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鹿児島市内に前泊して翌朝、高速船でGO!屋久杉もしっかり見られる屋久島日帰り旅

2023年に登録30周年を迎えた世界自然遺産の「屋久島」。巨大な屋久杉をはじめとする雄大な大自然、新鮮な島の海幸や温泉などお楽しみもいろいろ。最低でも1泊は必要?いえ、鹿児島港発の高速船&レンタカーを利用すれば、日帰りでも屋久島を満喫できます、屋久杉にも会えます!

屋久島上陸の前日に鹿児島市入りして、鹿児島ナイトを楽しもう

かごっまふるさと屋台村
朝発の鹿児島港発、屋久島行きの高速船に乗るために、その前日に鹿児島市内に前乗りしましょう。早めに鹿児島市に入って観光するもよし、また夕方入りで鹿児島の海の幸、黒豚などをはじめとする鹿児島グルメをたっぷり味わうもよし。写真の「かごっまふるさと屋台村」をはじめ、2022年からいろんなグルメスポットも続々オープンしています。

詳しい情報は以下でも紹介しているので、ぜひご参考に。
https://www.welcomekyushu.jp/article/?mode=detail&id=726
 
かごっまふるさと屋台村

鹿児島市中央町11番地 鹿児島中央ターミナルビル地下1階

https://www.kagoshima-yataimura.info/

鹿児島港南ふ頭を朝7時45分に出発する高速船でいざ、屋久島へ!

高速船「トッピー・ロケット」
いよいよ、屋久島に向けて出発。屋久島へは鹿児島空港からの空路のほか、JR鹿児島中央駅から車で約10分の鹿児島港南ふ頭からのフェリー、または高速船で行く海路の2ルートがあります。今回おすすめする日帰り屋久島旅は、屋久島まで約2時間で行ける種子屋久高速船の高速船「トッピー・ロケット」で。
1便に最大250人が乗船できる「トッピー・ロケット」。船内も快適で、特にスーパーシート(乗船料+1000円)はふかふか&リクライニング式で快適です。高速船は便によって種子島経由で屋久島に行くものもあります。できるだけ早く、そして長く屋久島に滞在するなら、始発の次に出る鹿児島港7時45分発→屋久島宮之浦港着9時45分着のトッピー112便で行きましょう。

宮浦港に着いたら予約していたレンタカー屋さんへ。屋久島は面積約500㎡、周囲約130㎞と日本で7番目に大きな島。バスもありますが、効率よく回るならやはりレンタカーがおすすめです。レンタカー会社も多く、中には10時~16時までの6時間で4000円台からのプランもあるようですよ。

種子屋久高速船株式会社
鹿児島南ふ頭 鹿児島県鹿児島市本港新町5
電話 予約センター0570-004015
https://www.tykousoku.jp/
料金 片道1万2200円、往復2万2300円、早割14は往復1万7100円※乗船日14日前までの予約。変更時は1回のみ
※運航時間は変更になる場合もありますので、事前にご確認を。

鹿児島港南ふ頭

鹿児島県鹿児島市本港新町5

https://www.tykousoku.jp/dock/kagoshima.html

屋久島到着後、まずは白谷雲水峡へ。1周1時間10分の散策コースで弥生杉と対面!

写真提供:林野庁 九州森林管理局 屋久島森林生態系保全センター
屋久島でぜひ見たいのが屋久杉。屋久杉とは標高500m以上の山地に自生する樹齢1000年以上の大杉のこと。この屋久杉をはじめ、美しい渓谷や珍しいシダ類、美しい苔に覆われた緑の森が楽しめるのが「白谷雲水峡」です。宮之浦港からは車で25分ほど。
管理棟を起点に弥生杉コース(全長約2㎞、徒歩約1時間10分)、奉行杉コース(全長約4㎞、徒歩約3時間)、太鼓岩往復コース(全長約5.6㎞、徒歩約4時間)の3つの散策ルートが設けられています。初めての屋久島、またはトレッキングや登山の経験があまりない方は、遊歩道も整備されている弥生杉コースがおすすめです。
写真提供:林野庁 九州森林管理局 屋久島森林生態系保全センター
管理棟から歩くこと約20分で樹齢約3000年、その名の通り、弥生時代から屋久島を見守る「弥生杉」とご対面。樹高26.1m、胸高周囲8.1mの堂々たる風格です。

日帰りではなく、屋久島にお泊りして十分時間があるのなら、さらに太鼓岩コースへと歩みを進めてみてはいかが?
清々しい渓谷を渡る「さつき橋」。ここから先は登山道になっており、雨によってぬかるんでいたり、また、大石を飛び越えながら川を渡るようなところもあるので装備はもちろん、体力には十分ご注意を。「さつき橋」から約1㎞進むと根元が空洞になっている屋久杉「くぐり杉」、さらにその先に「白谷雲水峡」を代表する「苔むす森」が登場します。
映画「もののけ姫」の舞台にもなったと言われる幽玄的な苔の森。太鼓岩コースはこの先も続きますが、「苔むす森」で引き返すとしたら、気象条件などの問題がなければ、管理棟からは往復約2時間半で楽しめます。ただし、屋久島の天気は変わりやすく、また白谷雲水峡内は携帯電話が通じませんので、散策をする場合は装備、体力、天候を見ながら、十分お気をつけてどうぞ。
白谷雲水峡

鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦

地元でも人気の「和食の海舟」で、屋久島名物のトビウオ料理ランチを。

白谷雲水峡を楽しんだ後はお待ちかねのランチ。屋久島といえばトビウオ料理が名物。地元の方々も良く利用するという、「和食の海舟」さんで味わってみてはいかがですか?

