かねだじょう、かなたのき
金田城
おすすめ萌え度★★★★★ 攻略難度★★★★★ 知名度★★★★☆
日本の国境最前線、石塁がめぐる古代山城
日本古代史史上最大のピンチが訪れ、日本を守るために国家事業で築かれた防衛拠点
飛鳥時代に、日本の国防最前線・対馬に築かれた「古代山城(こだいさんじょう)」。見どころは、ぐるっと一周めぐるように築かれた約2.2キロメートルの城壁です。城山山頂まで1時間ほどで到着しますが、全体をめぐる場合は所要時間4時間から5時間ほどが目安。山頂付近には明治時代の砲台跡もあるため、2つの時代の遺跡を同時に楽しむことができるお得な城なのです。どんな景色が待っているのかワクワクしてきました!
- 住所
- 長崎県対馬市美津島町黒瀬城山
- 関連リンク
- 長崎しま旅へ行こうのホームページはこちら (外部リンク)
- 関連リンク
- 対馬観光物産協会のホームページはこちら (外部リンク)
- 関連リンク
- 対馬市役所のホームページはこちら (外部リンク)
動画
最初に現れるビューポイント
登城道を歩き最初に現れるのが「東南角石塁」です。いきなり金田城1つ目のビューポイント!1350年前から変わらない景色が広がっています。
金田城は、対馬の中央に位置する浅茅湾(あそうわん)に突き出た半島の北端に築かれ、ぐるっと一周するようにめぐらせた石塁(せきるい)が特徴です。城壁の延長は約2.2キロメートル。なかでも残存箇所は最長で49.3メートルと、古代山城のなかでもトップクラスの石塁が見学できます。
金田城は、対馬の中央に位置する浅茅湾(あそうわん)に突き出た半島の北端に築かれ、ぐるっと一周するようにめぐらせた石塁(せきるい)が特徴です。城壁の延長は約2.2キロメートル。なかでも残存箇所は最長で49.3メートルと、古代山城のなかでもトップクラスの石塁が見学できます。
石、石、石のオンパレード!石塁コース
東南角石塁に沿って降りて行くと、片道1.5キロメートルの「石塁見学コース」が続いていきます。石塁の途中には、城門(城戸)や水門(通水溝)が設置され、なかでも三ノ城戸では城内で最も高い6.7メートルの石塁が!千年以上前の人々が積んだ石が残っているなんて感動的ですよね。
金田城は、1982年に文化財保護法で指定された史跡の最高ランクにあたる「国指定特別史跡」長崎県第一号となった国を代表するお宝。そんな価値ある城を自分の足で歩くことができるなんて、幸せの極みです!
金田城は、1982年に文化財保護法で指定された史跡の最高ランクにあたる「国指定特別史跡」長崎県第一号となった国を代表するお宝。そんな価値ある城を自分の足で歩くことができるなんて、幸せの極みです!
山頂から望む対馬の絶景
東南角石塁に戻り、そこから1時間ほど登山道を登ると、2つ目のビューポイント標高276メートルの城山山頂に到着です。見て下さい、何も遮るもののない絶景!湾に突き出た半島が折り重なる島の大自然。登ってきた疲れもどこかへ吹っ飛びました。
また、山頂付近には日露戦争に備え「城山砲台(じょうやまほうだい)」が置かれ、砲座や弾薬庫、観測所、井戸跡の遺構も残されています。飛鳥時代と明治時代の歴史が共存する珍しいお宝史跡です。
また、山頂付近には日露戦争に備え「城山砲台(じょうやまほうだい)」が置かれ、砲座や弾薬庫、観測所、井戸跡の遺構も残されています。飛鳥時代と明治時代の歴史が共存する珍しいお宝史跡です。
国防最前線の城
国内最古の正史『日本書紀』によると、金田城のはじまりは西暦667年。白村江の戦いによる敗戦で、唐や新羅が日本へ侵略することを想定し国防を目的に築かれました。対馬は、まさに日本の国境最前線!敵の進軍を本土に知らせ、少しでも足止めするのが役目だったのです。
金田城の城壁は、ぐるっと一周めぐることも可能。なお、城の北側には急傾斜が続く見学路もあるので、足元に気をつけて進んでくださいね。
金田城の城壁は、ぐるっと一周めぐることも可能。なお、城の北側には急傾斜が続く見学路もあるので、足元に気をつけて進んでくださいね。
歴史の玉手箱、対馬
対馬には、金田城のほかにも注目したい史跡があります。戦国時代、豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に築かれた「清水山城」。江戸時代、対馬藩が築いた船着き場「お船江」。そして、国指定名勝の庭園が見どころの「金石城」。日本と朝鮮の間で関係修復に奔走した対馬は、まさに歴史の宝庫なのです!
対馬の郷土料理「ろくべえ」も食べながら、金田城や対馬の歴史をめぐる旅が面白いですよ。
対馬の郷土料理「ろくべえ」も食べながら、金田城や対馬の歴史をめぐる旅が面白いですよ。
アクセス
車で行く場合
厳原港から車で約30分