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【西九州新幹線】うまかモンの旅!ご当地駅弁・駅チカグルメをご紹介(佐賀編)

2022年9月に開業した西九州新幹線は、武雄温泉駅~長崎駅の66キロをおよそ30分でつなぎます。佐賀県には、武雄温泉駅・嬉野温泉駅の2つの停車駅があり、それぞれに個性豊かな駅弁・駅チカグルメがあります!さらに今回は、武雄温泉駅・嬉野温泉駅のみならず、佐賀県内で新幹線の駅に乗り入れている在来線のご当地絶品グルメもご紹介!地元の味をぜひご堪能ください。

【嬉野温泉駅】2022年開業!道の駅も隣接する駅

全国の新幹線駅舎の中でもめずらしい"軒が張り出している緩やかな傾斜の屋根"が特徴的で、全体的に温もりのある柔らかな和の装いを感じさせる嬉野市らしいデザインの駅舎。
佐賀県嬉野市唯一の鉄道駅であり、西九州新幹線の停車駅の中では唯一の"新幹線単独駅"です。次の武雄温泉駅へは10.9kmと短く、嬉野温泉駅を通過する武雄温泉(博多)行きは、通過後すぐに「まもなく武雄温泉です」の自動アナウンスが流れるそうです!

駅に隣接している「道の駅うれしのまるく」や、誰でも入られる大きな足湯なども整備されており、駅周辺も賑わいをみせています。
嬉野温泉駅

佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲

嬉野温泉駅から徒歩9分!嬉野に来たらまずはお茶をたのしむ

嬉野温泉駅から最寄りのお茶屋さんといえば「相川製茶舗」。古民家風の店舗には大きな白い暖簾がかかっているので、それを目印に駅からとにかくまっすぐ歩きましょう!
明治30年創業の相川製茶舗のお茶は、保存料やその他の添加物など一切使用しておらず、お茶本来の持ち味である後味のよさにこだわって仕上げています。
写真は左からキャラメルほうじラテ、蒸しぐり茶(緑茶)、うれしの紅茶。どれもおいしいのはさることながら、飲んだ後に口の中がスッキリとした心地よさに包まれます。
特にキャラメルほうじラテは、一見後口がくどそうに思えますが驚くほどサッパリしており、キャラメル×お茶の相性の良さに感動さえ覚えます…!
店舗ではさまざまな種類のお茶が販売されています。パッケージも可愛らしく、食卓を彩るアイテムとしてご自宅用やお土産にももってこい!歴史あるお茶をティーパックで手軽に楽しめるのはうれしいですね。
「型にはまらず、遊び心をもってお茶を愉しむということ…お茶のある心豊かな暮らしを楽しんでいただけるように、季節やその時々に合ったさまざまなお茶をお届けしたい」という想いがカタチになった商品たちを、ぜひご賞味ください。
 
|営業時間|※2022年12月時点
午前9時〜午後7時(chataro cafeは一時休業中、テイクアウトのみ)
|定休日|
不定休
相川製茶舗

佐賀県嬉野市嬉野町大字下宿甲4002-1

https://aikawaseichaho.com/index.html

【武雄温泉駅】九州駅弁グランプリ2連覇!佐賀牛を味わえる贅沢弁当

武雄温泉駅は武雄市の代表駅で全ての列車が停車し、JR九州の佐世保線と現状当駅までの西九州新幹線の計2路線が乗り入れています。新幹線と在来線特急列車が相互に対面乗り換えが可能です。
駅名でもある武雄温泉街に馴染む落ち着きのある屋根や、楼門を思わせる朱い木組みやしっくいを使った歴史的な雰囲気でありながら、未来に向かって日々挑戦していく武雄の姿を象徴するシャープで近代的なイメージを兼ね備えた駅舎のデザインになっています。
武雄温泉駅

