バス停なんです。「ときめきフルーツバス停通り」と名付けられた通りでは、国道沿いの殿崎から阿弥陀崎までの7.2キロに渡って、メロン、みかん、イチゴなどのフルーツ型のバス停たちが14基並びます(山茶花高原方面にもさらに2基)。

「畜産センター前」のみかんバス停。フルーツゼリーの「たらみ」工場の前!

フルーツバス停の始まりは1990年。その年に行われた「長崎旅博覧会」で、県外からくる観光客の心を和ませたいと、長崎との玄関口(佐賀との県境)である小長井町が整備したものです。

「井崎」バス停。付近には大きな建物がなく、開けた景色。

井崎バス停は「メロン」と「いちご」を同時にフレームに収められる人気スポット。「いちご」バス停の後ろには、訪れる人の目を楽しませようと地元の地域振興団体がコスモスやひまわり、菜の花の種を植えています。開花シーズンになると、花畑に囲まれたフルーツバス停を撮影することができます。

穏やかな有明海をバックにたたずむメロン。雄大な自然の中に可愛い人工の造形物が入り込んで融合した、不思議な空間です。

リンゴかと思ったら…「大久保」のつるりとしたトマトバス停。

トマトはフルーツかな…?厳密にはフルーツと言えないものもありそう。フルーツバス停のモチーフは、小長井町で生産される特産物なのだそう。

フルーツバス停をお土産に!

上に乗ったアイシングシュガーもカリリとおいしい。

『お菓子のいえCoCoLo』は「ときめきフルーツバス停通り」がある国道207号線にある洋菓子店。ここでは一口サイズのキュートなフルーツバス停のアイシングクッキーをチェック!

店舗外観。オレンジ色の屋根を目印に(写真左)。プチカップケーキ(各120円)やパウンドケーキ(各150円)など、焼き菓子も手頃な価格で種類豊富に揃います(写真右)。

「フルーツバス停クッキー」はベースの生地がチョコとプレーンの2種類があり、5個入り500円(税込)、3個入り340円、2個入り230円。口に入れると発酵バターの風味が口いっぱいに広がります。全て手作りなので、一つひとつの表情が違っていて、心がキュンとします。1週間以上日持ちするので、プレゼントやお土産にいかがでしょう?

左から時計回りにマロンケーキ390円、いちごタルト400円、こころ360円、いちごショート400円
そのほかにも可愛さとおいしさがぎゅっと詰まったケーキや焼菓子がたくさん。いちごは地元・小長井産のものを使っています。
お菓子のいえCoCoLo

諫早市高来町溝口84−1

https://okashinoiecocolo.crayonsite.com/

青い海に赤い鳥居が浮かぶ!海中鳥居

海中鳥居

フルーツバス停からさらに車を15分ほど北へ走らせ、最後は佐賀県太良町の大魚神社(おおうおじんじゃ)・海中鳥居へ。ここでは、満ち潮になると海中に浮かぶ幻想的な鳥居の姿を目にすることができます。

1700年頃に再興されたとされる大魚神社は鳥居から200mほど離れた場所にあります。

約300年前、住民たちは満潮時には沈んでしまう沖ノ島(太良町)に酔った悪代官を取り残し、懲らしめようとします。そこに大魚(ナミノウオ)が現れて代官を助けました。改心した代官は魚に感謝し、大魚神社の海中鳥居を建立するに至ったのが謂れです。

干潮時には、鳥居近くに海中道路も現れます。海中道路は漁業の人たちが使う荷揚げ用の作業道路(写真左)。満潮時には鳥居の上部まで海面が上がります(写真右)。

大魚神社・海中鳥居がある太良町は有明海に面した町で、「月の引力が見える町」と言われます。月の引力に関係する潮の満ち引きの差が、有明海では最大6mもあるのだとか。鳥居の景色もその時々で大きく変わります。干潮時には歩いて鳥居の下をくぐることが可能に。磯の道を進むのは不思議な心地です。夜明けや夕暮れ時などには荘厳な雰囲気が漂います。月齢カレンダーや時間帯をチェックして、とっておきの景色を見に行ってくださいね。

大魚神社の海中鳥居

佐賀県藤津郡太良町多良1874−9先

https://www.asobo-saga.jp/search/detail.html?id=281

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