〜軍艦島デジタルミュージアム潜入編〜　　ギュギュっと昭和の暮らしが息づく。世界遺産「軍艦島」

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〜軍艦島デジタルミュージアム潜入編〜　　ギュギュっと昭和の暮らしが息づく。世界遺産「軍艦島」

長崎更新日：2019年03月08日

とうとうやってきました！2015年に世界文化遺産に登録された「軍艦島」。
軍艦島に上陸はもちろん、オススメの楽しみ方はミュージアムをセットにしたツアー。
約80年の間、石炭採掘の産業を軸にこの島で暮らした住民の方々の息吹を感じることができる。
VR、MRありのデジタルミュージアムでたっぷりと暮らしの息吹を感じて、島に上陸すると感慨もひとしお！長崎での必須コンテンツ。いざゆかん！

乗船前に必ず行くべし！
軍艦島をじっくり楽しく知ることができる最先端技術ぎっしりのデジタルミュージアム。ここ、スゴイです。

長崎駅から路面電車に乗って「グラバー園入口」で降りたらすぐ見えてきました「軍艦島デジタルミュージアム」。今回は軍艦島の上陸船と合わせたセットチケットで、上陸船が出発する２時間前にミュージアムへ。うう、ワクワクしてきた！

１Fに入ると受付とお土産コーナー。お土産コーナー、気になる。けど、帰りにね。まずはミュージアム。

展示は２Fから。階段を上るにつれて暗くなってくる。ドキドキ。

突如現れる巨大プロジェクションマッピング！　ギャフン！はい、度肝抜かれました。全長30mのスクリーンに映し出される圧巻の映像。ここでは軍艦島の当時の暮らしの写真や映像が流れる。30分に１回のスペシャルアニメーションとスタッフさんのガイド説明で軍艦島のことを学ぶ。1890年に三菱の石炭採掘が始まってから、1974年までの操業の中で働く人や家族、そこで商売をする人々の暮らしを感じることができる。

島の下に広がる採掘現場を再現したプロジェクションマッピングでは、トロッコに乗った気分で炭鉱内部を見ることができる。最も深い場所は地下1000m近くまであったと知り、人間の力の凄さ、当時の技術の高さに心が震える。

当時、働く人が家族で暮らしていた部屋も再現されていて、1950年代の暮らしを垣間見ることができる。６畳一間にはぎっしりと家電製品が。日本の家電普及率が10％と言われていた当時、この島では普及率100％だったというから、裕福な暮らしぶりがうかがえる。

基本的な知識を得て、次は３Fへ。階段の壁面にも当時の写真が。リアルな暮らしと人々の温かい表情に、タイムスリップした感覚を覚える。

３Fはさらにデジタル技術のレベルが上がる！　まず目に飛び込む多面体プロジェクションマッピング。元島民の表情や言葉が多面体の中に次々と映し出される。当時の世界にググッと入り込む。しかし、このデジタル技術、スゴイな。

1/150サイズのジオラマ。こちら、デジタル技術で当時の３日間を朝・昼・夜と時間変化させて再現。小さな人が走り回り、窓には光が灯りと小さな島の中での暮らしが俯瞰で感じることができる。プールで遊んでた子どもたちが夕方になるとワーッと家々に向かうところがたまらなくカワイイ♪

1916年に建てられた30号アパートの模型。こちらは打って変わって超アナログな世界観で当時の暮らしを見せてくれる。

寝てる人もいれば、呑んだくれて奥さん怒らせてる人もいますし。

するとここで「VRしてみませんか？」と、スタッフの笹崎さん。記念に写真を撮らせてもらいました。本人いわく「私、写真では目が笑ってないって、よく言われるんです」。・・・いいえ！そんなことないです！

VR（ヴァーチャルリアリティ）は２種類。座った状態で体験できるVRとエアロバイクをこいで軍艦島の上空を浮遊するVR。どちらも島内の立ち入り禁止ゾーンを巡ることができる。超貴重体験だ。

盛り沢山の３Fを後にして、４Fへ。このフロアのイチ押しコンテンツはMR（ミックスド・リアリティ）！ホロレンズを装着して館内を巡る「軍艦島のガンショーくん」ゲーム。軍艦島の鉱員となって、様々なアイテムを集め鉱員レベルを上げて石炭を採掘する。ホログラムで現れるオリジナルキャラ「ガンショーくん」と館内を巡る。これ、すんごい楽しい！オトナも子どもも盛り上がること間違いなしの鉄板コンテンツでした。

館内には軍艦島にあった端島神社もある。恋愛成就や勝負事、合格祈願にお参りしよう。

最後に、お土産のオリジナルキャラのガンショーくんグッズもチェックしてミュージアムを後にする。

軍艦島への上陸の前に、ここでキッチリ知識を入れるのがオススメ！
上陸時の感動が倍増ですぞ。

ということで、軍艦島デジタルミュージアムのおさらい。

一、軍艦島の本当の姿がわかる！
一、VR・MRのデジタル体験満載！
一、当時の炭鉱採掘の道具や生活アイテムなどの展示物も見応えあり！
一、悪天候で島に上陸できないときにもVRでの疑似上陸体験もできる！

当日であれば再入場できるから、軍艦島上陸の前後に楽しんでね。