てげうま！グルメドライブin宮崎【日向灘北編】西都～高鍋～都濃～日向～延岡
宮崎
更新日：2023年11月02日
宮崎牛やマンゴーで満足してはいけません。宮崎各地にはまだまだおいしいグルメがたくさん。それらに出会い、味わえるグルメドライブはいかがですか？今回は宮崎市の北に位置する西都市を皮切りに、日向灘沿いを北上しながら楽しめる５市町のてげ（宮崎弁でスゴイ）うま！グルメをご紹介します。
【西都市】温かうどんの上に鉛筆大、いやそれ以上の極太ごぼが山盛り！「天満所茶屋」
香川に負けぬうどん文化を持つ九州。比較的麺がやわらかで、ごぼうの天ぷら（通称ごぼ天）のトッピングがあるなどの特徴も。そのごぼ天の存在感がハンパない名物うどんが、西都市にあるんです。味わえるのは国の途別史跡「西都原古墳群」から車で15分の「満所茶屋」。店名はこの地に生まれ、安土桃山時代天正少年遣欧使節の一員としてヨーロッパに渡った伊藤マンショ（満所）からとったそうです。
そしてこれが名物の「ごぼ天うどん」650円。地元西都市産を中心としたごぼうを長さ約12㎝、太さ1～1.5㎝サイズにカット。注文を受けてから揚げた熱々の極太ごぼ天が20本、いやそれ以上？丼を覆います。
まずはそのまま揚げたてをガブリ！特に下味をつけてないとのことですが、太さのせいでしょうか？カリホクの食感はもちろん、ごぼうから感じる甘みにびっくり！数本食べていくと、ご主人が毎朝打つという自家製うどんが顔を出します。ごぼ天同様にやや太めで、程よい柔らかさともちもち加減を兼ね備えた食感。おつゆは鶏ガラといりこベースの少し濃いめな味付けですが、このつゆに浸かって甘じょっぱくなった極太ごぼ天が、また、たまらない！
ちなみにこの極太ごぼ天はテイクアウトもできます。パックいっぱいに250gも入って300円。ドライブのお供にも、ぜひ。
満所茶屋
住所：宮崎県西都市大字下三財3376-14
電話番号：0983-44-3065
営業時間：11時～14時
定休日：日曜、月曜、祝日
【西都市】創業明治27(1894)年。1時間待ちは覚悟の人気店「うなぎ料理 入船」
その昔は一ツ瀬川をはじめ、天然ウナギがよく取れる川があり、それ故にうなぎの名店も生まれたという西都市。その代表格が1894年創業の老舗、「うなぎ料理入船」です。年間25万人が訪れる人気店で予約なしでは、1時間待ちはざら。2階建ての本館とは別棟に待合所も用意されています。こちらで待って待って、待ちわびてご対面できるのがこちら。
うなぎ丼（大）2970円
宮崎、鹿児島産の肉厚うなぎを創業以来の技を用いながら備長炭で、同じく創業以来継ぎ足しながら受け継いできた甘めのたれをつけながら、ふんわり焼き上げます。肉厚でやわらかなうなぎのかば焼きのおいしさは言わずもがな、それを受け取る特別栽培のコシヒカリ「特上入船米」のご飯の食感、味わいも感動もの！このうなぎあってのこのご飯。すばらしいコンビネーションです。
丼にはお漬物、うなぎの肝串のほか、汁物としてすりつぶした大豆とお豆腐の入ったクリーミーなお味噌汁・呉汁が付きます。濃い味の蒲焼を味わって、呉汁を飲んで口の中をいったんサッパリ、リセットし、再び蒲焼を満喫。そんな口福なループにも一役買っている一杯です。
また、入船さんでは店内メニューのほか、うなぎおにぎり650円（2個入り）やうなぎの蒲焼が3キレのったスポ弁当1660円などのテイクアウトうなぎメニューも多数あり、こちらも大人気。店内でお食事同様、事前の電話予約がおすすめです。
うなぎ料理 入船
住所：宮崎県西都市南方3316-3
電話：0983-43-0511
営業時間：11時～14時30分、14時30分～8時（LO19時30分）※土日祝、7・8月は変更の場合あり
定休日：不定休※電話、またはHPで確認
http://www.u-irifune.com/tenpo.htm
【高鍋町】グルメ番組で話題の皮もっちり餃子と手羽先餃子を。「餃子の馬渡 ママンマルシェたかなべ店」
宮崎市が餃子の支出金額、購入頻度で日本一になって以来、注目されている宮崎の餃子事情。餃子に欠かせないキャベツの生産量が県下一で昨今、TVでの露出も多い2大餃子店が西都市の北に位置する高鍋町にあります。その中の1つが創業56年の「餃子の馬渡」。県内に3店舗展開する中、ドライブ途中に気軽に寄れるのが、国道10号沿いにある複合施設「ママンマルシェ」内のフードコード店。
定番餃子10個入りの「餃子定食」998円
九州産の小麦粉で作った秘伝の皮を、たっぷりのラードで揚げ焼きに。そこから生まれるもっちり＆カリッ！の2つの食感が楽しめるのが、こちらの餃子の特徴。このもっちり餃子は5個374円、10個648円と単品販売も。さらに某グルメ番組で宮崎NO.1餃子と称された、こちらもおすすめ。
「手羽餃子」1本280円
国産の鶏の手羽先の中骨を取り、その中に野菜をたっぷり使った馬渡特製の餃子餡をぎっしり詰めて揚げた、プリプリかつボリューミーな逸品。
