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90年ぶりに鉄路が復活した佐賀県嬉野のオススメ観光地めぐり

全国的にも有名な嬉野温泉を有する佐賀県嬉野市に、90年ぶりに鉄路が復活しました。
西九州新幹線の停車駅として開業した嬉野温泉駅や嬉野のオススメ観光地を紹介します。

さっそく足湯でお出迎え「道の駅うれしのまるく」

武雄温泉駅から西九州新幹線に乗車してほどなくすると、嬉野温泉駅に到着します。
できたばかりの駅舎なので、とても綺麗で旅が始まるワクワク感を盛り上げてくれます。
改札を出ると可愛い折り鶴アートがお出迎えしてくれました。折り鶴で作った電車の最多展示数としてギネス世界記録を達成しているとのことで、近くで見ると一つ一つが丁寧に折られた電車でできているのが分かります。手づくりのアートでの歓迎が嬉しいですよね。
早速癒されます
駅に隣接して開業した「道の駅うれしのまるく」は、道路情報、イベント情報、観光情報等の情報発信や、市の特産品を紹介する展示販売を行うほか、外には、足湯・手湯・公園が整備されています。
「まるく(markt)」にはドイツ語で市場という意味があり、市場の機能も兼ね備えた癒しの玄関口として、ここから大きな輪となり新しい街が誕生するという期待が込められています。
足湯に入ってみましたが、心地よい温度で癒されました。
今後も飲食店、レンタカー、バーベキュースペースのオープンが予定されていたり、マルシェの開催が予定されていたりと、ますます盛り上がっていくこと間違えなしですよ。
道の駅 うれしのまるく

佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲4370番地2

https://ureshinomaruku.jp/

お茶を学び、お茶に触れ、お茶を味わう「うれしの茶交流館チャオシル」

足湯で早速癒されたところで、「うれしの茶交流館チャオシル」にやってきました。
2018年に開館した施設で、日本でも珍しいお茶専門の資料館なんです。
ここでは、うれしの茶の歴史やつくり方、美味しさを知ることができるほか、美味しいお茶の淹れ方教室や、嬉野温泉の温泉水とうれしの茶を使ったユニークな茶染め体験など、お茶に関する様々な体験をすることができます。
※体験を希望される場合は、必ず事前に施設へのお問合せをお願いします。
展示されているのは、実際に使われていた機械や道具ばかりで、農家さんから寄贈を受けたものだそうです。
サイズ感や質感などを間近で見ることができるので、よりリアルな見学をすることができますよ。
普段何気なく飲んでいるお茶は、多くの方が時間と手間をかけて育ててくれているのだと知ることができました。
館内には喫茶コーナーがあり、うれしの茶やうれしの茶を使ったアイスクリームなどを楽しむことができます。
うれしの釜炒り茶を飲んでみましたが、香りが高く飲むとほっこりしました。釜炒り茶は嬉野でも希少なお茶で、黄金色なのが特徴なんだそうです。
お茶の淹れ方もスタッフさんが教えてくれるので、どなたでも美味しいお茶を楽しむことができますよ。
うれしの茶交流館チャオシル

佐賀県嬉野市嬉野町大字岩屋川内乙2707-1

https://www.city.ureshino.lg.jp/kanko/ureshinocha/_23805.html

チャオシルから少し移動すると、国指定天然記念物の「嬉野の大チャノキ」を見ることもできます。
樹高4m、枝張12mの巨大なお茶の木で、1600年代に嬉野茶の茶祖といわれる吉村新兵衛さんが皿屋谷一帯に茶の栽培を奨励した当時の一本が残ったものと言われています。
実際に見るととても大きな樹木に圧倒されました。遥か昔からここに立っていたと考えると、感慨深いですよね。
嬉野の大チャノキ

佐賀県嬉野市嬉野町大字不動山乙

https://www.asobo-saga.jp/search/detail.html?id=197

絶好のポイントから滝を鑑賞できる「轟の滝」

チャオシルの近くにあり、自然を楽しむことができるのが「轟の滝」です。
高さは11mで、三段の滝を形成しています。滝壺の面積は約2,500㎡で、水が流れ落ちる音が雷が轟いているようであることからこの名前がつきました。
滝の下流にある滝見橋は、滝を眺める絶好のポイントですよ。
滝の音を聞きながら、まったりした時間を過ごすことができました。
階段で川に降りることもできますが、小さなお子様は必ず保護者の方と一緒に行くようにしてくださいね。
轟の滝

佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿丙163-1

https://www.asobo-saga.jp/search/detail.html?id=102

嬉野温泉湯豆腐を堪能「佐嘉 平川屋 嬉野店」

お昼は「佐嘉 平川屋 嬉野店」にやってきました。
脇役になりがちな温泉湯豆腐を主役にし、温泉湯豆腐の本当の美味しさを知ることができるお店です。
お食事スペースを併設したアンテナショップなので、お土産を購入することができるのも嬉しいですよね。
スイーツメニューも豊富で、その中でも平川屋パフェは元々人気のメニューでしたが、有名女優がYoutubeで紹介したことをきっかけに爆発的な人気になっているのだとか。
今回はお食事メニューの嬉野温泉湯豆腐定食をいただきましたが、次回はスイーツも食べてみたいと思います。
温泉とうふとご飯はお替り自由なのが嬉しいですよね
各テーブルに設置してあるIHクッキングヒーターで、温泉湯豆腐をコトコトと火にかけます。
少し火が通るとついつい食べたくなりますが、ここで我慢することで温泉湯豆腐本来の美味しさが楽しめるのだとか。豆腐の角が取れるくらいまで火にかけたら、ゴマだれで頂きます。
出汁がお鍋に入ってないのに、濃厚な湯豆腐が美味しくてご飯が進みます。
トロトロで美味しそう!
温泉湯豆腐の旨味が溶け出した鍋に野菜を入れてお鍋を楽しんだ後は、ご飯を入れてお雑炊で〆ることができるので、湯豆腐の美味しさを堪能することができます。
一度食べれば、温泉湯豆腐の概念が変わりますよ。
特に土日祝日は混みあうことが予想されますので、お時間に余裕をもって行かれてくださいね。
佐嘉平川屋 嬉野店

佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙1463

https://saga-hirakawaya.jp/brand/

なまず様に美肌祈願「豊玉姫神社」

お腹もいっぱいになったところで訪れたのは、美肌の神様がいるといわれる「豊玉姫神社」です。
ここには、海神の娘で竜宮城の乙姫・豊玉姫を祭っており豊玉姫の遣いとされる白なまずを祭った「なまず社」があるんです。
鳥居をくぐり境内に入ると「なまず様」が出迎えてくれます。
なんとも可愛らしい顔つきをしており、白く陶器のような肌は触るとツルツルしています。
なまず社の横に書かれた参拝方法に則っとり、美肌への願いを込めて「願い水」をひしゃくでなまず様にかけると美肌を叶えてくれるかもしれませんよ。
豊玉姫神社

佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2231-2

https://spa-u.net/facility/2016/01/org-entry-199.php

足元から美肌に!嬉野温泉街の足湯スポット

沢山歩いて足が疲れたら、温泉街の足湯でリラックスしましょう。
温泉街には3つの足湯スポットがあり、全て無料で利用できるのが嬉しいですね。
シーボルトが嬉野温泉に立ち寄ったことにちなんで名付けられた「湯遊(ゆうゆう)広場 シーボルトのあし湯」、足湯の他に手湯とお子様向けの浅い遊び場がある「湯っつら広場」など個性的な足湯スポットばかりですが、中でもオススメなのが「湯宿広場」です。
ここは足湯と、全国的にも珍しい足蒸し湯を備えた公園で、足湯は一部車椅子の方にもご利用いただけるようになっています。
足蒸し湯は両足を穴に入れ、箱を膝の上に置き10~15分程度蒸します。じんわりと暖かくて体の芯からポカポカしてくるので、これからの季節にもってこいですよ。
湯宿広場

佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙2185

https://www.city.ureshino.lg.jp/kanko/topix/_28173.html

嬉野温泉周辺をレンタサイクルで巡ってみませんか

今回ご紹介したスポットを嬉野茶を携えて巡ることができるのが「茶輪(チャリン)」です。
シモムラサイクルズでレンタサイクルと合わせてティーボトル・お水・お水の量に合わせて調整された茶葉をレンタルすることで、観光しながら嬉野茶を楽しむことができるんです。
お水の量に合わせて茶葉が調整されているので、美味しい状態の嬉野茶を飲むことができますよ。
市内のお茶屋さんでは有料でお替りをすることもできるので、沢山の嬉野茶を飲み比べてみてくださいね。
※嬉野の大チャノキまで行く方は、電動アシスト自転車をレンタルすることをオススメします※
茶輪(シモムラサイクルズ)

佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿乙938-1

https://tea-tourism.com/cycling/

西九州新幹線の開業に伴い、ますます注目されている嬉野で日ごろの疲れを癒してみてはいかがですか。

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