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見てイイ、食べてイイ、めぐってイイ、良いとこづくしの諫早に行ってきました!

西九州新幹線の開業を控え、長崎エリアへの注目が日々高まっていますよね。
新幹線が開業すれば、これまで以上に移動しやすく色々な観光地を訪れることができます。
今回は、西九州新幹線の停車駅となる長崎県諫早市中心部を観光してきました!
是非、秋のお出かけに役立ててくださいね。

諫早ってどんなところ?

長崎が誇る人気観光スポット諫早(いさはや)は花と緑に囲まれた美しい地域です。
長崎県の中央部に位置し、諫早市の面積は341.79平方キロメートル、北は秀峰多良岳、南は橘湾、東は有明海の諫早湾、西は大村湾に面した自然にあふれるまちです。
そんな諫早は今、変化の真っ只中なんです。お洒落で便利な新しい施設と、ノスタルジーを感じるレトロなものが入り混じっていますよ。
今回は諫早中心部の観光スポットを紹介します!

交通の要所「諫早駅」

まずやってきたのは諫早駅です。諫早には国道が4本あり、高速道路や島原鉄道、JRなども通っているため、古くから九州の東西南北を繋ぐ交通の要所となっていました。
今でも諫早駅には、JR・島原鉄道・高速バスが集結しており、交通の便がとてもいいんです。
2022年9月に開業する西九州新幹線の停車駅にもなっているので、ますます便利になること間違え無しですね。
駅構内には、再開発ビルも開業されており、愛称は公募で決定した「iisa(イーサ)」です。
この愛称には、諫早の「イサ」、良いを意味する「イイ」、許容を意味する「イイサ」の言葉を合わせ、多くの人を優しく包むイメージで覚えやすく親しみやすいものになるようにという思いが込められています。
飲食店や諫早駅直結のホテルも併設されているので、様々なニーズに対応することができますよ。
諫早駅

長崎県諫早市永昌町1-1

https://www.nagasaki-tabinet.com/blog/295

大きさ日本一のアマビエ木像がある「諫早神社」

諫早駅から歩いて10分ほどのところにあるのが諫早神社です。鎮座1294年を迎えた歴史ある神社で、長い間「四面宮(おしめんさん)」として市民の方々に親しまれてきました。
ご神木であり、長崎県天然記念物にも指定されている大クス群は、日常の喧騒から離れて、神聖な気持ちにしてくれました。
そんな諫早神社では、大きさ日本一のアマビエ木像と対面することができるんです。
迫力満点のアマビエ木像は、楠の木でできており、諫早市在住のチェンソーアート作家、嶋田克海さんから寄贈されたんだとか。
高さ1.15メートル、重さ300キログラムと存在感抜群です。顔つきは可愛らしく、触ってみると、楠の手触りも心地よかったです。
諫早神社が九州総守護の神社であること、健康のご利益で知られていることから、疫病退散や無病息災の願いが広がり、穏やかな日常が戻ってくることを願っているんだそうです。
ブルーのアマビエおみくじは諫早神社限定です
諫早神社には、おみくじやご神饌も沢山あるんですよ。
神社エール(ジンジャーエール)は、日本における生姜発祥地、長崎県産の生姜を使用した完全オリジナルなんです。
見た目も可愛いので、お土産にもなりますよね。
諫早神社

長崎県諫早市宇都町1-12

https://isahaya-jinja.jp

重要文化財の「眼鏡橋」

次に訪れたのは、諫早公園の眼鏡橋です。諫早公園は、平成18(2006)年に「日本の歴史公園100選」に選定されており、山腹のツツジが大正時代に市民のボランティアで植えられてから、毎年お花見のお客様で賑わっているのだとか。公園内には眼鏡橋があり、天保10(1839)年に当時の領主・領民が永久不滅の願いを込めてそれまで大きな橋がなかった本明川に架けた石造りのアーチ橋です。
諫早水害をきっかけに公園内に移設されており、石橋では日本で最初に重要文化財に指定されています。
眼鏡橋といえば長崎市内のイメージでしたが、実は、諫早市の眼鏡橋の方が2倍の大きさがあるんですよ。
撮影スポットが準備されているので、どなたでも素敵な写真を撮ることができるのも嬉しいですよね。
カメラ初心者でも素敵な写真が撮れます
諫早公園

長崎県諫早市高城町772

https://www.isahaya-kankou.com/spot?mid=723

厳かな大鳥居が出迎えてくれる「高城神社」

大鳥居
諫早公園のすぐ側にある高城神社は、明治15(1882)年に創建され「新宮(しんみや)さん」と呼ばれてきました。
諫早大水害で大破したため、現在地に移築されたのだとか。
境内には大鳥居のほか、大灯籠、狛犬、猩々の石像などがありましたよ。
狛犬は阿吽の口になっており、なんとも厳かです。猩々の像の表情は、柔和で癒されますよね。
(左)狛犬 (右)猩々
高城神社

