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【セレクション】新緑の季節は九州へ!全身にマイナスイオンを浴びる絶景新緑スポット6選

最近忙しくてちょっと疲れ気味…というときは、芽吹いたばかりのみずみずしい新緑に囲まれて、のんびり過ごすのはいかがでしょう?木々のさざめきや爽やかな風に吹かれながら「何にもしない贅沢」を味わえる、春の新緑絶景スポットをご紹介します。

九州の新緑スポット①「石畳の道」熊本県熊本市

夏目漱石のファンも多く訪れるというこちらの道は、熊本県熊本市西区島崎から玉名市天水町につながる当時の幹線道路。夏目漱石の小説「草枕」の舞台として有名で、現在は「草枕ハイキングコース」として整備されています。
ハイキングコースでは、「草枕」の冒頭にある『山路を登りながらこう考えた。智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。とかく人の世は住みにくい』の「山路」の入口と言われる「鎌研坂(かまとぎざか)」や、小説に登場する「峠の茶屋」を再現した鳥越峠(とりごえとうげ)の茶屋、現在は展望公園となっている野出峠(のいでとうげ)の茶屋跡など、道中で作品の中に入り込んだような気分を味わうことができます。竹林のさざめきや石畳が美しいこの道は、漱石が歩いた当時の面影をほとんど残しているそう。苔むした石畳をのんびりと歩きながら当時に思いを馳せて、小説の舞台となった「那古井の宿」である前田案山子の別邸まで散策してみるのはいかがでしょうか。
石畳の道(草枕ハイキングコース)

熊本県熊本市西区河内町岳

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九州の新緑スポット②「平尾台」福岡県北九州市

地元の人にも慣れ親しまれている「平尾台」は、福岡県北九州市などに広がる標高300~700m、南北6km、東西2kmにわたる広大なカルスト台地。日本三大カルストのひとつで、緑が生い茂る大地の中に、点々と白い石灰岩が顔を出す様子は、まるで草原にいる羊の群れのようです。
地下には多くの鍾乳洞があり、長さ1,000m以上と言われる国指定天然記念物の「千仏鍾乳洞」は、入り口から900mまでは観光洞になっていて、夏場に涼をとれるスポットとしても人気です。地上にも地下にも広がる、自然の不思議なパワーを感じられる平尾台。エネルギーチャージしたい方にもおすすめです。

九州の新緑スポット③「川内峠」長崎県平戸市

ドライブやツーリングのコースとしても有名な長崎県平戸市の「川内峠」。なだらかな丘の頂上からは、さえぎるものがない絶好のパノラマを楽しめます。東京ドーム6.4個分、約30ヘクタールにも及ぶ美しい緑の海のような草原からは、東に九十九島、北に玄海灘、遠くは壱岐・対馬が望め、美しい日の出が拝める場所としても人気があります。 歌人の吉井勇が川内峠に立って「山きよく 海うるわしとたたえつつ 旅人われや 平戸よくみむ」と詠んだ歌碑(昭和32年7月5日建立)や、室町時代の商人、大渡長者の願いを叶えたとされる「塩上げ石」などもあり、毎年2月上旬に行われる「野焼き」には、ダイナミックな光景を見るために、多くの方が訪れます。野焼きを終え、新しい命が芽吹く新緑の季節に、ぜひ訪れたい場所です。
川内峠

長崎県平戸市大野町

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九州の新緑スポット④「鹿児島県霧島アートの森」鹿児島県湧水町

アントニー・ゴームリー<インサイダー>
自然の中で、世界的アーティストの作品を楽しめる、鹿児島県湧水町の「鹿児島県霧島アートの森」。霧島連山の西に位置する栗野岳の標高約700mの高原にある、霧島の自然に囲まれた野外美術館です。
約13ヘクタールある広大な園内には、国内外で活躍する著名な現代アーティストの作品23点が展示されています。屋外というロケーションを活かした天をつくような巨大な作品も多く、石や鉄、プラスチックなどさまざまな素材で制作された作品に、直接触れながら鑑賞できるユニークな美術館です。
ジョナサン・ボロフスキー<男と女>
ここでは「桜島」も自然が造ったアートとして、ホール階段から見ると野外アート作品の横に入るように設計されているのだそう。自然とアートの融合を楽しみながら巡っていると、心まで満たされていくようです。
霧島アートの森

鹿児島県姶良郡湧水町木場6340-220

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九州の新緑スポット⑤「杉ノ原放牧場」佐賀県唐津市

呼子大橋を渡った先、加部島の最北端に位置する佐賀県唐津市の「杉ノ原放牧場」。畑をまっすぐ突っ切る長い一本道を走り抜け、その先の曲がりくねった小道をたどっていくと、突然目の前が開けて、まるで絵画のような美しい風景が広がります。
青い空、白い雲、目の前に広がる美しい海をバックに、草原でのんびりと草をはむ牛たち…。見つめていると、「細かいことは、まぁいいか」と気持ちにもなんだか余裕が出てきます。 海のすぐ側まで遊歩道が作られていて、さえぎるものが何もない雄大な景色の中で、海風に吹かれる心地よさはたまりません!特に展望台からの眺めは絶景です。
杉ノ原放牧場

佐賀県唐津市呼子町加部島

https://www.karatsu-kankou.jp/spots/detail/523/

九州の新緑スポット⑥「原尻の滝」大分県豊後大野市

のどかな田園地帯に突然現れたのは、「東洋のナイアガラ」とも言われる大分県豊後大野市の「原尻の滝」。轟音と共に水しぶきをあげながら流れ落ちるダイナミックな光景は、言葉を忘れてしまうほど。幅約120m、高さ約20mほどあり、約9万年前の阿蘇火山の巨大噴火による火砕流が冷えて固まった溶結凝灰岩が崩落してできたものです。
滝の前にかかる吊り橋から正面を眺めることができたり、川原に降りて滝を見上げることができたりと、大迫力の滝を間近で楽しむことができます。日本ジオパーク認定の緑豊かな大地で、「日本の滝100選」にも選ばれた滝のそばでマイナスイオンをたっぷり浴びれば、もやもやしていた気持ちもスッキリ!
原尻の滝

大分県豊後大野市緒方町原尻936-1

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緑に包まれて日頃の疲れを癒そう!

新緑の美しい季節に巡りたいスポット、いかがでしたでしょうか。静かな竹林や広大な草原、どこまでも続く水平線にダイナミックな滝など、個性的な魅力がいっぱいの場所で自然を満喫していると、日常の小さなイライラもスーッとどこかへ消えてしまいそう。疲れがたまったときは、ぜひお出かけしてみてくださいね。

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