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大分県日田市に巨人出現!!「進撃の日田」を体験せよ!

大ヒット漫画『進撃の巨人』は、若い世代を中心に爆発的な人気を誇り、映画やゲーム、グッズなどにも展開され社会現象を巻き起こし世界中で注目を集めています。その『進撃の巨人』の作者である諫山創(いさやまはじめ)さんの故郷が大分県日田市大山町であり、巨大な壁によって守られていた人類と謎の巨人の闘いが描かれた漫画は、この大山町がかなり影響しているのかも!?実際に訪れてみると、漫画のシーンを思わせるその景色にかなり驚き感動してしまいました。

大分県日田市の大山町とは

この大山町は山に囲まれたのどかな町で、筑後川の上流にあたる大山川が流れ、その周辺の平地や山間部に約3,000人が暮らしています。平地が少なく農業に限界を感じていた昭和36年に町長は、この土地を活かして品質の高い梅と栗の栽培を始め「梅栗植えてハワイに行こう!」を合言葉に農業革命を興しました。今では大山町が全国的にとても有名な梅の産地となり、高級な梅酒が国内外で絶賛されています。

大山町の大山ダムに『進撃の巨人』の巨人出現!

大山ダム
『進撃の巨人』は『別冊少年マガジン』(講談社)で、2009年10月号から連載。2019年4月の時点では単行本の国内発行部数が累計8000万部を突破し、小説化、アニメ化、映画化など世界的に大ヒットしている漫画です。作者である諫山さんも『進撃の巨人』をつくるきっかけとなった故郷の大山町にいつか恩返しがしたいという想いがあったそうです。そこで諫山さんと日田市民の有志で『進撃の巨人』連載10周年を記念してファンの皆さんと集う場所をつくりたいと「進撃の巨人 in HITA」のプロジェクトがスタートしました。
大山町にある高さ94メートルの大山ダムを作中のウォール・マリアに見立て、巨大な壁面前には主人公のエレンと、ミカサ、アルミンの 3 人の少年期で等身大の銅像が設置されました。これは初めて巨人が襲ってきた「はじまりの場所」を再現しています。
原作の世界を疑似体験! ©諫山創/講談社 ©T&S Ltd.
スマホアプリをダウンロードして「接近ゲーム」や「討伐ゲーム」に参加したりARボタンをタップして大山ダムにスマホをかざすとダムの頂上から「超大型巨人」が出現し、エレンたちが初めて巨人を目の当たりにしたシーンを体験することができます。銅像の足元には諫山さんの直筆サインと手形がありますので要チェックです。
諫山さんの直筆サインと手形 ©諫山創/講談社
その他にも日田市内の特定スポットに行くとアプリ上に巨人が現れ討伐することでさらに多くの巨人ARスポットが解放される仕組みになっていて、『進撃の巨人』ファンのみならず漫画を知らない方でも楽しめるゲームになっています。
大山ダム

大分県日田市大山町西大山2008-1

https://shingeki-hita.com/spot/001.html

ランチは諫山さんもアルバイトしていたあの日田名物のお店へ!

焼そばの想夫恋 大山店
日田市民に愛されている「焼そばの想夫恋」は昭和32年に先代「角安親」によって考案された焼きそばの元祖です。その当時、麺類で焼いたものがないことに注目しお店を始めたそうですが、この麺を焼くことで「焼きそば」という言葉がうまれたと言われています。想夫恋は、日田市から始まり現在は関東にも進出しているフランチャイズ店として人気を誇っています。
想夫恋では蒸し麺ではなく自社工場で作ったこだわりの生麺を使用しています。カリっと焼き目のついた麺とモチモチの麺、そしてシャキシャキのもやしとジューシーな豚肉が絶妙なバランス!その麺に特製のソースが絡み合って、食欲をそそる焼きそばのにおいがたまりません。
しっかりと焼き目を付けます(写真)。人気は生卵トッピング(写真右)
諫山さんのサイン色紙
そして、この想夫恋の大山店で諫山さんが高校時代にアルバイトしていたそうです。店内には諫山さんが描かれた貴重な『進撃の巨人』のサイン色紙が飾られていました。色紙にはリヴァイ兵長が焼きそばをつくりサシャが無我夢中で食べています。当時アルバイト中の諫山さんはお店でお皿を洗いながら物語を考えていたそうです。諫山さんも食べていた想夫恋の美味しい焼きそばを同じ場所で食べてみませんか?
焼きそばの想夫恋 大山店

大分県日田市大山町西大山3754

http://www.sofuren.com/

諫山さんも宿泊された「奥日田温泉うめひびき」

奥日田温泉うめひびき
『進撃の巨人』の作者諫山さんが帰郷の際に宿泊された「奥日田温泉うめひびき」は、天領日田の奥座敷として贅沢な時間を過ごすことのできる宿泊施設です。この旅館のコンセプト「梅づくし温泉」にあるように施設のいたるところに梅の木や梅のモチーフを感じることができます。また2月には満開の梅の花が咲き誇り優しい香りに包まれています。
響渓谷
本館温泉棟の一部客室を除き、ほとんどのお部屋から雄大な響渓谷を見ることができます。客室の家具や梅のあしらった和紙、組子などが使われており、伝統的な和とモダンな空間に心も身体もリラックスすることができます。お部屋から見る響渓谷と梅に恵まれた景色は絶景です!思わず、この迫力のある響渓谷が『進撃の巨人』に出てくる大きな壁に見えてしまいました。もしかしたら諫山さんもこの響渓谷を見ながら『進撃の巨人』のストーリーを考えていたのかもしれませんね。
奥日田温泉うめひびき

大分県日田市大山町西大山4587番地

https://www.umehibiki.jp/

新鮮な大山産の梅を100%使用している「奥日田温泉 梅酒蔵おおやま」

梅酒蔵おおやまの店内
諫山さんのご両親もこの大山町で梅を栽培されており、やはり大山町の名産品といえば「梅」です。先ほどの「奥日田温泉うめひびき」に隣接する「梅酒蔵おおやま」では「全国梅酒品評会」2年連続金賞受賞、「世界リキュールコンテスト」金賞受賞など、国内外で高い評価を得た「本格梅酒」などが販売されています。
店内には試飲ショップもあり、約10種類の梅酒を無料で試飲できます。また未成年の方や妊娠中の方、ドライバーの方にはノンアルコールの完熟梅飲料もあり、ご家族やお友達、カップルで楽しむことができます。その他にもオリジナルの梅酒作り体験や梅酒工場内の樽貯蔵庫やタンク室、瓶詰め室などの見学もでき大山町の素晴らしい梅酒ができるまでの過程を学ぶことができます。時間のある方はぜひ予約をして体験してみてください。
進撃の巨人パッケージの梅酒
そして、進撃ファンの方には、『進撃の巨人』の描き下ろし原画をパッケージにあしらった梅酒などはお土産にいかがでしょうか。
梅酒蔵おおやま

大分県日田市大山町西大山4587番地

https://www.umehibiki.jp/umesyugura/

今回、諫山さんの故郷である大分県日田市大山町を訪れてみて『進撃の巨人』のストーリーをつい思い浮かべてしまう場所がたくさんありました。「進撃の巨人」の巡礼で回られるなら、ぜひ大山町にお立ち寄りください。
©諫山創/講談社

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