長崎県諫早市高城町1-5

https://www.isahaya-kankou.com/spot?mid=720

食べておいしい「楽焼うなぎ」

諫早グルメの楽焼うなぎが食べたい!ということで向かったのは「うなぎ・割烹北御門」さん。
北御門さんは創業明治16(1883)年の老舗のお店で、長い間地域の方に愛されています。
うなぎが苦手でも、北御門さんのうなぎだと美味しく食べられるという方もいらっしゃるほどの美味しさなんですよ。
店内は広々とした畳張りで、なんだか落ち着きます。テーブル席なので、家族みんなでお食事を楽しめるのも嬉しいですよね。
諫早のうなぎは素焼きとタレ焼を3回程度繰り返す関西風が多いのですが、「器」に工夫があるんです。
諫早のうなぎの蒲焼きは、「焼」のあと二重底になった楽焼の器を使い、仕上げに蒸すのが特徴です。素焼きの空洞部分にお湯が入っているので、うなぎがよく蒸されてふっくらとして冷めにくく、とろけるような独特な舌触りが生まれるんです。
楽焼うなぎの名前の由来は、器の名前と、「食べて楽しい」という意味が込められているのだとか。
私も頂きましたが、ふっくらとしていてとても美味しかったです!蒸されているので、ずっと暖かいうなぎを食べることができ、ご飯が進みました。
甘めの薄タレが絶妙にご飯とも合い、あっという間に完食してしまいました。
うなぎ・割烹 北御門

長崎県諫早市八天町4-3

https://www.kitamikado.info/

美術に出会い、歴史に学ぶ「諫早市美術・歴史館」

お腹もいっぱいになったところで、「諫早市美術館・歴史館」にやってきました。
ここは、美術館的機能と博物館的機能を併せ持つ諫早市初の本格的ミュージアムとして、平成26(2014)年に開館しました。
1階の常設展示室は、「諫早の変遷」「諫早の歴史」「諫早の美」「諫早歴史学習コーナー」の4つの展示空間で構成されており、デジタル年表や出土品、諫早にゆかりのある美術品、当時の人々が実際に使っていた実物資料などが豊富に展示されています。
時代ごとに整理されているので、見やすく理解しやすかったです。
実際に使われていた甲冑も展示されており、迫力満点でした。
「諫早歴史学習コーナー」では、昔の人々が使っていた民具や農具の展示をはじめ、映像や模型などを使って学習することができるので、まさに「見て・感じて・学んで」諫早の歴史の伊吹を感じることができますよ。
2022年11月13日~12月18日まで、西九州新幹線開業記念として「諫早市友好交流都市 出雲市・津山市三市交流展」と銘打った特別展も予定されていますので、そちらもチェックしてみてくださいね。
諫早市美術・歴史観

長崎県諫早市東小路町2-33

https://www.city.isahaya.nagasaki.jp/post07/12089.html

筝曲「六段の調」発祥の地「慶巖寺」

続いて向かったのは、県指定の有形文化財であり、筝曲「六段の調」発祥の地である慶巖寺です。
ここには、諫早家の家宝として伝わる甲冑の宗家、増田明珍作の甲冑が収められています。
この甲冑は日本を代表する工芸品として、明治43(1910)年のロンドンでの日英博覧会に出品されているんですよ。
市指定の有形民俗文化財である33体の菩薩像が彫刻された磨崖仏三十三観音も見どころです。
観音菩薩が33に変化し、衆生を救済するという三十三観音思想と救いを求める願望が合致して成立したものと考えられています。
33体の菩薩像は、磨崖仏だからか景観に馴染んでおり、意識しないと気が付かないほどでした。
昔から、地域の景観と一体化していたんだと思うと感慨深いですよね。
慶巖時

長崎県諫早市城見町15-19

https://www.isahaya-kankou.com/spot?mid=702

今回紹介した観光地は、全て諫早市中心部に位置しているのでとても周りやすいところです。
他にも、秋には黄色いイチョウの絨毯を楽しむことができる天祐寺があったり、駅から少し足を伸ばせば、インスタ映えで話題になったフルーツバス停があったりと、魅力の溢れるまちです。
西九州新幹線の開業で今まで以上にアクセスしやすくなりますので、秋のお出かけ先として訪れてみてはいかがですか。
諫早の観光情報はこちら(https://www.isahaya-kankou.com/

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