子連れで遊んでお肉もたっぷり！熊本県大津町、南阿蘇村、高森町の「ファミリー肉LOVE旅」
熊本
更新日：2022年02月02日
2021年春に完成した「新阿蘇大橋」で結ばれている熊本県の大津町、南阿蘇村、そして高森町。自然いっぱいの阿蘇エリア、またはその玄関口であるこの3町村は、ファミリーにも大人気ですが、さらに美味しいお肉がたっぷり、多彩な料理で楽しめる「肉 LOVE エリア」でもあるんです。そこで今回は、各町村別に子連れで楽しめる遊びスポットに、イチオシの肉 LOVEランチやディナー、ところによっては立ち寄り温泉なども満喫できる3つの「ファミリー肉LOVE旅」をご提案します。
【大津町】ゾロが見守る公園で遊んで、道の駅の名物あか牛丼、ファミリーに人気の焼肉店で肉三昧
多彩な複合遊具と広い中央芝生広場を持つ大津中央公園
まずは、「肉 LOVE エリア」の東に位置する大津町から。子どもたちの多くはお肉より、実は公園のほうがLOVE？そんな彼らの期待に応えてくれる楽しい公園が大津町にあります。それが「大津中央公園」。
ロロノア・ゾロ、またの名を「海賊狩りのゾロ」
実は2022年の1月22日、中央芝生広場に人気漫画「ONE PIECE」に登場するあの剣豪の銅像が登場しました。
この方です！
熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎氏が描く人気漫画『ONE PIECE』と連携した復興プロジェクト『麦わらの一味「ヒノ国」復興編』(
https://op-kumamoto.com/ )。その一環として、県内各地に「ONE PIECE」に登場する麦わらの一味の銅像が建立され、今も復興のエールを送り続けています。ちなみに船長の「麦わらのルフィ」像は、熊本市の熊本県庁プロムナードにあります
そんな中、「遅れてすまん」とでも言うように、剣豪ゾロが、お肉だけでなく剣道も熱く盛んな大津町を応援すべくやってきました。ゾロに倣って3刀流の構えを取りながら、ぜひ、ご家族みんなで記念写真を！
大津中央公園
道の駅大津の物産館の左隣。テーブル席のほか、掘りごたつ式の座敷もあり
さて、お昼は大津中央公園から車で3分、国道57号沿いの「道の駅大津」で楽しんでみてはいかがですか？大津の特産品であるからいも（さつまいも）をはじめ、馬刺し専門店も２つあり、さらに熊本県内各地の特産品も一堂に会す「道の駅大津」。さらに熊本が誇るブランド牛「くまもとのあか牛」を活かした多彩なメニューを揃える、“よか"レストランも併設しています。その名も「あか牛レストラン 肥後郷土料理よかよか」。
あか牛丼1980円。丼の他、香の物、みそ汁も付く
実はこちらのレストランの母体は、阿蘇エリアにあか牛牧場を所有。雄大な自然の中、一般的なあか牛よりも4か月ほど長く丹精込めて育て、より柔らかな肉質に仕上げた「あか牛甲誠牛」を、こちらのレストランで味わえます。
一番人気は、ご飯の上いっぱいにあか牛のステーキ、さらにこってり濃厚なあか牛のしぐれ煮ものった「あか牛丼」。ステーキには特製の醤油ダレがかかっていますが、温泉卵や添えられている肉みそや大葉、わさびなどの薬味と絡めたいろんな味変も楽しめます。もちろん、お子様用にわさびなしのリクエストも可能です。
ほかにもあか牛の牛すじカレー1210円やあか牛ハンバーグ御膳（サラダ、ご飯、香の物、みそ汁付き）1760円、あか牛肉うどん（そば）1210円（単品）など、子どもたちが大好きな品々はもちろん、各種ステーキや牛カツ、ホルモン系など、大人たちも迷わすあか牛メニューがいっぱいですよ。
あか牛レストラン 肥後郷土料理よかよか https://www.yokayoka-mitinoekiouzu.com/
あか牛レストラン 肥後郷土料理よかよか
熊本県菊池郡大津町大津引水759（道の駅大津内）
