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イカの活き造りだけなじゃい!ココロ躍る唐津のおすすめスポット6選

全国的にも有名な佐賀県唐津市の呼子のイカの活き造り。でも、唐津って、イカだけじゃないんです!海も山も自然も街も魅力あふれるスポットがいっぱい。そこで、思わずココロが躍り出す、唐津の注目スポットを朝市がある呼子町・唐津城下の唐津市街地別にご紹介。福岡から車で1時間ちょっと。ドライブにも最適です!

【呼子町】朝市通りに2023年12月オープン「Whale Brewing呼子クラフトビール醸造所」

日本三大朝市の一つ・呼子朝市のメインストリートにオープンした「Whale Brewing呼子クラフトビール醸造所」。歴史ある港町に突如として現れたカッコいい建物。実は築80年の古民家を再生したもので、設計を手掛けたのは、国内外で多岐に渡るデザインや空間を手がけるデザイン会社。過去の古き良き空間を活かし、天井まで吹き抜けで梁が剥き出しの空間は、インパクト大。ガラス張りの外観から扉を開けて一歩中へ入ると、貯蔵タンクが目に飛び込み、ブルワリーらしい雰囲気を肌で感じられる空間に。
呼子初のブルワリーは、呼子の魅力を知って欲しいという熱い想いから生まれました。かつて捕鯨で栄えていた頃のような活気を取り戻したい、という気持ちを込めて、ブルワリーの名称は「Whale Brewing(ホエール ブルーイング)」となったのです。ビールを醸造するのは、呼子が大好きで移住してきた近藤さん夫妻。東京の有名な醸造所で修行し、佐賀へやってきました。こだわりは、イカ料理に合う美味しいビールを作ること。たっぷりのモルトとホップが織りなす芳醇な味わいの「PALE ALE(ペールエール)」(瓶770円)、アロマホップをたっぷり使った香り豊かで強い苦味が魅力の「IPA(アイピーエー)」(瓶880円)、熟した果実のようにフルーティなフレーバーが特徴の小麦麦芽のビール「WEIZEN(ヴァイツェン)」(瓶770円)の3種類。今後は呼子産甘夏やイカスミなども原料に加えた、呼子らしいビールのフレーバーにも挑戦するとのことです。お店ではタップから注ぎたてを味わうことができます。
クラフトビールのおつまみとして、イカのつみれ揚げ(600円)やイカカツ(500円)、いかしゅうまい(500円)など、呼子らしさ満載のフードも充実。朝市と一緒に楽しんだり、呼子に宿泊する日に立ち寄ったりと、組み合わせは自在。新しい呼子の過ごし方としてオススメです。

Whale Brewing呼子クラフトビール醸造所
住所:佐賀県唐津市呼子町呼子3764-4
電話番号:0955-82-5670
営業時間:平日9時〜12時、土日祝9時〜13時
定休日:月曜
https://whalebrewing-yobuko.com/

Whale Brewing呼子クラフトビール醸造所

佐賀県唐津市呼子町呼子3764-4

https://whalebrewing-yobuko.com/

【呼子町】呼子港ビュー!カフェダイニング「百と十_vesper」で温故知新を感じる

オーナーの「古い街並みを残したい」という思いから、取り壊される予定だった築110年の町屋をリノベーション。2020年にカフェダイニング&ゲストハウスとして生まれ変わった「百と十_vesper」。場所は朝市通りと反対側の呼子港に面した長屋造りで、街並み側と海側からの2つの入り口から入ることができます。写真は海側の呼子港に面した入り口で、カフェダイニングと直結しています。
日本家屋の特徴でもある天井の大きな梁が印象的な店内。約20席のテーブル席と、海側にはテラス席もあります。窓の外には呼子の港町の風景が広がり、時折船が行き交う姿も。現在と過去が交差する空間は、初めてなのに懐かしい気持ちに。
食事メニューは洋食中心。おすすめはこの2種類。左が「vesperボウル」(1100円)。ナンプラーで味付けした佐賀牛と佐賀ポークのあらびき肉とたっぷりの野菜をご飯の上にのせた、佐賀のご当地ごはん・シシリアンライスです。グリル野菜は塩のみで味付けし、素材の持ち味を際立たせています。そして右は「ハンバーグ」(1100円)。佐賀牛カルビ肉を練り込んだ合い挽き肉を注文後に手ごね。中はふっくらジューシーな仕上がりで、自家製のデミグラスソースがお肉の味を引き立たせます。この他、カレーやパスタなども。フードは12時〜14時の提供ですが、ホットドッグやサンドイッチは営業時間中いつでも注文できますよ。

