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佐賀のお城めぐり!旅の記念に「御城印」を手に入れよう

現在の佐賀県には、戦国時代から江戸時代にかけていくつもの城が築かれてきました。今も復元されたものから史跡が残るものまで各地に城跡があり、当時をしのびながらお城めぐりを楽しむことができます。今回はお城ファンの間で話題の「御城印」を手に入れることができる佐賀城・名護屋城・唐津城の佐賀県内の3つのお城を紹介します。

今回紹介するスポット以外にも、佐賀県にはおすすめのスポットがたくさんあります。
佐賀県の情報については、下記リンクもぜひご覧ください。
<佐賀県の観光情報ポータルサイト あそぼーさが[公式]佐賀県観光連盟

「御城印」ってどんなもの?

「御城印(ごじょういん)」とは、登城した際に購入できる記念証のことで、「城郭符」や「御城朱印」など呼び方はお城によって異なります。1990(平成2)年頃に登場したと言われ、現在は全国各地のお城で手に入れることができます。城名や歴代藩主の家紋、花押など、趣向を凝らしたデザインは、旅の思い出やお城めぐりの楽しみのひとつとして近年人気を集めています。あらかじめ印刷されたものに、登城した日付を記入してもらうのが一般的です。

本丸を復元した日本初の施設「佐賀県立佐賀城本丸歴史館」

佐賀市の中心部に位置する「佐賀県立佐賀城本丸歴史館」は、佐賀城本丸跡に、10代藩主・鍋島直正が1838(天保9)年に再建した本丸御殿の一部を復元して作られた施設です。一般的に城跡といえば天守閣を復元することが多いものですが、藩主が政治を行い、生活を行っていた本丸御殿を復元した初めての試みとして注目を集めました。
館内は、45mにも及ぶ畳敷きの廊下や佐賀藩の公式行事が行われていた320畳の大広間など、建物全体に見どころが満載。また「幕末維新期の佐賀」をテーマに、佐賀城の復元や幕末維新期を先導した佐賀藩の科学技術、佐賀が輩出した偉人などがわかりやすく紹介されています。
佐賀城の「城郭符」(1枚300円)は、2019(令和元)年5月、令和の幕開けとともに登場しました。城名を揮毫(きごう・毛筆で文字や絵を書くこと)したのは、佐賀市出身の書家・江島史織さん。ドラマ・映画などの劇中セットの制作や書道パフォーマンスなどで活躍する江島さんの力強い書が印象的ですね。また、中央には佐賀藩主・鍋島家の家紋「杏葉紋」がデザインされています。
佐賀県立佐賀城本丸歴史館

佐賀県佐賀市城内2-18-1

https://saga-museum.jp/sagajou/

国内第2の規模を誇った名護屋城をしのぶ「特別史跡・名護屋城跡/佐賀県立名護屋城博物館」

名護屋城は、豊臣秀吉が朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の出兵拠点とするためにわずか5ヶ月で築いたお城です。1592(文禄元)年に完成し、秀吉の逝去まで約7年間にわたり大陸侵攻の拠点となりました。当時、大坂城に次ぐ全国2番目の規模を誇り、全国から集まった武士や商人で城下町の人口は20万人も及んだと伝わります。現在は、特別史跡「名護屋城跡並びに陣跡」として整備され、建物はないものの天守閣の土台や石垣などの遺構が保存されています。
隣接する「佐賀県立名護屋城博物館」では、「日本列島と朝鮮半島との交流史」をテーマとした常設展示を中心に、文禄・慶長の役や名護屋城、朝鮮半島の文化などを学ぶことができます。こちらで展示を見たあとに名護屋城跡を訪れると、より一層散策が充実しそうです。
名護屋城の「城郭符」(1枚300円)は、2019(令和元)年7月に登場しました。家紋をモチーフにすることが多い御城印ですが、こちらは名護屋城跡から出土した「五七桐文飾瓦(ごしちきりもんかざりかわら)」の拓本をデザインしています。城名は、佐賀市東与賀町の上皇陛下御製石碑や嬉野町の種田山頭火碑などを手がけた嬉野市の書家・織田独灯さんによるものです。
佐賀県立名護屋城博物館

佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3

https://saga-museum.jp/nagoya/

白壁の天守閣が美しい唐津市のシンボル「唐津城」

唐津市のシンボルとして堂々とそびえ建つ唐津城。豊臣秀吉の家臣・寺沢志摩守広高(てらざわしまのかみひろたか)が1602(慶長7)年から7年の歳月をかけて完成させたお城で、5層の天守閣は1966(昭和41)年に建てられたものです。唐津湾に突き出た標高41mの満島山(みつしまやま)とよばれる陸繋島にあり、三方を海と川に囲まれています。天守閣を中心に左右に広がる松原が、まるで鶴が翼を広げているように見えることから、「舞鶴城」と呼ばれることも。桜や藤、紅葉の名所として知られるほか、日没から22時までライトアップされ、白壁の天守閣が夜空に浮かび上がります。
小高い山の上にあるため、登城口から天守閣まで石段が続きますが、エレベーターを利用することも可能です。天守閣の内部には、資料の展示や、展望台、おみやげ店などがあります。5階の展望所は玄界灘や高島、虹の松原、唐津城下を一望できる絶好のビューポイントです。
2018(平成30)年12月に登場した「唐津城御朱印」(1枚200円)。初代寺沢氏、2代大久保氏、3代松平氏、4代土井氏、5代水野氏、6代目小笠原氏の歴代藩主の家紋がデザインされています。城名は、唐津城そばにある早稲田佐賀中学校・高等学校の書道部によるたおやかな書で記されています。
唐津城

佐賀県唐津市東城内8-1

http://www.karatsu-bunka.or.jp/shiro.html

今回紹介するスポット以外にも、佐賀県にはおすすめのスポットがたくさんあります。
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