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都会から気軽に心安らぐトレッキング 〜 九州オルレ 福岡・新宮コース 〜

新宮町は、福岡市に隣接し博多・天神からわずか30分の好立地でありながら自然も多く、海あり山あり松林あり、そして歴史ありのエリアです。2010年にJR新宮中央駅ができ街は活気に溢れています。そんな新宮町に「九州オルレ 福岡・新宮コース」がこのほどオープンいたしました。今回、2019年3月17日にオープンした福岡・新宮コースの魅力をお届けいたします!

福岡・新宮コースって、どんなコース?

福岡・新宮コース
福岡・新宮コースは、全長11.94Km高低差最大で約100m約4時間前後のコース。立花山周辺で特産品のミカン畑や歴史が多く残るエリアを通り、展望台から望む玄界灘に浮かぶ相島の景色が楽しめるんですよ。また街の中心部を通り抜け松林を抜ければ、新宮海岸の青い海。都会でありながら心に安らぎを感じられるトレッキングコースを歩いてみませんか。

スタートは、新宮町コミュニティーバス佐屋バス停

新宮町コミュニティーバス佐屋バス停前にあるコース看板
スタート地点は「新宮町コミュニティーバス佐屋バス停」でコミュニティバスマリンクス(山らいず線佐屋行き)で行けます。新宮散策コースMAPの看板がありますので目印にしてくださいね。株式会社ヤマップ (YAMAP INC.)が提供されているYAMAPアプリでも、九州オルレコース(福岡・新宮コースも)が掲載されました。ぜひともチェック!
◆YAMAP(ヤマップ)  → ホームページ:こちら /   YAMAPアプリとは?:こちら
 ※株式会社ヤマップ (YAMAP INC.)様へ確認したのち、掲載させていただいております。

いざ、新宮散策 スタート!

オープニング式典のこの日、天候にも恵まれ海外からも多くの方が参加されていました。トレッキング用のシューズ、動きやすい服装、帽子、水分補給など皆さん抜かりがありません!今回、東京からイタリア出身の外国人ライターをお招きいたしました。九州のトレッキングの楽しさを一緒に体験!今後、多くの外国の方へ伝えて頂く予定です。乞うご期待!
山道
スタートして数分、山道が目の前に。皆さん、慣れているせいか足取りが早いです(汗)。それにしても、風のせせらぎ、鳥の鳴き声(鶯)、土の匂い。自然と一体になった気がして、なんだか癒やされます。
最近は、若い女性の方も増えてきました。世代を超えてみんなで楽しめるアクティビティ、それがトレッキング!
2019年3月17日撮影
山道を抜けると山間の開けた場所に。日差しが優しくポカポカ陽気。周辺には、菜の花など草花がちらほら開花。"春を実感できる"のもトレッキングの醍醐味の一つですね。
ヤギ&オルレリボン
今回のオープニングセレモニーでは、6つの"おもてなしステーション"がありました。1つ目のおもてなし地点で、いちごのクリームケーキをいただきました。生クリーム&イチゴ入り、エネルギー補充です!福岡・新宮コースオープンを待ちに待っていたのは人間だけではありません!なんとヤギくんがオルレリボンを付けてお出迎え。こんな都心の近くで、動物と出会えるなんて実に驚きですね。

立花地区の古い町並み

立花地区の古い町並み
本コースは実に景観が豊か!一歩路地に足を踏み入れると、随所に残る古い町並み。このエリアは、戦場の名残として鍵型に曲がった道や城下町の雰囲気がたっぷりと残っています。また、この通りにある独鈷寺は、最澄が帰朝後最初に開いたお寺。古河の浜にたどり着いた最澄が、霊地を求めるために独鈷と鏡をホオリ投げ、この地に落ちたことが由来とか。歴史探訪とは、まさにこのこと。
2019年3月17日撮影
オープニング式典のこの日は、六所神社付近で休憩所※がありました。"ひじきコロッケ"を頂きちょっと一休み。新宮町のみなさんの心温まるおもてなしに、感激です!
※イベントや休憩所でのおもてなしの有・無については、九州オルレ、または新宮町ホームページ等で最新情報をご確認ください。
巨樹のカゴノキの前で
六所神社の裏にあるのは、巨樹のカゴノキ。カゴノキは県内の低い山に分布して常緑林を構成し、植生の特徴を代表する植物のひとつだそうですよ。
竹林を抜けて
"竹林を抜けて"。人の手によって整備された竹林の道が続きます。風によって擦れる音、うっすら太陽の光が指すこのエリアが、私のお気に入りのポイントです!

パノラマビューポイント ”しんぐう愛の丘”

2019年3月17日撮影
ビューポイントには必ずといっていいほどに、オルレマークがあります。ここは「しんぐう愛の丘」と命名されていました。玄海灘に浮かぶ相島(あいのしま)がハートの形をしていることかららしいです。それにしても高台からの眺めは最高です!
2019年3月17日撮影
新宮町を一望できる眺め。右上に見えるのが、相島!
コース沿いに並べられた植木鉢
いよいよ散策コースも終盤戦です。植木鉢がコースに沿って配置されていました。地元の方のささやかな気遣いがこんなところにも。嬉しい限りですね。

お稲荷さん 夫婦子守大明神

夫婦子守大明神
突如現れた稲荷神社。夫婦子守大明神らしいです。
夫婦子守大明神
稲荷様の小さな境内には、稲荷神のお使いとされる小さな白狐様が。思わず手を合わせてしまいました。

セントラルパーク 沖田中央公園

沖田中央公園

沖田中央公園。別名、JR新宮中央駅東口から一直線に伸びる桜並木のあるセントラルパーク。処理した水を公園のせせらぎに流すなど、水と緑に親しまれる憩いの空間です。散策コースは、一気に近代的な街並みになりました。

17世紀から続く、楯の松原

楯の松原
17世紀、当時の福岡藩が植林したもので、海風や砂から作物を守る目的から「楯の松原(たてのまつばら)」と呼ばれました。20万本の松苗を植えたという記録もあるそうで、今も守り継がれているそうです。海も近いのか、潮の香りがほのかにしてきます。

パラソルのふち 新宮海岸

山、田畑、田園風景を抜け、街を通り抜けると眩しいほど綺麗な海が一面に。そうここは、新宮海岸です。砂浜や松林などが美しい景観を楽しめる散策コースとしても親しまれています。ゆるやかな弓なりのカーブを描く海岸は通称「パラソルのふち」ともいわれ、海岸線には歳月を感じさせる松が2キロ以上に。白い砂浜、青い海、水色の空。ここでしばらくの間、ボーッとしていたくなります。

ゴールは、新宮町 杜の宮グラウンド

新宮町 杜の宮グラウンド
11.9Kmの"福岡・新宮コース"のゴールは、新宮町 杜の宮グラウンド!約3時間。晴天にも恵まれ、気分もリフレッシュできました。皆さん、いかがでしたでしょうか。春から初夏にかけては、トレッキングに一番いい季節です。ぜひここ、福岡・新宮コースに足を運んでみてくださいね。
◆一般社団法人 新宮町おもてなし協会 ホームページは、こちら
◆一般社団法人 九州観光推進機構 九州オルレ ホームページは、こちら

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