長崎は猫の街。長崎の街を歩けばこの土地に多いと言われる「尾曲がり猫」に出会う事ができます。尾曲がり猫に会いに長崎を訪ねてみましょう!
長崎の街を歩くとコロナウイルス感染予防対策を実践しているお店の入口や店内には、お客を招き入れる尾曲がり猫のシールが。これは長崎市が発行しているもの。感染症対策の取り組みの証として、福を呼ぶ招き尾曲がり猫という長崎らしいデザインになっています。
尾曲がり猫は全国各地にも見受けられますが、尾曲がり猫率が日本一高い長崎は日本の尾曲がり猫ルーツの地とも言われています。
長崎にはこの尾曲猫がり猫を調査・研究している長崎ネコ学会(旧長崎尾曲がりネコ学会)なる団体がいます。こちらの団体によると、尾曲がり猫は、鎖国時代にインドネシアに生息していた尾曲がり猫の祖先が、日本で唯一海外と貿易していた長崎に船と共にネズミ獲りとしてやって来て、ここから全国に広がったのだとか。長崎の歴史を伝える猫ちゃんたちでもあるんですね。
尾曲がり猫に会いに長崎へ来たのなら、ぜひ尾曲がり猫神社へ!実はここ、長崎ネコ学会が発足10周年を機に、2019年4月にオープンしたもの。長崎の有名観光地である眼鏡橋すぐ近くの路地にあります。ここには長崎発祥「尾曲がり猫」の聖地として、幸せを運ぶ尾曲がり猫祭神が祀られています。猫の健康長寿と人々の祈願をする場所として、地元はもちろん全国から猫好きの人が訪れます。
建物の中は拝殿兼店舗となっており、奥には賽銭箱や天井から吊るされた鈴もあり、通常の神社と同じように参拝できます。お賽銭はすべて全国の猫保護団体に寄付されるとのこと。猫ちゃんとご自身の健康祈願と同時に募金活動にもなるんですね。この神社は長崎ネコ学会の有志の方が町おこしや尾曲がり猫の啓蒙活動の場としてボランティアで運営されていて、熱い思いをもった猫好きの巫女さんが出迎えてくださいます。
尾曲がり猫神社には猫グッズがたくさんありますが、やはり神社だけあって、かわいい尾曲がり猫をモチーフにしたここならではのおみくじ、絵馬、裏には肉球が載っているという人気のオリジナル猫ちゃん健康長寿御守りがあります。また、建物の外におみくじを結べ、絵馬を奉納できる場所もあり、本物の神社さながらのかわいらしい猫神社です。
オリジナルの尾曲がり猫御朱印も店内の巫女さんにお願いするとその場で書いてもらえます。初穂料は特になく、参拝の御礼として書いてくださるそうです。そのためお気持ちを賽銭箱へ。そのお気持ちが全国の猫ちゃんの保護やサポートに役立つことになります。猫好きで御朱印を集めている方はぜひ御朱印帳を持って行ってくださいね。
長崎尾曲がり猫神社からほど近く眼鏡橋を渡った路地にある長崎の猫雑貨『nagasaki-no neco』。路地に入ると黄色の看板と尾曲がり猫のロゴが目に入ってきます。外観からすでにとってもキュート。
ここを運営されているのはHOPというデザイン事務所。もともと尾曲がり猫のを作りグッズ始めたところ問い合わせも増え、人気が出てきたため、2016年にこちらに店舗を構えて猫雑貨店としてオープンしたそう。デザイナーさんが手がけた尾曲がり猫をモチーフにしたかわいいオリジナル猫雑貨がいっぱい。こちらも猫好きにはたまらないお店です。
ピンバッチやブローチ、ポストカードや箸置き、タオルなどなど様々なオリジナルの尾曲がり猫のグッズがありますが、中でも人気なのがめがねを掛けた尾曲がり猫のブローチ。ここ長崎の観光名所・眼鏡橋近くのお店ならではのアイデアで、眼鏡橋観光の思い出としてお土産にもグッド。
また、こちらにも猫舌神社があり、おみくじではなく猫語でかかれた「おみャくじ」とお賽銭代わりに猫様にお供えするお魚などもあります!こちらでもぜひ祈願してみてくださいね。
観光にも便利な長崎市内中心部を走る路面電車。2017年にデビューした愛称「みなと」はJR九州の「ななつ星in九州」をはじめとして多くの鉄道車両を手掛けた水戸岡鋭治氏がデザインしたもの。路面電車の運賃はどこまで行っても130円。この「みなと」は通常の営業車両として運行しており "130円で乗れる水戸岡鋭治"とも呼ばれています。
こちらの車両の正面と側面にも尾曲がり猫が!市民の足である路面電車に尾曲がり猫を描くところも長崎と尾曲がり猫との深い繋がりが感じられますね。
尾曲がり猫の街、長崎。ぜひ長崎の猫に会いに来てみてくださいね。
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