佐賀県武雄市武雄町昭和17

武雄温泉駅でしか販売されていない「佐賀牛すきやき弁当」は九州駅弁グランプリを2連覇している正真正銘の駅弁界のキング!
佐賀牛をすき焼きの割り下でじっくりと煮込み味付けし、柔らかい肉質と佐賀牛の旨味が堪能できます。駅北口の観光案内所内で販売されており、お昼過ぎに購入を希望される方は電話での事前予約がおすすめ!午後3時には販売が終了するため、お早めにお買い求めください。
 
|営業時間|※2022年12月時点
午前8時30分〜午後3時
カイロ堂

佐賀県武雄市武雄町大字富岡8249-4 武雄温泉駅(北口)観光案内所内

https://kairodo.com/

【在来線 江北駅】駅徒歩1分!新食感スイーツ「クロッフル」を駅目の前でGET!

ここからは、西九州新幹線へとつながる在来線のご紹介です!まずは、2022年9月23日に、西九州新幹線開業にあわせて「肥前山口駅(ひぜんやまぐちえき)」から改称された「江北駅(こうほくえき)」。
西九州新幹線の開業や駅北口の活性化および駅周辺の賑わいづくりを目的として、2022年5月に江北駅北口にコンテナショップ「エキ・キタ」がオープンしました。飲食店を始めとした個性豊かな9店舗が営業しており、2階テラスでは行き交う電車を眺めることもできます。
このエキ・キタ内にあるクロワッサンワッフル(クロッフル)の専門店「GOKUFLE(ゴクフル)」。フランス産100%バターを使用した本格クロワッサンをプレスし「カリッとモチっと」の新食感で人気を博しています。
写真はプレーン・ストロベリーチョコ・宇治抹茶チョコです。クロッフルが濃厚なチョコレートでコーティングされており、どれもスイーツ好きにはたまらない一品。
こちらはクリームクロッフルのクッキークリーム(写真左)とオレオクリーム(写真右)。カリもち食感のクロッフルの上に、ボリューム満点の生クリームとクッキーは満腹必至です…!見た目の可愛さもさることながら、常時10種類以上のさまざまなフレーバーがあり、ギフトボックスなども販売されているためお土産にも喜ばれます。季節ごとに旬の食材を使ったクロッフルの販売も行われており、いつ行っても新しい味に出会えるかも知れません…!午前中で売り切れることもあるそうなので、お早めにどうぞ。
 
|営業時間|※2022年12月時点
午前10時〜午後7時(完売次第終了)
|定休日|
水曜日
極上のワッフルGOKUFLE

佐賀県杵島郡江北町山口1363-9

https://www.instagram.com/gokufle.waffle/

【在来線 佐賀駅】ワンコインで佐賀銘菓を味わい尽くせる?!銘菓めぐりの旅

佐賀駅は明治24年開業、九州鉄道「佐賀−鳥栖間」の開通に伴い開業しました。現在は長崎本線と唐津線の接続駅としての機能も持っています。
JR佐賀駅から徒歩圏内、佐賀市のまちナカを南北に貫くシンボルロード(中央大通り)沿いにある、佐賀銘菓の老舗4店舗のこだわり銘菓を食べながら、佐賀の街並みをぶらりできる贅沢なチケットがワンコイン(500円)で販売されています。

村岡屋の「さが錦」、北島の「マルボーロ」、村岡総本舗の「小型小城羊羹」、八頭司伝吉本舗の「昔ようかん」をGETできます!どれも"佐賀といえば"な有名な商品ばかりです。駅構内にある佐賀市観光協会などでチケットの購入しましょう。
 
▼「銘菓めぐりの旅」詳細はこちら
https://www.sagabai.com/main/3019.html
佐賀駅

佐賀県佐賀市駅前中央1丁目11

【在来線 新鳥栖駅】必食!中央軒のご当地駅弁!

