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食べてみらんね?美味しい宮崎グルメ4選!

海の幸にも山の幸にも恵まれた、美味しいもの尽くしの宮崎。「まずはここに行って、これを食べてみて!」そんな風に、友達にお薦めしたくなる厳選の4店をご紹介します。おいしいアレコレがあなたを待ってますよ〜!

見た目は素朴でも深い味わい。まさに宮崎の県民性を象徴しているような郷土料理・冷や汁

この何とも控えめな見た目からは想像もできないでしょうが、一口食べると出汁の味、素材の味、そして香ばしい焼き味噌の風味がじ〜んわり口の中に広がります。心まで満たされる食事というものは、こういうものを言うのかもしれません。
冷や汁は、ご飯にお味噌汁をかけただけのシンプルなものとは大違い。温かいご飯に季節のお野菜や魚などのトッピングをのせ、焼き味噌を溶いた汁をかけて食べる郷土料理です。食欲の減りがちな暑い夏、一度に美味しく栄養が取れるようにと工夫されています。さらりと食べられるので、お酒の後に食べることも多いんですよ。ここ創業47年の「杉の子」では、味噌の中にはゴマや落花生のペースト、トッピングにはお豆腐にきゅうりや大葉、ミョウガ、焼きほぐしたかます、出汁にはイリコやカツオが使われています。海の幸、山の幸がいっぺんに食べられる贅沢な一品です。定食のセットになっているなますやデザートは季節のもの。今回は柿のなますと栗のアイスをいただきました。夏にはマンゴーのなますが出ていたことも。宮崎らしいですね。
杉の子の冷や汁定食。ダシに使われるイリコは頭とハラワタをとる一手間を加え、素材の旨味を引き立てます。
宮崎の新鮮な食材を一度に食べられます。みょうがや大葉など、暑さを乗り切る食材のコラボレーション!
「暑さが厳しく食欲が落ちる季節でもさらっと食べられるようにと考えられ、しかも農産物に恵まれた宮崎だからこそ誕生した冷や汁。生活の知恵が詰まったこの郷土料理は、宮崎の誇り」と女将の前田さん。女将さんとスタッフの皆さんが気持ちの良いおもてなしをしてくれます。
ふるさと料理 杉の子 (ふるさとりょうり すぎのこ)

宮崎市橘通西2丁目1−4

http://www.miyazaki-suginoko.net/

みんな大好きチキン南蛮!新しいソースに挑戦してみませんか?

南蛮酢の甘酸っぱさと、濃厚なタルタルソースのコンビネーションによる不動の人気、チキン南蛮は宮崎が本場。今回お邪魔したクレイトンハウスは、子連れや県外からのお客様も多いローカルチェーン店です。何と言ってもここの特徴はソースのバリエーション!王道のタルタルに加え、豆板醤や梅、バジルなど7種類のソースがあります。初めての方にオススメなのは、2種類のソースを選べる「チキンW南蛮」。お連れの方とシェアして色々な種類を楽しむのも盛り上がりそうですね。チキン南蛮にはサラダが添えられ、ご飯にドリンク、そしてスイーツがついた大満足のボリュームで1380円のランチセットは、店長さんからもお得!との太鼓判。そうそう、実はここの密かな人気は、自社工房でパティシエが作る自家製スイーツと自家製シロップで作ったドリンクなんですよ。この日は、秋のフルーツたっぷりのタルトとぶどうの炭酸ジュースをいただきました。チキン南蛮とご飯でお腹いっぱいでしたが、ドリンクの美味しさも手伝って、タルトもぺろりといけちゃいました。
クレイトンハウス大島店。ガーデンを見ながら心地よく食事できます。近くにはフェニックス・シーガイア・リゾートが。
このボリュームで1380円のランチセット。4種のソースを選びました。新鮮野菜のサラダもモリモリ!困ってしまうほどに充実したメニューです。
クレイトンハウス大島店

宮崎市大島町前田343

http://www.craighton-house.com/

炭火焼にタタキに鳥刺しに・・・みやざき地頭鶏を食す

宮崎県のブランド地鶏「みやざき地頭鶏(じとっこ)」はその昔、その土地を管理していた地頭職のお役人に献上していたほどの美味しい地鶏がルーツ。のびのびした環境の中、愛情をかけて育てられています。宮崎市街地にある「居心地屋やまぢ」は、みやざき地頭鶏目当てのお客様で賑わいます。欠かせないのは、スモークされた香りがなんともたまらない、地鶏料理といえばこれ!な炭火焼き。ただ炭の上で焼くのではなく、炭に肉の脂を落とすことで炎が上がり、高温で一気に焼き上げます。やまぢでは肉本来の旨味を味わえるようにと、炭をつけ過ぎないように工夫されています。弾力がありながらも柔らかく、おばあちゃん同士で食べにいらっしゃることもあるのだとか。添えられた柚子胡椒がまた良い仕事をしてくれます。そして、南九州ならではの鳥刺しもすすめですよ。「生で食べた時に美味しさが分かる」と店主の黒木さんも太鼓判!一羽を丸ごと仕入れているので出せる量は多くなく、特に希少部位はすぐに売り切れるので、ご希望の方はご予約くださいね。
炭火と地鶏の脂が溶け合い、香ばしい香りがしてきます。この香りだけでお酒が進みそう!
橘通りから徒歩3分!飲食店が軒を連ねる一角にある居心地屋やまぢ。
香りだけでご飯が食べられそう。この香りをお届けできなくて残念です。
愛情のかけ方、育て方で味や食感が違うため、特定の農家さんから仕入れているそう。宮崎の地酒と共に、色々な食べ方で味わってみてください。
居心地屋やまぢ

宮崎市橘通西3丁目8−5三輪ビル1F

http://www.yamadi.jp/

つゆまで飲みたい!心も体も癒される織田薪(おだまき)の釜揚げうどん

宮崎は、隠れたうどん王国ってご存知でしたか?呑んだ後の〆はラーメン、というラーメン派が主流な九州の中で、宮崎では「うどんで〆」なのです。そんな宮崎県民が愛してやまないうどんの名店の一つ、織田薪にお邪魔してきました。
ビルの奥へ進むと大きなのれん。 のれんが開店の合図です。
店主・松本さんのお母様が突然「釜揚げうどんのお店をする!」しかも「夜に営業する」、と決めてから39年。今では松本さんを中心に、お母様がおいなりさんを、お子さんたちが仕込みや店を手伝い、家族ぐるみでこの味を守っています。織田薪のメニューは、釜揚げうどんとおいなりさん。宮崎県民に親しまれているイリコをベースにカツオ、サバを混ぜ込んだ出汁、するすると入る細い麺が特徴で、釜揚げうどんの中では割とあっさり目です。麺の細さやふわやわな食感は、宮崎の人々に、そして夜の時間に喜ばれるようにと試行錯誤を重ねてたどり着きました。飲んだ後や疲れた体を優しく癒してくれます。のれんが出た途端から、日に200〜300人ものファンが訪れます。奥深く優しい味わいに、人は夢中になっちゃうのでしょう。
これにおいなりさんだけというシンプルなメニュー。悩む必要がありません。一筋の思いが味に表れています。
一度は食べていただきたい、根強い人気の織田薪のうどん。冬にはゆずが入ることも♪
釜揚げうどん 織田薪(かまあげうどん おだまき)

宮崎市中央通2−23コアビル1F

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