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多久市で現代アートに触れる街歩き!ウォールアートを見に行こう

佐賀県多久市の中心市街地には、「誰でも」「いつでも」「自由に」「無料で」楽しめる、ウォールアートが30箇所に点在しています。2015年12月にスタートした「ウォールアートプロジェクト」では市内外から様々な分野のアーティストを召致し、街中をキャンバスに見立てて素敵な作品を描き続けているのです。今回はそんなウォールアートの世界をたっぷりと楽しんできました。さらに街歩きの際に立ち寄ったグルメスポットもご紹介します。

ウォールアートプロジェクトって?

多久市のアトリエ「ボンドバ」を拠点にアートな町おこしを手掛ける傍ら、パリやニューヨークのギャラリーと契約し、海外でも活躍している冨永さん。

「ウォールアートプロジェクト」は老朽化した建物の景観改善、アートを題材としたおしゃれな町づくりによる若者の定住促進、壁画で市外からの人を呼び込み、地元のお店の魅力に気づいてもらうことなどを目的として始まりました。
発起人は福岡出身のグローバルアーティスト、冨永ボンドさん。「つなぐ(接着する)」を創作テーマに、木工用ボンドを使った独自の色彩と画風で、抽象・半抽象的な絵画を描いています。即興絵画パフォーマンスや医療とアートをつなぐアートセラピーなど、幅広い分野で精力的に活動しています。

街をそぞろ歩きながらウォールアートを探していると、宝探しをしているようなワクワクした気分に。
左上から時計回りに、多久駅北口にある冨永ボンドさんの作品、北多久町砂原にある牛丸和人さんの作品、北多久町「吉原鮮魚店」にある珠筆絵師念図さんの作品、北多久町大字小侍「クラブ美容室」にある倉崎稜希さんの作品です。

横長の壁面を生かし、ゆったり描かれているのは水中の金魚(北多久町2010−1「あざみ苑」駐車場)。水の流れを感じさせるようなたおやかな作品です。神奈川県平塚市出身の小野留依聖さんと、熱海市出身の富岡美紀さんによって描かれました。
京町商店街の中央にある壁には有名なサッカー選手が。数々の企業とコラボし、国内外で活躍する著名なアーティスト、澁谷忠臣さんによる作品で、家主が好きな選手を描いたものだそう。迫力満点です!

こちらは夕日に染まるサバンナの雄大な景色を、シャッター6枚分の画面に鮮やかに描いています。久留米市出身のライブペインター、Marsさんによる作品で、動物たちの表情がリアル!(北多久町小侍703—21)

ウォールアートでインスタ映えを狙おう!

壁画アートの内容やサイズ感を生かして、自撮りでインスタ映えを狙うのも楽しみ方の一つです。素敵な旅の思い出を作りましょう!
多久市北多久町砂原都通りにある可愛らしいウォールアートは、静物画、肖像画をモチーフにした油絵を描く作家で多久市出身の瀬戸口優子さんの作品で、真ん中のベンチを使ってあなただけの新しい風景を作ってみては(写真左)。さらに多久駅北口にある、プロジェクトの立役者・冨永ボンドさんの作品の前にてパシャリ。人と人との繋がりが町の中心となる駅を華やかに彩っていくよう、想いを込めて描かれており、その高さを生かし、動きのある自撮りに挑戦です!(写真右)

多久市ウォールアートプロジェクト

佐賀県多久市北多久町1024

http://www.wallart-project.com/

腹ペコになったら「十日ダシ」が決め手のこの洋食店へ!