新鳥栖駅は、博多から鹿児島中央駅を結ぶ「九州新幹線」の全線開業に伴い、在来線との接続駅として2011年に誕生しました。駅舎は鳥の翼を連想させる曲線のフォルムで、躍動感とスピード感をあらわしています。
新鳥栖駅では、明治25年創業、佐賀で知らない人はいない老舗「中央軒」の駅弁を購入できます。また、駅弁のみならず、駅ホームからと、ホームに入らずともできたてアツアツのうどんも食べることができます!
駅弁はホーム手前の入口にて販売しており、鳥栖ならではのご当地駅弁などが常時9種類ほど販売されており、思わずあれもこれも買いたくなってしまうおいしそうな駅弁ばかりです。
<かしわめし ¥740(写真右)>
鳥栖の地では、昔からお祝事や来客の際に鶏料理でもてなす習慣があり、この郷土料理を「かしわめし」として大正2年に日本で最初に中央軒が販売開始!味の決め手は、米を炊く「だし」。かしわと鶏ガラを長時間煮込んでスープをとり、醤油や味醂などで味をつけます。この味付けご飯に、細かく切って甘辛く煮たかしわ肉と錦糸卵、刻み海苔をのせた伝統のお弁当です。※季節により内容が変わることがあります。

<復刻版蒸し焼売 ¥580(写真左)>
昭和31年発売以来、親しまれてきた「焼麥(シャオマイ)弁当」。素材は無農薬のエサだけで健康に育てられたSPF豚を使用。良質で新鮮な豚肉をメインに、玉葱などの材料も吟味したものだけを使ったこだわりの一品です。長崎在住の中国人に教えを乞い、東風のあっさりとした味を基本に中央軒独自のものに仕上げています。

<みつせ鶏かしわめし ¥860(写真左奥)>
創業130周年記念に作られたみつせ鶏を使用したかしわめし。みつせ鶏は深い味わいとほどよい弾力のある肉質が特徴で、通常のかしわめし弁当をはまた違った味わいをたのしめます。
中央軒(新鳥栖駅構内)

佐賀県鳥栖市原古賀町302−2

https://chuohken.com/

【在来線 鳥栖駅】九州最古!中央軒の「立ち食いうどん」

鳥栖駅は明治22年開業、九州に初めて誕生した6つの駅の1つで、鹿児島本線と長崎本線の分岐点です。駅舎は木造平屋建てで、どこか昔懐かしいレトロの雰囲気が漂っていますが、自動改札などの設備は整っています!
ここでは、鳥栖駅の歴史とともに歩み続けている中央軒の「立ち食いうどん」が食べられます。
昭和31年に九州で初めて「立ち食いうどん」の営業がはじまり今年で66年。長きに渡り、旅人や地元民からも愛され続けている駅ナカグルメです。
写真は一番人気の「かしわうどん」。煮干し、昆布、二種類の醤油、酒、味醂でつくった薄味のスープに、甘辛く炊いた鶏肉の強い風味がクセになります。朝やお昼の時間帯はカウンターをぐるりと人が囲むほど賑わっているそうです。

ちなみに、鳥栖駅構内に立ち食いうどんは他にもあり、すべて店の味は同じはずなのですが、鹿児島本線下りが発着する「5番、6番ホームのうどんが一番うまい」と好評なんだとか…!わざわざ入場券を買ってうどんだけを食べに来られるお客様もいるほど根強い人気を誇っています。
入場券を買わずとも、改札横にも店舗があります。まずその味を食べてみたい…!という方はぜひこちらでもお召し上がりください。
 
|営業時間|※2022年12月時点
午前7時〜午後9時
中央軒 立ち食いうどん(鳥栖駅内)

佐賀県鳥栖市京町

https://chuohken.com/udon/

おわりに

西九州新幹線沿線の「うまかモンの旅(佐賀編)」はいかがだったでしょうか??沿線には駅ナカ、駅チカスポットで佐賀名物をたくさん味わうことができます!ぜひ新幹線の旅もたのしみつつ、ご当地グルメもお召し上がりくださいね。
 
▼西九州新幹線うまかモンの旅(長崎編)はこちら
 https://www.welcomekyushu.jp/article/?mode=detail&id=678

▼JR九州 西九州新幹線公式ホームページ
 https://www.jrkyushu.co.jp/train/nishikyushu/

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