https://www.yokayoka-mitinoekiouzu.com/
国道57号沿い。駐車場も広く、55台まで収容可能
大津町は畜産業が盛んなほか、牛の競りを行う熊本最大の畜産市場があることも関係してか、国道57号を中心に焼肉店が多く点在。そう、大津町は“焼肉LOVE"な町でもあるんです。ファミリーで行くなら、九州を中心に展開する人気店、「焼肉なべしま」はいかがですか？
ファミリーセット2人前6200円、3人前9200円
ファミリー層に大人気なのはランチ、ディナー共に楽しめるこちらのセット。
黒毛和牛にやわらかなハラミを使った人気メニューのなべしまカルビ、牛さがり、厚切り黒豚バラ、ネギ塩タン、ソーセージ、ご飯、お味噌汁またはわかめスープが付いたボリューム満点のメニュー。さらに食べ放題の自家製キムチ、地元産を含む新鮮野菜たっぷりのサラダバーも楽しめます。
食べ盛りなお子様連れの方々には、食べ飲み放題のサラダバーとソフトドリンクもついた食べ放題コースをどうぞ。大人男性4400円～のスタンダードのほか、カルビステーキも付いたスペシャル、黒毛和牛も味わえるプレミアムの3つのプランがありますよ。
焼肉なべしま大津店 https://www.nabeshima-jp.com/shop/kuma-ozu/
【南阿蘇村】ロビンと一緒に復興を祈り、あか牛料理に遊べる道の駅、天然温泉も満喫！
考古学者にして「悪魔の子」の異名も持つニコ・ロビンの銅像
続いては、2021年の新阿蘇大橋の開通でますます行きやすくなった、南阿蘇村でのファミリー肉LOVE旅。その新阿蘇大橋から車で約10分の旧東海大学阿蘇キャンパス、現在は「熊本地震 震災ミュージアム」の中核拠点になっているこの場所に、2021年の10月9日、麦わらの一味のクールビューティーなこの方が登場しました。
熊本県を応援する麦わらの一味としては、8番目の登場。考古学者でもあるロビンは熊本地震の大きな痕跡を残すこの場所にて、歴史の語り部として研究を重ね、震災の記憶と教訓を語り継ぐお手伝いをするそうです。ロビン像との写真はもちろん、その周りに残る地震の痕跡やその解説ボードなども見学しながら、ロビンと一緒に地震の教訓を忘れずに、そしてこの地の復興のためにも、南阿蘇村でいっぱい遊んで、美味しいお肉もたっぷり味わいましょう！
ニコ・ロビン像/熊本地震震災ミュージアム
ニコ・ロビン像/熊本地震震災ミュージアム
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽5435
https://kumamotojishin-museum.com/
阿蘇地域の広大な草原の中で育つ褐毛和牛「くまもとのあか牛」
そんな南阿蘇村は「くまもとあか牛」の一大産地でもあります。村内には至る所で牧草を食み、のんびり過ごすあか牛たちに出会えます。生産だけでなく、あか牛を味あわせてくれるお店が多いのも南阿蘇村の特徴。しかも、焼肉、ステーキだけでなく、ハンバーグにカレー、丼、麺類など、いろんな料理を楽しませてくれます。
2021年に登場以来、大人気の「あか牛そば」800円。
南阿蘇の田園風景と阿蘇の山々を望む絶景カフェ「南阿蘇オーガニックカフェASOBIO」もその１つ。注目は、あか牛と南阿蘇産のオーガニック根菜をじっくり煮込んだオリジナルメニュー「あか牛そば」。ゴロゴロのあか牛のお肉に、南阿蘇産の里芋、レンコン、ゴボウ、ニンジン、こんにゃくなど、たっぷりの具の旨みが溶け込んだスープを、ちゃんぽん麺にと共に味わいます。
スペシャルセット2040円。だご汁のだごもオーガニック米粉仕込み
また、こちらのあか牛丼も大評判。お味噌汁とお漬物付きのセット1650円もありますが、せっかくなら、具沢山なあか牛だご汁も味わえるこちらのセットはいかが？丼を埋め尽くすあか牛のステーキには「秘伝のだし醤油」がかけられ、さらに添えられている「あか牛肉みそ」で味変も楽しめます。
