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九州旅行に来たら必ず買いたい!おススメの逸品~お酒・焼酎・ワイン編

古くから九州は酒処として知られた土地柄です。
今回は日本中から注目を集める佐賀の日本酒や、本場鹿児島の芋焼酎、近年ブームとなっているクラフトビールまでご紹介。個性豊かな九州の酒をお土産に買って、自宅でも〝九州酒場〟を開きましょう。

「とどろき酒店」のローズ・ボッサ2017/福岡県

福岡の飲食店や酒好きが足繁く通う酒店、それが「とどろき酒店」です。
店主やスタッフができるだけ現地に足を運んで集めたワイン、日本酒、焼酎、梅酒、リキュールなどが5000本以上。その間違いのないラインナップは食のプロからも厚い信頼を得ています。
「ローズ・ボッサ2017」(2,354円)
とどろき酒店では酒蔵とタッグを組み、オリジナルの日本酒やワインを造る取り組みも行なっています。今回ご紹介するのは、「ローズ・ボッサ2017」。
「福岡のお米で造った日本酒があるように、福岡のブドウで造った美味しいワインが飲みたい」という想いをもとに、2014年からはじまったプロジェクトから生まれました。
筑後地方の耳納連山の中腹にある「巨峰ワイナリー」協力のもと、2017年8月に収穫した巨峰を野生酵母で発酵。摘みたての巨峰のおいしさを自然なまま残そうと、ノンフィルター(無ろ過)で瓶詰めしています。
巨峰の甘くみずみずしい香りにフルーティーな口当たり。
気軽にスイスイ飲める軽快な辛口で、素材感のある料理にぴったりです。
福岡市博多区三筑の本店のほか、福岡市薬院のとどろき酒店 薬院stand!でも購入できます。
とどろき酒店

福岡県福岡市博多区三筑2丁目2-31

http://todoroki-saketen.com

「天吹酒造」の天吹 純米吟醸 いちご酵母 生/佐賀県

「佐賀県日本酒で乾杯を推進する条例」が制定されるほど、佐賀は日本酒に昔から親しんできた街。そのなかでも、創業約300年と佐賀でも屈指の老舗蔵「天吹酒造」をご紹介します。
「天吹 純米吟醸 いちご酵母 生」(1,500円)
佐賀平野で収穫された酒米と背振天山のまろやかな伏流水で酒造りを行う天吹酒造。こちらが力を入れているのが、一般的な清酒酵母ではなく、花の中から分離した花酵母を使った酒造りです。
花酵母はフルーティでキレのあるアベリアや、上品な香りとしっかりとした味わいでお燗にぴったりのマリーゴールドなど、それぞれ味わいや香りにはっきりとした違いがあり、その個性を生かしながら日本酒を造り分けているのです。
ご紹介している天吹 純米吟醸 いちご酵母 生は、イチゴらしい爽やかな甘さとフルーツ感が特徴。ピンクのラベルもかわいらしく、女性にも人気です。
天吹酒造では、国の登録有形文化財である築100年の建物や製造工程の見学、試飲などができる酒蔵見学を実施しています。興味のある方は、ぜひホームページをのぞいてみてください。
天吹酒造

佐賀県三養基郡みやき町東尾2894

https://www.amabuki.co.jp

「今里酒造」の六十餘洲/長崎県

今里酒造は、長崎と佐賀との県境にある波佐見町に蔵を構える老舗蔵。創業は江戸後期と古く、十数棟からなる醸造建築群のうち6棟が国の登録有形文化財に登録されています。
六十餘洲 純米吟醸 山田錦
今里酒造の主力商品は六十餘洲(ろくじゅうよしゅう)。以前、日本には60余りの国々があったことから、日本中の人たちに飲んでもらいたいという想いを込めて名付けられました。
定番の六十餘洲 純米吟醸 山田錦は、上品な吟醸香があり、柔らかい口当たりのあとに旨味が広がる味わい。日本酒好きなら一度は味わいたい逸品です。
今里酒造

