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「美術館で待っちょるよ〜!」“旅先でアートに触れる”アートトリップなら宮崎県立美術館へ

宮崎市の中心地から車で10分の場所にある宮崎県立美術館は、図書館や芸術劇場などの文化施設が集まる、県総合文化公園の一角にあります。
「美術館で待っちょるよ~!(待ってるよ)」と館長が両手を広げて陽気に呼びかけるCMは宮崎県内でも話題となり、今までの美術館の固いイメージを覆すきっかけとなりました。
アート、音楽、読書などさまざまな文化を堪能しながら、公園の美しい芝生で思いっきり身体も動かす。そんな宮崎随一の文化圏に遊びに行ってみませんか!

「お城と見まごう建物」と海外の方から評された美しい建物と屋外彫刻群

県立美術館のモチーフは「太陽と神話の国宮崎」。宮崎県高千穂町に伝わる神話「天の岩戸の伝説」をイメージしてつくられています。入口前の広場には、噴水やモニュメントが多数配されておりとても気持ちの良い空間。美術館の建物そのものが立派なアートになっているんです。
美術館西外観
遠くから見てもアートな雰囲気が漂っています。中心に見えるのは、安田侃の作品「天泉」です。
館内にも神話をイメージしたオブジェが。太陽の光を受けて、表情が変わります。
エントラスホールでは、季節によってさまざまなイベントが仕掛けられています。自由にシールを貼って窓を春色に変えたり、椅子に毛糸を巻いてみたり。誰でも気軽に参加できて、アートの作り手の一員になれちゃいます。体験型なので、SNS映えもばっちりですよ!

気軽に本格アートが堪能できる

コレクション展に展示している瑛九の絶筆「つばさ」。美術館の目玉の一つであり、県外からこれを目当てに来館する方もいます
宮崎県立美術館のコレクション展では、ピカソやルオーなどの名品、瑛九をはじめとする郷土出身作家の作品、バラエティ豊かなイタリア彫刻群など、一流の作品がいつでも無料で鑑賞できます。年間を通してさまざまなテーマで開催されており、特に、ルネ・マグリットなどシュルレアリスムのまとまったコレクションは国内でもなかなか見ることができず、全国的に有名です。
ここで少し、所蔵作品をご紹介しましょう。
「サン・トロペの松林」ポール・シニャック
「ピサの女」アルトゥーロ・マルティーニ
また、コレクション展と併行してさまざまなコンセプトで企画された特別展も開催されています。
子どもが参加できるプログラムがたくさん用意されています!自由な発想で感性を育てます
でもアートには詳しくないし…というあなたも安心!企画によって誰でも楽しめる絵画の見方が表示されていたり、学芸員が作品や美術館の裏側を案内してくれるツアーがあったりと、普段芸術に関わらない人や子どもでも満喫できる工夫がたくさん散りばめられています!

アートは難しいものではない!気軽に芸術に触れてみよう

館長の飛田洋さん
宮崎県立美術館では、2017年の夏の特別展において高校生以下の入場料を全額免除としました。館長の飛田洋さんは、普段美術館に来る機会のない人たちにこそもっとアートを身近に感じてもらいたいと考えています。
飛田さん「まずはアートを見て“びっくり"して、次に“じっくり"鑑賞して、皆さんの独自の自由な解釈で“かんがえて"もらいたいです。美術鑑賞には正解がありません。型にはめずに自由に鑑賞を楽しんでください。
「たんけんミュージアム」やファミリーツアーなど、家族向けのプログラムも組んでいます。子どもさんがいるからと遠慮せずに、家族みんなでお越しくださいね!美術館で待っちょるよ〜!」

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