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「雲仙ビードロ美術館」で魅惑のガラス作り体験

明治時代に外国人避暑地として賑わったハイカラ温泉地、雲仙。白濁の硫黄泉や地獄めぐりなどたくさんのお楽しみがあるなかでも、「雲仙ビードロ美術館」も外せないスポット。展示室でビードロの美しさに酔いしれたあとは、手軽にできるガラス作り体験にチャレンジ!

アンティークガラスから現代ガラス作家の作品まで数百点を展示

19世紀の「鹿文蓋付大ゴブレット」(チェコ・ボヘミア)
「ビードロ」とは、ガラスを意味するポルトガル語で、長崎に伝わったガラスのこと。室町時代末期から江戸時代にかけて「ビードロ」、または「ギヤマン」と呼ばれていたのだとか。そう!「雲仙ビードロ美術館」は、鎖国時代に外国に開かれた唯一の場所、長崎から日本に広まったビードロ(ガラス)の美術工芸品を展示する全国的にも珍しい美術館。
館内には、19世紀のボヘミアンガラスを中心とするアンティークから、世界を舞台に活躍する現代ガラス作家の作品まで約150点を展示。
植木寛子さんの「ガラスの靴シリーズ」の一つで、最高傑作と呼び声高い「海の底から見る光」
プラハ美術館に収蔵される原型を復刻した「チャールズ」4世アントワープ凱旋大ゴブレット。日本で見られるのはココだけ!
オイルランプ展示室
19世紀にイギリスで製作されたジャポニスム時代の「花と蝶文ランプ」
1960年代のアメリカで始まったスタジオガラス運動の先駆者・リベンスキーとブストヴァーの代表作「Horizon」
2019年3月25日まで開催されている企画展「雲仙モダン」
1955年から25年間分の外国人専用宿泊台帳(有明ホテル蔵)

 

気軽に楽しめるガラス作り体験

フュージング体験1300円(税込み)※別途送料200円
エントランスすぐの「ガラス体験工房」で楽しめる体験メニューは、万華鏡やグラスアートのフォトフレーム作りなど5つ。今回は「フュージング」にチャレンジ。
まずは12種ある板ガラスの中から好みの色をチョイス。そこにミルフィオリと呼ばれる模様入りの粒状ガラスをのせてデザインする。
色イロイロのミルフィオリ
板ガラスの上に思うがまま乗せていく
デザインが決まったら接着剤で固定させればOK!あとはストラップ、ヘアゴム、ペンダントトップ、ピアスなど希望の商品をスタッフに伝えれば体験終了。ここまで約30分。
後日、スタッフが800℃の窯で焼き上げて、希望の商品に仕上げて届けてくれる。
ミルフィオリが溶けて思いがけないイイ表情に!
[開館時間]9:00〜18:00(体験の最終受付16:00)
[休館日]なし ※臨時休館あり
[入館料]大人700円、中・高生500円、小学生300円
雲仙ビードロ美術館

長崎県雲仙市小浜町雲仙320番地

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