長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷596

https://rokujuyoshu.com

「熊本ワイン」の菊鹿ワイン/熊本県

「熊本の地酒は焼酎でしょ?」と思うことなかれ。ここはあえておすすめさせていただきたい、熊本のワイン。熊本県山鹿市にある菊鹿町の農家さんと一丸となってブドウ作りから始め、愛されるワインを作り続けている人がいるのです。
ワインづくりが始まってまだ20年足らずと、歴史も新しいこの菊鹿ワイン、今では国内のベストワインに選ばれたり、数々の賞を受賞するほど、愛好家に親しまれています。
菊鹿シャルドネ
特におすすめしたいのは、少し辛めのシャルドネのワイン。JR九州のクルーズトレイン「ななつ星in九州」でお食事の際に提供されるというお墨付きです。すっきりした口当たりとフルーティな香りが、食事の美味しさを上品に引き立ててくれます。大切な人に選んでほしい、熊本の美味しいギフトです。
熊本ワイン

熊本県熊本市北区和泉町168−17

https://www.kumamotowine.co.jp

「老松酒造」の梨園/大分県

日田を代表する農産物「梨」。その梨を使ってこんなにも美味しいお酒ができるとは。リキュールというのが申し訳なく、「梨のお酒」といいたくなります。
このお酒の誕生は、バーテンダー江田さんの想いに始まります。「Bar if」というカウンター席のみのバーを経営し、カクテルコンテストで世界一にも輝いた経歴をもつ江田さん。
「日田梨を使った世界一のカクテルを造りたい」その夢と情熱で、梨農家さん、老松酒造さん、つえエーピーさん、大塚酒屋さんと共に、世界一の梨のお酒が生まれます。
梨園
一つひとつ丁寧に皮をむき芯を取り除いてから搾汁することにより、芯や皮に含まれる雑味をなくし、綺麗な色が残ります。
手仕事で作られる「梨園(りえん)」は、一本に大きな日田梨1個分が入り、梨の持つフレッシュなみずみずしさが、そのままストレートに伝わります。一度に少量しか生産できないこともあり、品切れのこともあります。店頭で見つけたら即買いしておきましょう。私のおすすめはロックです。
梨園ロック
老松酒造

大分県日田市大鶴町2912

http://www.oimatsu.com/index.html

「宮崎ひでじビール」の太陽のラガー/宮崎県

近年、脚光を浴びるクラフトビールの世界。
九州・宮崎にも世界から注目を集めるクラフトビールメーカーがあります。
それが、祖母傾国定公園・行縢山(むかばきやま)の麓にある醸造所「宮崎ひでじビール」です。
10年もの歳月をかけて、宮崎県産大麦100%、自家製できたて麦芽の「YAHAZU」を完成させるなど、地域の人たちと連携をとりながら世界基準のビールを目指しています。
実際、世界の地ビールコンテストでの入賞歴も多数。
「太陽のラガー」(514円)
太陽のラガーはひでじビールを代表するピルスナービール。自家培養のフレッシュな酵母から生まれるすっきりとした飲み口と、爽やかな苦味、やわらかなコクの調和が絶妙です。
宮崎ひでじビール

宮崎県延岡市行縢町747−56

https://hideji-beer.jp

「佐多宗二商店」のXX晴耕雨讀/鹿児島県

鹿児島といえばやっぱり芋焼酎。
佐多宗二商店の「晴耕雨讀」は、その人気の一角を占める銘柄ですが、今回ご紹介するのは、そこからさらに進化させた味わいの「XX晴耕雨讀」です。読み方は、〝だぶるえっくすせいこううどく〟。
XX晴耕雨讀
南薩摩産黄金千貫を原料とした芋焼酎に、特別蒸留の米焼酎を20%ブレンド。かすかに青いメロンのような吟醸香や天ぷらにしたときのさつま芋の香り、ほんのりヴァニラやカカオなどの香りが調和しています。口に含むと洋酒のようで、クリアな味わい。食中や食後までさまざまなシーンで楽しめます。また、バニラアイスクリームやデザートとのペアリングもおすすめです。
晴耕雨読工場
佐多宗二商店

鹿児島県南九州市頴娃町別府5383

http://www.satasouji-shouten.co.jp/index.html

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