この2つの調味料を含め、店内のショップコーナーには、具沢山なあか牛だご汁のレトルト商品、ランチにも登場のあか牛ハンバーグ（デミグラスソース、トマトソース味の2種類）も販売中。お土産にぜひ、どうぞ。
南阿蘇オーガニックカフェASOBIO（アソビオ）
南阿蘇オーガニックカフェASOBIO（アソビオ）
熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰546-4
https://kumamoto.guide/spots/detail/19384
その名の通り、阿蘇五岳を望む絶景自慢の道の駅
南阿蘇オーガニックカフェASOBIO同様、阿蘇の山々を望む絶景の道の駅「道の駅あそ望の郷くぎの」が、車で3分のところにあります。
古墳群の中を通りながら歴史も学べる「古墳コース」、阿蘇の山々を望む「ガーデンコース」の2コースからなる全18ホール
老若男女が楽しめる手軽なスポーツなので、3世代で楽しむのもいいですね。たっぷり遊んだ後は物産館前の売店で、ASO MILK仕込みのソフトクリームやジェラート（各350円）をどうぞ。
道の駅あそ望の郷くぎの https://www.aso-kugino.jp/index.php
巨大な溶岩石や自然木を組み合わせた野趣あふれる露天風呂もあり
道の駅で元気に遊んでいい汗かいたら、温泉でさっぱり！そしてそのまま、肉LOVEなディナーも楽しみたい！そんな要望に応えてくれるのが、南阿蘇村の人気立ち寄り温泉施設「火の山温泉 どんどこ湯」。
あか牛ステーキセット3300円（入浴付3500円）。ご飯、吸い物、サラダバー、ヨーグルト、焼き野菜付き
実は、館内の焼肉レストランには、お食事＋200円で入浴も楽しめるお得なセットメニューがあるんです。せっかく南阿蘇村に来たんだから、やっぱりあか牛！そんな方におすすめなのが、こちら。
ステーキ肉は食べやすいようにあらかじめカットされています。赤身が多く、適度に脂肪分も含んだあか牛ならではの甘みと旨味、柔らかさを存分にご堪能ください。ちなみにこちらの施設の母体も畜産農場を経営しており、そちらで育てられた上質なあか牛や黒毛和牛などをこの焼肉レストランでも提供しています。
あか牛ステーキセット以外にも、自家牧場産牛の焼肉定食1800円（入浴付き2000円）、お子様焼肉セット980円（入浴付き1180円）などもありますよ。もっと焼肉が食べたい！という方用にあか牛をはじめ、さまざまなお肉の追加メニューも用意しているので、そちらもぜひ。
火の山温泉 どんどこ湯 https://www.dondoko.arden-aso.jp/
【高森町】フランキーと決めポーズ！あか牛肉グルメに囲炉裏で炭火焼、そして絶景露天も満喫
高森駅。駅舎は昭和62（1987）年のもの
3ルート目は肉LOVEエリアの中でも最も東側、宮崎県境にある高森町。実はこちらにも、ONE PIECEの登場人物の銅像があります。場所は、とんがり屋根の時計台が目印、南阿蘇鉄道の高森駅。
高森駅は観光列車「トロッコ列車」の始発駅でもあります。先の熊本地震のため、まだ全線が復旧されていない南阿蘇鉄道。トロッコ列車も現在、高森駅～中松駅の全長7.1㎞の間を運行。冬場のお休みを経て、2022年は3月19日（土）～11月27日の毎週土日祝、さらにG.W.と夏休み期間に、1日4便を運行する予定です。運行日に高森町に行けたら、ぜひ乗ってみたいですね。詳しい運行内容、料金などは
こちら でチェックを。
麦わらの一味の船大工、「鉄人」の異名も持つフランキー
南外輪山をバックに立つ全長260㎝の銅像。銅像の横に並んで、家族みんなで「ん～ん！スーパー！！！」と叫びながらこのポーズを決め、記念写真をどうぞ。
