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海が美し過ぎる熊本県天草エリアならではのオーシャンビュー島カフェ6選

大小120もの島々で構成される熊本県の天草エリア。美しい海からのおいしい恵みやイルカウォッチングをはじめ、さまざまな海遊びが楽しめますが、さらに昨今、個性あふれる島カフェが急増中。中でも人気の6つのオーシャンビューカフェを上天草市、天草市別にご紹介します。

【上天草市】オリジナルドーナツは24時間販売中!レトロ海カフェ「麻こころ茶屋」

天草上島の東側と大矢野島を中心に構成される上天草市。大矢野島にある「道の駅上天草さんぱーる」前を右折して、海沿いを走ること約2㎞。オレンジ色の瓦を配した倉庫のような建物が見えてきたら、そこがクラフトドーナツとスペシャルティコーヒーショップ「麻こころ茶屋(まこころちゃや)」です。元鮮魚店だったというレトロな佇まいで、それを囲む堤防沿いには、海を望むように配置されたベンチやテーブルがズラリ。こちらで心地よい海風を受けながら自家焙煎豆によるコーヒーメニューをはじめ、「The EMERALDO(エメラルド)ドーナツ」という名の多彩なオリジナルドーナツが楽しめます。
その一例がこちら。熊本県産小麦粉、地元豆腐のおからに無農薬のぬか、奄美大島の素焚糖などで作られるドーナツは、食感ふわほろで口どけも良く、とっても素朴な味わい。揚げたてのプレーン302円やシナモンシュガー、きな粉、ココナッツミルクなどをまぶしたスタンダードなタイプのほか、ボックスに入っている季節のフルーツやクリームなどをトッピングしたデザートドーナツが大評判。その隣にあるドーナツ生地で揚げたアメリカンドックドーナツも人気で、こちらもプレーンのほか、写真のようにタルタルソースやフロマージュブランサワークリーム+サルサソースなどがかかったトッピングバージョンもあります。ちなみに写真の「Latte」605円は生乳本来の味と風味、コクを感じる岩手県の岩泉牛乳を使用。多彩なドーナツメニューに合わせてブレンドされた「本日のコーヒー」495円もおススメです。
ドーナツ、ドリンク共に、月に数回、専用窓口で販売。商品は基本、オーダーを受けてから作る出来立てホヤホヤを提供するスタイル。さらに窓口の横には、「The EMERALDOドーナツ」のチルド冷蔵、冷凍商品が買える2台の自動販売機も。営業時間外はもちろん、24時間365日、いつでも「The EMERALDOドーナツ」が味わえて、お土産に買って帰ることができます。
また、2024 年1月から、店内でのイートインも可能に。希望の方には天草の丸尾焼をはじめ、オーナー厳選のカップやお皿で商品を提供してくれるそうです。うつわ好きな方はそれらもぜひ、お楽しみに。

麻こころ茶屋
住所:熊本県上天草市大矢野町上6586-3
営業時間:平日 11 時~15 時、土日祝 11 時~16 時
定休日:インスタグラムにてご確認を
https://www.macocorochaya.life/
https://www.instagram.com/macocorochaya/

麻こころ茶屋

熊本県上天草市大矢野町上6586-3

https://www.macocorochaya.life/

【上天草市】キラキラの海と島々を一望!宿泊もできる山頂カフェ「Tres.03 cafe & guest house

麻こころ茶屋からさらに海沿いを野釜島方面に進み、右折して細くくねった坂道をぐんぐん上った山頂で待っているのが「Tres.03(トレスドッドゼロサン) cafe & guest house」。そのテラス席からはご覧のようなキラキラの有明海に天草富士とも呼ばれる高杢島をはじめ、天草の島々が一望。右手に野釜大橋と結ばれた野釜島が間近に迫るほか、さらに快晴時には島原半島の雲仙普賢岳の姿も。
お店はコンテナを利用したスタイル。海側の一面は大きな窓ガラスが配されており、店内からもテラス同様の絶景が楽しめます。また、店舗の上には屋上席も設けられ、テラスから階段で上がれば、さらにパノラミックなシーンも。
絶景はもちろん、こちらで味わえる石窯ピザも大評判。中でも人気は石窯で焼いたカリモチのピザにローストビーフと旬野菜をたっぷり乗せた「ローストビーフピザ」2100円。
食後はぜひ、自家製のデザートも。県産の食材を使った季節のフルーツタルトや4種類のチーズで作るクアトロバスクチーズケーキ、ピスタチオケーキなどが日替わりで登場。どんなケーキが出るかは随時インスタでお知らせしています。