また、フードコートの隣にあるママンマルシェの直売所では、餃子の馬渡の各冷凍商品も販売。そちらも要チェックです。
餃子の馬渡ママンマルシェたかなべ店
住所：宮崎県児湯郡高鍋町大字持田5654-1
電話：0983-23-0177
営業時間：10時～18時
定休日：不定
https://mawatari.net/tenpo/
餃子の馬渡ママンマルシェたかなべ店
宮崎県児湯郡高鍋町大字持田5654-1
https://mawatari.net/tenpo/
【都農町】推しのトマトをはじめ、地元の新鮮野菜やワイン、お土産が勢揃いの「道の駅つの」
宮崎から延岡への北上ドライブのちょうど中間地点。休憩がてらに寄りたいのが、県道10号沿い、パワースポットとして人気の都農神社近くにある「道の駅つの」です。
物産館の「門前市場」には都農町やお隣の川南町産の新鮮な野菜、乳製品を含む加工品、さらに都農町が誇る都農ワインなどの品々が所狭しと並んでいます。中でも自慢はトマト。その推し特産を活かしたオリジナル商品が、なんと年間60000個も売れているそうです。
それがこの「トマトひねり揚げ」345円。道の駅つのでしか販売しない限定揚げ菓子です。カリカリのひねり揚げに、味の濃さで評判の尾鈴地区産のトマトで作ったピューレとパウダーをプラス。パッケージにあるように、その味はまさにナポリタン！
また、館内のテイクアウトグルメ店「ソフト＆ドリーム」では、地元産トマトで仕込んだソフトクリーム「トマトソフト」350円も販売。トマトの甘みとさわやかな酸味が楽しめるこのオリジナルソフトにも、人気のトマトひねり揚げが2本トッピングされています。
道の駅 つの
住所：宮崎県児湯郡都農町川北5129
電話：0983-25-5055
営業時間：9時～18時
定休日：なし
【日向市】旬の宮崎フルーツを活かした映えサンドがいっぱい！「スイーツカフェSEIKADO」
馬ヶ背の断崖絶壁や願いが叶うクルスの海などの絶景スポットを持つ日向市。グルメといえば日向灘の新鮮な海幸、というイメージがあるかもしれませんが、今回ご紹介するのは、2020年の登場以来大人気の映えてボリューミーな手作りサンド。
お値段は420円～550円
作るのは創業60年以上の老舗菓子店「清華堂」が名称、スタイルを一新して立ち上げた「スイーツカフェSEIKADO」。名物のチーズ饅頭をはじめとする和洋菓子のほか、ショーケースには常時15～20種類のカラフルなフルーツサンド、さらにピスタチオムースやティラミスなどを挟んだスイートサンドがズラリ。
基本、商品はテイクアウトですが、ショーケースの横に設けられたテーブル席でイートインも可能。各サンドの賞味期限は要冷蔵で3日とのことなので、ドライブのお供用はもちろん、翌朝の朝食用に購入するのもおすすめです。
Sweets Cafe SEIKADO
住所：宮崎県日向市本町9-12
電話0982-52-3518
営業時間：10時～19時、日曜は～17時
定休日：不定
https://www.instagram.com/seikado313/?hl=ja
【延岡市】元祖のスタイルはタルタルソースなし！「元祖チキン南蛮 直ちゃん」
宮崎のご当地グルメの1つであるチキン南蛮。実はその発祥の地は延岡市なんです。今はなき、「ロンドン」という洋食店のまかない料理がその原点とのことで、そこで働いていたのが「元祖チキン南蛮 直ちゃん」の創業者。まかない料理で食べたタルタルソースをかけない、甘酢オンリーで味わうという原点スタイルを、2024年で創業60年を迎える現在も引き継いでいます。
「チキン南蛮定食」1100円（ご飯、みそ汁、小鉢、漬物付き）
ぱっと見はチキンカツのようですが、鶏のむね肉を包むのは、卵液で作られた衣。特別な手法できめの細かいやわらかな鰹節をまぶしたような状態の衣をまとわせます。その揚げたてをあっさり味の自家製甘酢にくぐらせ、食べやすい大きさにカット。甘酢を吸ってシャクふわ食感になった衣と共にやわらかな鶏のむね肉を味わいます。多くのチキン南蛮と異なり、原点のスタイルは鶏本来の旨みを実感でさせる料理。また、テーブルにはマスタード、柚子胡椒も用意されているので、お好みで味変も楽しめます。
またレジの前では自家製甘酢「チキン南蛮のたれ」を1本540円で販売。元祖の味をご自宅でも楽しみたい方は、ぜひどうぞ。
元祖チキン南蛮 直ちゃん
住所：宮崎県延岡市栄町9-3
電話：0982-32-2052
営業時間：11時～13時45分、17時～19時45分
定休日：月曜の夜、火曜
おわりに。
日向灘沿いの5市町で味わえる、おすすめのてげうまグルメ7選でした。このまま北上して大分グルメを満喫するもよし、また大分から入って延岡スタートの逆ルートもよし。いずれにせよ、宮崎グルメ、奥深し！
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