復興の応援はこのフランキーだけではありません。高森駅の駅舎内には、ONE PIECEの作者・尾田栄一郎先生をはじめ、人気漫画家たちによる熱いメッセージ入りのサイン色紙が、いっぱいに飾ってありますよ。その駅舎内の高森駅売店では、南阿蘇エリアの特産品などと一緒に、高森駅限定販売の南阿蘇鉄道関連商品、いわゆる「南鉄グッズ」も販売。鉄道ファンの方々はそちらも要チェックです。
高森駅
新阿蘇大橋から南阿蘇村を通り、高森町に向かう国道325号沿いにあり
南阿蘇村同様に、あか牛の郷でもある高森町ですから、あか牛を食べずには帰れませんよね。ということで、お昼はフランキー像のある高森駅から車で2分、多彩なあか牛メニューを用意する「旨乃蔵」はいかがですか？
あか牛丼1760円。漬物、味噌汁付き
阿蘇エリア育ちのあか牛を使った様々なメニューを用意する中でも一番人気なのが、こちら！
丼いっぱいに並ぶ鮮やかに並べられたあか牛のステーキは、テンマルまたはイチボといった希少部位を使用。お肉の焼き具合は基本、ミディアムですが、ミディアムレア、ウェルダムのリクエストにも対応できるそうです。ご覧の通り、かなりボリューミーな一杯ですが、さらにご飯、お肉ともに1.5倍に増量の「デカ盛りあか牛丼」2200円もあります。
他にもあか牛鉄板焼きステーキ1980円、あか牛100％ハンバーグが2個乗ったあか牛ハンバーグ1650円、あか牛牛スジ煮定食1540円なども人気です。上記のメニューはディナーでも楽しめますよ。
食後は、店内からも見える併設の乗馬クラブ「ブルーグラス」での乗馬体験はいかがですか？引馬体験1100円、馬場での体験乗馬20分のほか、馬場で練習した後に施設外に外乗する45分の乗馬体験5500円など、いろいろな体験コースを用意しています。興味のある方は
こちら をチェック。
旨乃蔵（うまのくら） https://www.umanokura.com/
旨乃蔵（うまのくら）
熊本県阿蘇郡高森町高森2814
https://www.umanokura.com/
月廻り定食2000円。地鶏、ヤマメ、豆腐、イモ、生揚げ、ご飯、だご汁付き※写真は2人前
美味しいあか牛はもちろん、高森町を代表するご当地グルメといえば、炭火焼で楽しむ「高森田楽」。実はその炭火焼で、お肉も味あわせてくれるお店がけっこうあるんです。根子岳を望む露天風呂を持つ温泉施設「月廻り温泉」に併設する「月廻り田楽」もその１つ。中でも名物の田楽料理と一緒に地鶏の炭火焼も楽しめる、こちらの定食がおすすめ！
月廻り温泉の展望露天風呂
また、ここでお食事すると、お隣の月廻り温泉の割引券がもらえます。せっかくですから、そちらもぜひ。阿蘇五岳の一つ根子岳を望む、絶景露天も楽しめます。
内風呂からもこの絶景！眺望はもちろん、美肌、冷え性などに効果があるというアルカリ性単純温泉の湯を、源泉かけ流し状態で楽しめます。
入浴料は大浴場が大人500円、小学生300円。1時間2000円の家族風呂も3棟あります。ちなみに、月廻り田楽でもらえる割引券を利用すると、大浴場の大人入浴料が300円になります。
月廻り田楽 http://tsukimawari.com/restaurant/
おわりに ・・・
ということで、子連れで楽しめる３つの「ファミリー肉LOVE旅」をご紹介しました。日帰りでも楽しめるスポットを大津町、南阿蘇村、高森町別に紹介しましたが、3町村にある「麦わらの一味」像をコンプリートしたり、道の駅巡りを楽しむなど、エリアをまたいで楽しむのもいいですね。さらにお泊りすれば、楽しい思い出がもっと作れるだけでなく、美味しいお肉もたっぷり味わえますよ。そんなファミリーでの肉LOVEなひとときを、ぜひ、大津町、南阿蘇村、高森町でどうぞ。
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