また、カフェの横にはオーシャンビュールームを持つ1日1組(定員2名、小型犬の同伴も可)のゲストハウスも用意されています。基本、素泊まりですが、1週間前までの予約でコース料理、またはカフェメニューの夕食付き利用もできるそうです。

Tres.03 cafe & guest house
住所:熊本県上天草市大矢野町上7473-151
電話番号:0964-27-5878
営業時間:11時~17時(LO16時30分)
定休日:水曜
https://www.instagram.com/tres.0303?igshid=1cu9klzfzp5qa

Tres.03 cafe & guest house

熊本県上天草市大矢野町上7473-151

https://www.instagram.com/tres.0303?igshid=1cu9klzfzp5qa

【上天草市】季節限定スイーツも楽しみな小島の絶景カフェ「カフェカーニャ」

大矢野島から天草二号橋を渡って上陸する永浦島。天草の自然や歴史、文化を紹介する「天草ビジターセンター」に隣接するのが「カフェカーニャ」。こちらも天井まである大きなガラス窓越しに、上天草市の東に浮かぶ維和島と八代海と望む絶景カフェです。ちなみに店名の“カーニャ"は天草の方言である「〇〇かにゃ(〇〇しようかなの意)」から。カフェカーニャ=カフェしようかな、といった感じで気軽に利用していただきたい、そんな思いからのネーミングだそうです。
眺めはもちろん、高い天井を持つ館内は開放感いっぱいですが、春から秋には目の前の芝生広場にパラソル付きのテーブル席も登場し、海風を感じながら“カフェかにゃ"タイムが楽しめます。
ランチでは本日のパスタやカレーなどが楽しめますが、なんといっても注目はスイーツ!夏は桃やマンゴーなどのフルーツとたっぷりのエスプーマクリームがのったかき氷「島氷」、秋はなめらかなモンブランクリームを目の前で絞って山盛りで提供する「生絞りモンブラン」など、季節ごとにさまざまな限定スイーツが登場。サイフォン式で淹れるホットコーヒー、または6 時間かけて抽出する水出しコーヒーと共にご堪能あれ。

カフェカーニャ
住所:熊本県上天草市松島町合津6311-1天草ビジターセンター
電話番号:0969-56-3664
営業時間:11時~17時(LO16時)
定休日:火曜
https://www.instagram.com/cafe_kahnya?igshid=1nafa9mixelub

カフェカーニャ

熊本県上天草市松島町合津6311-1天草ビジターセンター

https://www.instagram.com/cafe_kahnya?igshid=1nafa9mixelub

【天草市】ガラス工房内にある、絶景とステキなうつわが楽しめる海辺のカフェ「cafe ニジノフネ」

天草市五和町にある、ガラス作家・假屋園宏道氏の工房兼ギャラリー「ガラス工房カリヒロ」に併設した、海が見えるカフェ「cafe ニジノフネ」。船内をイメージしたカフェ店内は、丸窓や舵輪などが飾られ、1階はポトスが覆う緑の癒しの空間、2階は海が一望できるテラス席があります。
この絶景と共に注目なのが、カフェで使われる假屋園氏のガラス製のうつわの数々。例えばアイスコーヒーなどに使用される「星のグラス」。持ちやすさも考慮した美しい曲線美の中、ガラスの中に浮かぶ多数な気泡が、まるで星屑のよう。冷たい飲み物やスイーツは、工房で作ったガラス作品と共に登場します。軽食やソフトクリームサンデー、手作りケーキセットなども楽しめます。
「星のグラス」をはじめ、カフェで使用されているうつわ類のほか、1階ギャラリーではガラスのネックレスやイヤリングなどのオリジナルアクセサリーなども展示販売されています。また、サンドブラスト体験やガラスアクセサリー体験もできるそうなので、興味のある方はそちらもぜひ、どうぞ。

cafe ニジノフネ
住所:熊本県天草市五和町御領6850-1
電話番号:0969-32-0044
営業時間:10時~17時
定休日:水曜
https://www.instagram.com/cafe_nijinofune?igshid=1crtkycw9zb9u