おすすめランチは「飛魚唐揚げ定食」。丸ごと1尾分のトビウオの身をさばき、食べやすいように1口大にカットして唐揚げに。さらに日替わり小鉢、茶わん蒸し、ご飯、みそ汁、漬物も付いて1400円。トビウオが楽しめるランチ定食は「飛魚塩焼き定食」、「飛魚天ぷらの定食」(各1400 円)、さらにトビウオを含めた旬の島魚のお刺身が盛合せで来る刺身定食1600円もあります。
また入荷によっては、これまた屋久島の名物「首折れサバ」のお刺身などが味わえることもあるそうです。
白谷雲水峡の管理棟から車で18分です。

和食の海舟
営業時間 11時30分~14時、17時30分~22時
定休日 日曜不定休
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦2367-7
電話0997-42-1160

和食の海舟

鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦2367-7

インパクト大!トビウオの唐揚げが躍る豪快な醤油ラーメン!

トビウオランチならこちらもおススメ。屋久島観光センターの2階レストラン「Restaurant&Caffe 屋久島」で味わえる「飛魚ラーメン」980円。
屋久鯖と飛び魚(あごだし)からとった香り高い出汁+鹿児島ならではの甘い醤油で仕上げた特製スープに、中細のストレート麺、その上に骨も羽もバリバリ食べられるトビウオの唐揚げがドン!また、トビウオの刺身がのった飛魚丼1380円も人気です。
屋久島観光センターの1階にある「やくしま市場」では、2階で味わえる飛魚ラーメンのほか、屋久島の農産物や加工品、スイーツに雑貨などのお土産も多数用意。そちらもぜひ、チェックを。
「屋久島観光センター」は白谷雲水峡から車で35分。宮之浦港のすぐそばなので、屋久島を出発する前に立ち寄るのもおススメです。
 

屋久島観光センター
営業時間 Restaurant&Caffe 屋久島10時30分~15時30分時(LO15時)、やくしま市場9時~18時(季節により変動あり)
定休日 レストランは火曜(季節により変動あり)、やくしま市場はなし
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦799
電話 0997-42-0091
https://yksm.com/

屋久島観光センター

鹿児島県熊毛郡屋久島町宮之浦799

せっかくなら島の湯も!美肌の湯と評判の温泉宿「縄文の宿まんてん」へ。

九州は温泉天国。屋久島もまた然り。島内には数々の湯処もありますが、宮之浦港に近く、充実した施設を持つこちらのお宿では、美肌の湯と評判のpH9.44のアルカリ性単純温泉が楽しめます。午前中の白谷雲水峡散策の疲労回復と共にお肌もしっかり労りましょう。
大きな内湯のほか、露天風呂もあります。写真の石造りのほか、檜の湯船の2タイプを用意。
ロビーには多彩な屋久島土産を販売するコーナーもあるので、そこでお土産をゲットするのもおススメです。
「縄文の宿まんてん」へは白谷雲水峡管理棟から車で34分。また、鹿児島市行きの船が出る宮之浦港へは車で18分。仮に高速船「トッピー・ロケット」の鹿児島行き最終便(16時30分発)に乗るとしたら、レンタカーの返却も考えて、15時40分頃にはこちらを出たいですね。ちなみに屋久島空港~「縄文の宿まんてん」間は車で1分です。
 

縄文の宿まんてん
営業時間 立ち寄り入浴15時~23時
定休日 不定休
住所 鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田812-33
電話番号 0997-43-5751
入浴料 中学生一用1600円、小学生1000円、4歳以上未就学児500円
https://www.arm-manten.co.jp/

縄文の宿まんてん

鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田812-33

宮之浦港16時30分発のトッピー・ロケットで、鹿児島市へ。

レンタカーを返却して16時30分発鹿児島港行の高速船「トッピー・ロケット」に乗船。鹿児島港には18時30分に到着。再び、鹿児島ナイトを楽しむもよし、そこから九州新幹線で一気に博多に北上するもよし。※運航時間は変更する場合もあり。

また帰路を高速船ではなく空路にする手もあります。屋久島空港~鹿児島空港間のフライトは約35分。ちなみに屋久島空港発、鹿児島空港行きの最終便は19時、鹿児島空港発羽田行きの最終便は20時40分なので、うまく乗り継げれば、その日のうちに東京に戻ることも可能かもしれません。※フライトが変更になる場合もあり。予めご確認を。

今回は“日帰り屋久島"をテーマに、宮之浦港を起点とする島の北部スポットを巡るルートを紹介しましたが、もちろん、お泊りすれば、白谷雲水峡をより長く、深く触れることができますし、シーカヤックをはじめとする多彩なマリンスポーツや屋久島南部に点在する温泉スポット、さらにおいしい島グルメなどをもっと楽しむことができます。皆さんのスケジュールに合わせて、よりよい屋久島旅をどうぞ!
宮之浦港

児島県 熊毛郡屋久島町 宮之浦1208-11

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