貴重体験!宗像大社「みあれ祭」船上パレードに参船!
福岡
更新日:2019年10月11日
世界遺産・宗像大社の「みあれ祭」の船上パレードに参加してきました。厳かな雰囲気が漂う神事は歴史を感じさせつつ、約150隻の漁船が一団となって進む様は、圧巻の光景でした!
「みあれ祭」とは?
世界文化遺産でもある「宗像大社」は三女神をおまつりしています。九州本土から約60kmのところに浮かぶ 『神宿る島』沖ノ島にある沖津宮の長女・田心姫神(たごりひめのかみ)、大島にある中津宮の次女・湍津姫神(たぎつひめのかみ)、九州本土にある辺津宮の三女・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)。この三女神が一堂に会するのが、10月1日から3日まで斎行される秋季大祭です。初日に長女と次女が、三女のところまで船上パレードで向かう「みあれ祭」から始まり、最終日の古式ゆかしい祭典が執り行われる「高宮神奈備祭」で幕を閉じます。
「みあれ祭」の船上パレードは、田心姫神と湍津姫神の分霊をのせた2隻の御座船(ござせん)を約150隻の漁船団が取り囲むように進み、その勇壮な様子は圧巻の光景となっています。
いざ出発
集合は7時半!大島への定期連絡船がある神湊ターミナルに集合。今日の工程は、定期連絡船で大島へ行き、中津宮の神事に参加した後、漁船の乗船して、戻ってきます。
実は、昨年(2018年)も招待いただいていたのですが、日ごろの行いはいいはずが台風で中止。今年も天候が心配されましたが、何とか持ちこたえ開催!張り切って参戦しました。(女神が嫉妬するから?)女性は乗船できないとのこと。
船内は、招待客に加え、一般のお客様も。この日はまだ蒸し暑かったため、海風が涼しく気持ちよく吹いてました。揺れはほとんどなく、約25分で到着。
大島に到着したら、すでに飾りを終えた漁船がもう待機中でした。
大島は、周囲約15km、人口約700人の島で小高い山林や原野が島の大半をしめており、豊富な魚介類が漁獲できるとのこと。今度ゆっくり楽しみたい島です。
中津宮出御祭のため、徒歩10分のところにある中津宮へ移動。
沖ノ島は立ち入り禁止のため、ここ中津宮から出発します。
お参り
まずはお参り。宗像大社では、2礼2拍1礼が基本とのこと。
世界遺産に登録されたことにより、海外からの注目も高いことが伺えます。
本日お世話になる漁船「宮地丸」。普段は仕掛けた網で捕まえた魚を運ぶのに使用しているそう。
船内は広く、10数人乗ってましたが、余裕がありました。
雨と潮に備えて、雨具と救命道具を装着。空はどんよりしてますが、気持ちが引き締まります!
花火の音を合図にいざ出発!「ゴゴゴゴゴーッ」という漁船のたくましい音が船内に響きます。
出発してすぐに漁船団を発見!
我々は一段の最後方を着いていく形で進みます。
空から撮影のため、ヘリコプターやドローンが飛び回っていました。
海上をどんどん進みます。白地に黒文字で書いてある旗がなびいているのが、分霊をのせた御座船です。(見つけられるかな?)
海上で、沖ノ島からの沖津宮・田心姫神の御座船と合流し、2隻とともに大船団が九州本土へ向かいます。
港では、大漁船団を一目見ようと、大勢の人が待っていました。
例年の様子はこんな感じです。青い海を悠々と進む漁船団。まるで大艦隊のよう。
我々は先に降りて、船が返ってくるのを待ちます。始めに先導船がはいってきました。
つづいて、御座船が2隻が入港してきます。この時点で、漁船団は開催して、それぞれの港に帰っていきました。
下船して、慎重に分霊をお運びいたします。
ついに3女神が勢揃い。この後、神事を行い、神湊港から宗像大社までの道のりを担いで陸上神幸します。
参加はここで終わりです。
歴史がある厳かな神事でありながら、華やかな雰囲気もある魅力的なまつりごとでした。貴重な体験ができました。関係者のみなさまありがとうございました。
乗ってみたくなった方に朗報です!
普段は乗船できず船から眺めることはできませんが、前日に大島に宿泊した方にはサービスで乗船させてもらえることもあるとか。
どうしても海上から体験してみたい方は、宿泊施設等に問い合わせてみてください。
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