九州と関西をつなぐ船旅を楽しむ!新造船「さんふらわあ くれない」に乗船してホテルよりも快適な非日常体験を
大分
更新日:2023年01月21日
フェリーさんふらわあが運航する別府~大阪航路の新造船「さんふらわあ くれない」が2023年1月13日から就航しましたので、その船内のお披露目会に参加してきました。
「さんふらわあ くれない」は環境にやさしい日本初のLNG(液化天然ガス)燃料フェリーで、これまでの船と定員はほぼ変わらないまま全長が40m以上も大きくなっており、乗客にゆとりある快適空間を提供し、物流を担うトラックの積載台数も大幅に増加しています。
今回は「旅の移動も楽しむ」という観点から、「さんふらわあ くれない」船内のホテル以上の快適空間をたっぷり紹介します。
上質なひとときを演出するパブリックスペース
船内に入って真っ先に飛び込んでくるのが3層吹き抜けのアトリウム。豪華客船ばりの空間で乗客を出迎えるとともに、プロジェクションマッピングを使ったショーなども開催され、エンターテイメント性もある場所となっています。
また、船内全体に別府の伝統工芸である竹細工の網目模様が意匠として散りばめられていて、和のテイストが大事にされているのが感じられます。
特別な船旅を楽しむ上質な客室
船内最上級である「スイート」の客室は、ちょっとしたホテルと同等の居住性と設備が備えられていて、「特別な旅」という雰囲気が十分に感じられます。
その割にルームチャージはお手頃価格で設定されているので、「せっかくの特別な旅だから」というノリでアップグレードするのも全然アリだと思います!
プライベートな空間がしっかり確保された各客室
数千円の追加で利用できる「スーペリア」はシングルとツインがあり、その設備はビジネスホテルそのもの。
最低価格のプライベートベッドとプライベートシングル・ツインの価格差も1,000円からとなっているので、個人空間も簡単に確保できちゃいます。
そして、修学旅行でフェリーに乗って旅をした記憶がある人には衝撃的かもしれませんが、雑魚寝の広い座敷の部屋は無くなっています!
家族の一員であるペットとの旅もばっちりサポート
ペットは家族の一員なので、当然、旅行にも一緒に行きたいという要望は強いはずですが、マイカー以外の移動手段だとハードルが高いというのが現状だと思います。その点、「さんふらわあ くれない」では「デラックスウィズペットルーム」があり、一緒の部屋に泊まることもできます!
また、同じ客室でなくても専用のペットケージに預けることができ、ケージの外には専用スペースのドッグランも。おトイレ環境もしっかりと整備されているので安心。
これで家族全員揃っての楽しい旅行が実現できますね。
お風呂環境も抜かりなし
「スーペリア」以上の客室では個別にシャワーやバスタブが用意されていますが、やっぱり体を思いっきりのばしてお風呂に入りたい!という要望をかなえてくれるのが大浴場。個人的には船旅の醍醐味のひとつがお風呂だと思っています。
浴槽だけでなく個別に区切られた洗い場も広く間隔がとられていて、大浴場全体の広さはこれまでの船のなんと2倍!お風呂上がりの洗面台にも個別ブースがちゃんと用意されているのが嬉しいです。
また、入り口では混雑状況を確認することができるので、入ってみたら人多すぎ……なんてことも避けられるようになっています。
女性用の洗面まわりが超豪華
女性用お手洗いは、ホテルや高級百貨店のそれを思わせるような豪華なつくりになっています。
宿泊が伴う交通手段なので、こういった設備が充実していると女性客や家族連れには嬉しいですね。
さんふらわあ名物のレストランもこれまで以上にパワーアップ
さんふらわあの名物といえば、お値段以上にクオリティの高いビュッフェレストランだと思っているのですが、「さんふらわあ くれない」ではそれがさらにパワーアップしています!
大分の名物料理であるりゅうきゅう、とり天、中津唐揚げ、温泉蒸しプリンをはじめ、ミシュラン一つ星シェフやビブグルマン獲得店が監修したメニュー、瀬戸内にちなんだ季節ごとのメニューまであり、その満足感は間違いないと思います。
個人的にはスイーツにも力を入れている点もおすすめです。
細かいところが嬉しい館内設備にも注目
九州はサイクリングルートとしての魅力もたっぷり。愛用の自転車を持ち込む場合も、施錠式のサイクルラックが用意されているので、安全安心です。
他にも、お土産で買ってしまいがちな要冷蔵のものを保管できる冷蔵ロッカーや、すべてのお部屋で一人ひとつ以上のUSB端子付き電源コンセントが用意されていたり、館内のいたるところがバリアフリー設計となっていたりする点など、細かいところにまで気配りされているなぁと感心してしまいます。
九州へいらっしゃい!
九州は自動車やバイク、自転車でのツーリングに適した場所で、そういった楽しみを求めている方は「自分の愛車で走り回りたい」という思いが強いはずです。そういった願いを叶えてくれるのが船旅だと思います。
また、飛行機を使えば1時間ちょっとの時間かもしれませんが、到着日の朝イチから動き始めることができるという利点や、「移動の時間も旅の一部になる」という点は、船旅ならではのものだと思います。
「さんふらわあ くれない」で船旅という上質の非日常を体験していただいて、九州の旅の思い出をより印象的なものにしてもらえると嬉しいです。九州へいらっしゃい!
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