cafe ニジノフネ

熊本県天草市五和町御領6850-1

https://www.instagram.com/cafe_nijinofune?igshid=1crtkycw9zb9u

【天草市】港を出入りする白いフェリーを望む旅情あふれる港前カフェ「プロペラプレート」

島原半島南部の口之津港行きのフェリーが就航する天草北部の鬼池港。「プロペラプレート」はその鬼池港の袂にある一軒家カフェ。
重厚なアンティークドアを入ってすぐに、ご覧のような窓際席が登場。こちらは天草に訪れる、または島原へと旅立つフェリーがよく見えるまさに特等席!置かれている2脚のかわいい椅子をはじめ、店内にある主な家具はカフェ棟に隣接し、オーナーのご主人が営む家具工房「プロペラ」によるもの。店名の「プロペラ」もその工房名に由来しているそうです。
港を望む景色やステキな家具はもちろん、SNS上で話題なのが、天草で活躍する陶芸家たちのうつわで登場するカフェメニューの数々。例えば、取材時に撮影したオムライス(サラダ付き900円)には、パステルカラーのかわいい模様を縁取った「市山くじらや」のお皿が、添えられるチョップドサラダは、「光窯」のしのぎカップが使われていました。カフェで登場するうつわを見て、窯元や雑貨店に買いに行く人も少なくないそうです。
オムライスのほかにもランチではバターチキンカレーなども用意。甘麹とお豆腐で作った自家製アイスが付いたガトーショコラや黒糖ぜんざい、季節のケーキなどのデザート類も人気です。

プロペラプレート
住所:熊本県天草市五和町鬼池5098
電話番号:090-9566-3280
営業時間:11時~15時
定休日:冬場は木曜、金曜、それ以外は水曜、木曜、金曜、不定休もあり
https://propeller10.com/plate.html

プロペラプレート

熊本県天草市五和町鬼池5098

https://propeller10.com/plate.html

【天草市】東シナ海へ静かに夕日が沈むまでゆっくり過ごせる「サンセットカフェ」

東シナ海を望む絶景ドライブや名湯・下田温泉が楽しめる天草下島の西海岸。その下田温泉から車で約18分。「サンセットカフェ」はエメラルドブルーの海を包むように約1.3kmもの白砂ビーチが広がる「白鶴浜海水浴場」ビューのカフェ。元海の家だった建物を現オーナーが改装し、白を基調としたウッディでサーフスタイルな雰囲気に。店内からは東シナ海が一望できるほか、窓の外に海に面したウッドテラスもあります。日中に楽しめる澄んだ海と白砂のコンビも素敵ですが、こちらのカフェならでのシーンといえば、やはりこれ!
「サンセットカフェ」の店名通りの夕景シーン。季節によって水平線に沈む太陽の位置が変わりますが、2月~3月にかけては写真のようにお店の正面近くに夕日が落ち、天候条件が良ければ、こちらに向かってまっすぐ、光の道が海面に現れます。
絶景による目の保養のみならず、舌とお腹の欲求も満たせてくれる「サンセットカフェ」。中でもおすすめはこちらのメニュー。
ほんのりスパイスを利かせたオリジナルのカレーリゾット「サンセットライス」650円。センターの卵黄を崩して混ぜれば、まろやかに味変も。さらに+100円でチーズ、プラス150円でウィンナー、+200円でカツなどをトッピングしてボリュームアップも可能です。
また、このサンセットライスと好相性なのが、自家製のレモンシロップで作るレモネード400円。ICEだけでなく、沈む太陽が望める時期には特に嬉しいHOTレモネードもあります。

サンセットカフェ
住所:熊本県天草市天草町高浜北897-1
電話番号:0969-42-0407
営業時間:2月~10月は11時~18時(17時LO)、11月~1月は17時~22時(LO21時)※変更の場合あり。インスタで要確認
定休日:水曜、木曜、不定休あり
https://www.instagram.com/sunsetcafe_takahama?igshid=MzRlODBiNWFlZA%3D%3D

サンセットカフェ

熊本県天草市天草町高浜北897-1

https://www.instagram.com/sunsetcafe_takahama?igshid=MzRlODBiNWFlZA%3D%3D

おわりに。

天草エリアの東部を占める上天草市、それ以西に天草市に分けてご紹介しました6つのオーシャンビューカフェ。紹介の順に東から西へと移動しながら、また宿泊しながら、個性あふれる島カフェを巡ってみるのもいいですね。

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