扉をくぐる前から良い香りが鼻先をくすぐります

ウォールアートの鑑賞途中にお腹が空いたら、国道203号線上の「サンモリナガ」へ。50年以上の長きに渡って地域の人たちに愛され続けている洋食店です。数あるメニューの中でも、ハンバーグとカレーが「絶品」と評判です。

座敷席(写真左)とテーブル席(写真右)
広々とした店内にはカウンター席、テーブル席、座敷席が並び、お一人様から家族連れまで居心地よく過ごせます。座敷席は18席あり、堀座卓なので足が伸ばせてくつろげます。テーブル席は座席間隔もゆったりとしています。
ロースカツカレー200g(税込1518円、店内飲食の場合)

「サンモリナガ」の料理の美味しさの秘密はダシにあり!鶏ガラと野菜をとろ火でじっくり10日ほど煮込んだ「十日ダシ」は、素材の旨味を余すことなく引き出した、店自慢の味。このダシにさらに6種のフルーツやスパイスなどを加えて煮込んだカレーは一度食べたら忘れられない味です。ピリッとスパイシーな辛味が野菜とフルーツの甘みに包まれて、舌の上に広がっていく幸せといったら!カツカレーに使われる豚肉は、肉質の良さで名高い「三元豚」。カレーの深い味わいと豚肉の旨味が見事にマッチし、問答無用のおいしさです。

あんかけバーグ(サラダ付き、税込880円、店内飲食の場合)

ハンバーグに使われている牛肉はなんと佐賀牛。上質な肉をブロックで仕入れ、店内でミンサーにかけています。このひと手間があるから、肉の旨みがダイレクトに伝わってくるジューシーな味わいが楽しめるのです。ソースはデミグラスやイタリアン、和風などから選べますが、「サンモリナガ」ファンのイチオシは「あんかけバーグ」!「十日だし」に野菜や魚介などを加えてあんにし、ハンバーグの上にとろ〜り。肉、野菜、魚介…旨みという旨みが口の中で洪水のように押し寄せてくる、唯一無二のハンバーグなのです。
店のメニューはテイクアウトも可能(税率が変わります)。メニュー選びに迷ったら、選べなかった料理をテイクアウトにしてみてはいかがでしょう?

サンモリナガ

佐賀県多久市北多久町642−1

人が集うコミュニティーカフェでホッとひと息

広々とした「でんでんカフェ」の内観(写真左)。手作り雑貨の販売コーナー(写真右)
多久駅併設の「多久市まちづくり交流センター『あいぱれっと』」の中には、いろいろな世代の人たちがゆったりとくつろげる素敵なカフェがあります。その名も「でんでんカフェ」。壁一面の窓からは明るい日差しが燦々と降り注ぎ、木を多用したナチュラルな店内は心地よい雰囲気。ついつい長居してしまいそう。
広々とした店内にはテーブル席やカウンター席があるほか、ソファーや子ども椅子の用意も。店内の一角には作家さんによる手作り雑貨の販売コーナーが。かわいいアクセサリーやマスクなどが並びます。
プラス100円でサラダかドリンクのセットに。プラス200円ではサラダ&ドリンクのセットにできます

肉や野菜など、料理に使われる材料のほとんどが地元産の新鮮なもの。人気の「DEN DENカツサンド(550円、税込)」は2cmを超える厚切りカツと瑞々しいキャベツを、トーストされた食パンにギュギュッと挟んだ、食べ応え充分のサンド。トンカツのサクサク感にキャベツのシャキシャキ感、トーストのパリパリ感が口の中で楽しく踊り出します。

満腹でもペロリと食べられるおいしさ

おいしいスイーツも揃っています。ハニートースト(450円)やすべての材料にこだわって作った日替わりケーキ(430円)のほか、ソフトクリーム(300円)も。ソフトパフェはトーストした暖かい食パンをメイプルシロップに浸し、上に北海道ソフトクリームとたくさんのベリーを乗せた贅沢なひと品。ソフトクリームのミルキーな甘さに、ベリーの酸味が加わってさっぱりとした後味です。

外のベンチでのんびり日向ぼっこするのも気持ち良さそう!
外のテラス席ではペット同伴・喫煙もOK!開放的な気分でドリンクや軽食が楽しめますよ。
でんでんカフェ

佐賀県多久市北多久町大字小侍1016ー2

http://www.aiparet.com/shop/dendencafe/

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