2023年3月に新旅客ターミナルビルがオープンした熊本県の阿蘇くまもと空港。これまでのターミナルビルと異なり、店舗などを充実させた搭乗待合エリアを有し、搭乗までの各種手続き時間を気にせず出発まで思う存分熊本を楽しめます。そんな阿蘇くまもと空港を使うと熊本の各観光地へのアクセスも便利!今回は初めて熊本県の「熊本市」に行くなら抑えておきたい鉄板スポットをご紹介致します。
阿蘇くまもと空港最大の特徴とも言えるのが、保安検査を通った後の搭乗待合エリアの充実。自家牧場で育てられたあか牛を使った「あか牛食堂よかよか」の阿蘇のあか牛丼や直営農場のとれたて卵を使った料理が人気の「コッコファーム」、熊本といえば是非味わいたい馬刺し、熊本ラーメン、天草の寿司など、熊本中の美味しいお店が集まっています。
お土産も充実しており、辛子蓮根や山うにとうふ等の熊本ならではのものがズラリ。まるでデパ地下で買い物しているような気分でゆっくりと過ごすことが出来ます。
そんな阿蘇くまもと空港は、熊本の各観光地へのアクセスも抜群。熊本県の中心部でもある熊本市まで車で30分。バス等の公共交通機関も充実しています。
※空港リムジンバスはこちらから
https://www.sankobus.jp/bus/ap-limousine/
今回はそんな阿蘇くまもと空港から行ける熊本市の鉄板スポットを空港からの所要時間とともに厳選した8箇所と、熊本を代表するグルメや温泉など併せてご紹介させて頂きます。
観光旅行で熊本県を訪れるのなら、是非足を運んで頂きたいのが日本三名城の一つにも数えられる熊本城。平成28年(2016年)熊本地震の影響により、復旧作業が続いていましたが、令和3年(2021年)6月28日より特別公開第3弾として天守閣完全復旧・内部公開が行われています。1階〜4階では、それぞれの時代背景に応じた熊本の中心市街地、熊本城について学ぶことが出来、最上階では復旧・復興が進む熊本城と熊本の街並みを一望できます。当時の街並みに思いを馳せながら、400年の熊本の物語を知ることで、熊本の観光が更に楽しくなること間違いない場所です。
震災の影響で、国指定の重要文化財である建造物13棟をはじめ、石垣の崩落や地割れなど、城内全体に被害が及びましたが、多くの支援を受けながら復旧工事が進行中。日々、変化していくその姿は、「特別公開」を通じて間近で見ることができます。復旧工事がすべて完了するのは、2037年度の予定。10年以上先にはなりますが、今の熊本城の姿を見て頂き、将来にご期待を頂けたらと思います。
熊本城
住所:熊本県熊本市中央区本丸1-1
電話:096-223-5011(熊本城運営センター※9:00-17:00)
桜の馬場 城彩苑
住所:熊本市中央区二の丸1-1-1
電話:096-288-5600(熊本城ミュージアムわくわく座)
:096-288-5577(桜の小路)
水前寺成趣園
住所:熊本市中央区水前寺公園8-1
電話: 096-383-0074
http://www.suizenji.or.jp/
上通繁栄会
「下通アーケード」は、全長約511m。170店舗以上が揃い、専門店が多いのが特徴の繁華街の中央に位置する県内最大の商店街です。樹脂ガラスの屋根から自然光を取り入れた、明るく開放的な雰囲気が特徴です。大型商業施設のほか、郷土料理店、居酒屋、カフェなど数多くの飲食店が軒を並べるグルメ街としても有名です。下通りアーケードと並列する駕町通りや交差する銀座通りや西銀座通りなど、それぞれの通りに特徴があるので、是非散策してお気に入りのお店を探していただきたいです。
下通繁栄会
住所:熊本県熊本市中央区下通1丁目6-27-4F
電話:096-352-3377
熊本城と熊本駅の間に位置する「新町・古町」エリアは、加藤清正が「熊本城」の築城とともに造った城下町で、往時の面影を色濃く残しています。
新町地区は、熊本城の正面にあたり、5つの城門に囲まれた城内町で、短冊形の町割の中には、御家中の武家屋敷と町人町とが混在する、全国でも珍しい町でした。1830年代から続く薬問屋「吉田松花堂」や、1715年(正徳5年)創業の醤油・味噌の製造販売店「兵庫屋本店」、熊本の伝統工芸である肥後象嵌づくりを今に伝える「肥後象嵌 光助」と、郷土食である辛子蓮根を提供する「村上カラシレンコン店」など、現在も営業を続ける老舗が点在。徒歩で巡れば熊本の歴史を深く知ることができます。
一方、古町は碁盤目状の中心に寺を配し、その周りを町屋で囲む「一町一寺」の町割が特徴です。有事の際にお寺を防衛拠点とすることを狙った、加藤清正のアイデアによる町作りを体感できます。当時は、坪井川の荷揚げ場を有する問屋が軒を連ね、物流の拠点として発展したと言われており、今もなおその名残を感じることが出来ます。
現在は、町屋を利用したカフェやショップが続々と誕生。登録有形文化財の商家建築「西村邸」はギャラリー兼ショップに、明治初期に建てられた元醸造所の「早川倉庫」はイベントスペースへと進化。事前予約で地元案内人によるガイドも受けられ、城下町の風情をよりじっくり感じられます。
河原町繊維問屋街
住所:熊本県熊本市中央区河原町
https://www.instagram.com/explore/locations/366986021/
