

白石町川津にある大きな楕円形の「縫ノ池(ぬいのいけ)」。魚釣りに来た子供たちや、ゲートボールに興じるおじいちゃん、おばあちゃんたちの休憩所としても賑わう交流の場でもあります。川底を覗き込むと、砂がぶわ~っと巻き上げられる様子が見えて…ほんとうに水が湧き出ているんだなあ、と実感。
実はこの縫ノ池、昭和30年代に一度枯渇してしまい、それから約40年間姿を消していたのです。そして平成13年頃、再び水が湧き出したことから「奇跡の水」として話題になりました。

池が枯れてしまった原因は、地下水の過剰な汲み上げ。それも仕方ありません。ここ白石平野は国内有数の米どころ。なのに水源に乏しかったため、地下水に頼らざるを得なかったのです。そして再び湧き水が蘇った理由は、上下水道の整備によって地下水の利用が無くなったためです。「長い間おつかれさまでした、そしてお帰りなさい。これからはずっとここに居てください」と声をかけたくなる、ありがた~い水です。
実際に手にとってみると、山間部の湧き水のようなひんやり感が無い常温の軟水。この日は風が冷たく気温も低かったけれど、少しかじかんだ手のひらに優しく馴染むしっとりとした感触でした。味もまろやかでクセが無く、喉が渇いていなくてもゴクゴク飲めます。すっごく食べたくなりました!この水で炊き上げる白いご飯…。
水汲みは無料、一輪車やひしゃく、じょうろも自由に使うことができます。
池の中心部にある厳島神社の水の神様へのお参りも忘れずに。

左の写真は白石町が誇るブランド米「ひのひかり」。これぞ水のたまものです。右は金妙水の水を使った米焼酎、その名も「しろいし」。この縫ノ池の金妙水が使われた限定品の米焼酎です(繊月酒造製造)。Aコープ白石店で販売されています。白石町を代表する農産物「タマネギ」も忘れてはなりませんね(写真/下)。今の時期のタマネギ畑はごらんのとおり。すくすくと成長中です。

所在地:佐賀県杵島郡白石町川津
問い合わせ:白石町商工観光課0954-65-3111
交通:長崎自動車道武雄北方ICから車で10分程度

福岡県との県境、三瀬トンネルのすぐ横にある「ロッジやまびこ」内で汲むことができる天然水(無料/有志100円募金)。トンネルの開通工事をしているときに地下400Mから湧き出した、まろやかな舌触りの良泉。日曜・祝日には県内外からたくさんの人が、この水を求めて集まります。ロッジ内では地元で採れた野菜やお米、隣接する『峠の里』で作られた「手づくり おふくろまんじゅう」なども販売されています。
所在地:佐賀県佐賀市三瀬村1654-12
営業時間:9:00~18:00(11月~4月は17:00迄)
問い合わせ:ロッジやまびこ0952-56-2350