※取材や撮影依頼等は公式SNS内の「撮影お申込み必須事項」を
ご確認の上、お問い合わせ下さい
くまモンスクエア
住所:熊本市中央区手取本町8番2号 テトリアくまもとビル 1階
電話:096-327-9066
峠の茶屋公園は、文豪夏目漱石が訪れた場所で、小説「草枕」にも登場する場所です。
明治30年(1897年)、漱石は友人の山川信次郎とともに熊本から現在の天水町へ旅をしました。その際、鳥越峠と野出峠を通りました。この2つの峠には茶屋があり、有名な「草枕」の一節「おい、と声をかけたが返事がない」は、このどちらかの茶屋が舞台とされています。現在、野出峠は展望公園として整備されていますが、茶屋はありません。しかし、鳥越峠には茶屋が再建され、峠の茶屋公園として整備されています。公園内には休憩所や売店があり、再建された茶屋の内部は漱石に関する資料を展示した資料館として公開されています。
峠の茶屋公園
住所:熊本市西区河内町岳5-4
電話:096-277-2157(資料館)
霊巌洞
住所:熊本県熊本市西区松尾町平山589
電話:096-329-8854(雲巌禅寺)
熊本市中心部から車で北へ約1時間。熊本市の奥座敷である植木温泉は、皆様に支えられ開湯130年を迎える事が出来ました。昔は『平島温泉』という名称で親しまれ、当組合は昭和20年代の戦後復興の最中に誕生致しました。合志川の清流と、田園風景の中にある旅館にはそれぞれ特徴のある岩風呂や露天風呂があり、泉質はなめらかで、小
野小町が産湯に使ったという伝説や西南戦争の舞台となった田原坂が近くにあるなど歴史とロマンの温泉街です。
そんな植木温泉の最大の特徴が「PH8.0前後のアルカリ性」がもたらすトロトロの湯心地。
アルカリ性の泉質の特徴としまして、ピーリング効果(古い角質層を柔らかくして新しい角質を作る新陳代謝を促進する)のおかげで、くすみをとったりツルツルな肌にしてくれます。まるで石鹸水に入っているような、一度入ったら忘れられない泉質を是非お試しください。
植木温泉観光旅館組合
住所:熊本県熊本市北区植木町米塚124-1
電話:096-274-6830
2019年放送されたテレビドラマ『サ道』最終回の舞台にもなった「西の聖地」と呼ばれる天然温泉とサウナの施設。全国からサウナ愛好家たちが訪れており、サウナ好きなら一度は足を運んでいただきたい場所です。食事や休憩室、マッサージやあかすりなど施設も豊富。遠方から飛行機で熊本に来たとしても、一度は立ち寄ってみていただきたい場所です。
そんんな湯らっくすの最大の魅力はやはりサウナ。アウフグースイベントを毎時開催している「クラシックサウナ」、ヨガの瞑想とロウリュウ式サウナのいいとこ取りである「メディテーションサウナ」、所定の場所に水をかけると温泉の蒸気と湯気が床の伱間から大噴火するマニアに有名な「大阿蘇大噴火瞑想サウナ」など、多彩なサウナを楽しめるのが特徴です。サウナといえば欠かせない水風呂は、熊本の地下水をかけ流しで使用。水深171cmと、おそらく日本一深い水風呂や、ボタンを押すと頭上から冷水が落ちてきたりと、整い方も多数です。
また2023年12月に誕生した「サウナシアター THIS IS IT」はダンスホールを彷彿とさせる際立った内装が特徴。着衣必須のため男女一緒に入場が可能、中央のステージで繰り広げられるアウフグースショーを楽しむ事が出来ます。
サウナと天然温泉 湯らっくす
住所:熊本県熊本市中央区本荘町722
電話:096-362-1126
なぜ馬刺しは熊本名物なのか?と聞かれて正しく応えることが出来る人は少ないのが現状ではあります。熊本で生まれ育った方からすると、「あー確かに!」となるかとは思いますが、運動会の前の日や受験の前の日、お正月などは馬刺を食べることが多く、「ハレ」の料理であることは間違い無いかと思います。 薄く切った生の馬肉を薄切りのたまねぎやおろししょうが、にんにくなどと一緒に甘口の醤油をつけて食べる。低脂肪、低カロリーで高タンパクで鉄分やカルシウム、亜鉛などミネラルも豊富で、今注目の食材だが、熊本では昔から滋養強壮に食されてきました。 なぜ熊本名物として馬刺しが定着したのか?という点に関しては、諸説あるものの、熊本藩の初代藩主の加藤清正が朝鮮出兵した際、朝鮮半島で食料がなくなり、しかたなく軍馬を食べたところ、大変美味しかったので帰国後も馬刺しや馬肉を好んで食べたというのが始まりといわれています。 また、軍馬の産地だった阿蘇地域で、戦後の食糧難で馬肉を食べ始めたことで広く一般に伝わり、昭和30年代には飲食店でも扱うようになったようです。 様々な歴史背景、時代背景により定着した熊本の馬肉・馬刺し文化。一度食べたら忘れられない、美味しい馬刺しを熊本で食べてみて頂けたらと思います。
※馬肉は牛肉や豚肉といった家畜と比べると体温が高く40度ほどあり、雑菌が増殖しにくく「刺し身」で食べることが可能。加えて、馬刺し用の肉はマイナス20度で48時間以上の冷凍処理をすることが義務付けられ、そのまま食べても安心な体制が整っています。
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