百と十_vesper
住所:佐賀県唐津市呼子町呼子1960-2
電話番号:0955-82-3287
営業時間:11時〜16時、ディナー18時〜21時(ディナーは要予約)
定休日:火、水
https://hyaku-to-juu.com/

百と十_vesper

佐賀県唐津市呼子町呼子1960-2

https://hyaku-to-juu.com/

【呼子町】2023年11月に加部島にオープン!控えめに言っても最高な「喫茶ネルヤ」

呼子大橋を渡り加部島へ。駐車場に車を停め、坂道を歩くこと1分。島の高台の一軒家が「喫茶ネルヤ」です。呼子湾を見下ろす絶好のロケーションで、2023年の11月にオープンしたばかり。アットホームな雰囲気の中、自家焙煎コーヒーや手作りスイーツを楽しむことができます。
店内は一軒家を改装していて、畳の大広間でくつろぐことができます。窓からは木々の間から呼子湾が広がっています。壁には店主が描いたイラストなどが装飾され、まるで懐かしい友だちのお家に遊びに来たような、そんな感覚。のんびりくつろげる空間となっています。
店主の田畑貴広さんは福岡県出身。佐賀が舞台のアニメ「ゾンビランドサガ」の大ファン。聖地巡礼で毎週末、佐賀を訪れているうちに移住することを決意。縁あって、加部島に移住し、自分の「好き」なものが詰まったカフェをオープンしました。好きだったコーヒーも勉強し、自家焙煎するほどに。コーヒーはオーダー毎に豆を挽き、1杯ずつ丁寧に淹れてくれます。
田畑さんオススメのスイーツが「ソフトクリーム」(400円)。唐津の「村山牛乳」を使い、濃厚なミルク風味が特徴です。冷たくて甘いソフトクリームに、ハンドドリップで淹れたコーヒー(470円)の組み合わせが「控えめに言っても最高」と田畑さん。呼子の海を眺めながら、田畑さんとアニメや漫画について「好き」を語り合うのもオススメです。

喫茶ネルヤ
住所:佐賀県唐津市呼子町加部島3021-2
電話番号:070-9231-0820
営業時間:11時〜17時
定休日:不定
https://twitter.com/kissanelja

喫茶ネルヤ

佐賀県唐津市呼子町加部島3021-2

https://twitter.com/kissanelja

【唐津市街地】2023年7月オープン!自分らしく自由に美味しいパン「viennoiserie selfish」

唐津の中心部・松浦川にかかる松浦橋の程近くにオープンしたパン屋さん。フランス語で「ヴィエノワズリー」は、バターや卵を使った菓子パンの総称で、自分らしい、という英語の「セルフィッシュ」と掛け合わせた店名となっています。
朝9時のオープンに合わせ、店内は焼き立てパンで埋め尽くされます。その数なんと、60種類!お客様の「いろいろ食べたい」に応えるうちに、どんどん種類が増えていったそう。大手のパンメーカーと福岡市内のベーカリーで経験を積んだオーナーの松本さん。今まで培ってきた技術を惜しみなく出し切り、自信も大好きだというデニッシュやクロワッサン生地のパンが、実に20種類超え。特に季節のフルーツをのせたデニッシュは、ビジュアルが華やか。佐賀県産小麦や地元の村山牛乳、唐津の加唐島(かからじま)で生まれた自然海塩、自然飼料で育てた「こみね産地のたまご」と、素材はオール唐津産。にもかかわらず、価格帯は200円台がほとんど!しかもパンはどれもサイズが大きめと、コスパも抜群です。
左上から時計回りに「クロワッサン」(230円)、「いちじくとホワイトチョコ」(260円)、「チーズフォンデュ」(260円)、「いちごのデニッシュ」(280円)、「メープルナッツデニッシュ」(240円)、「チキンナンバン」(280円)、「クランベリーとクリームチーズ」(230円)、「クロワッサン.オン.ザマンド」(250円)。パンを購入すると、セルフでコーヒー無料。店内の奥には広いキッズルームも。朝、焼き立てパンを購入し、ドライブがてら加部島に行って、パンでピクニックランチ、が最高かと。

viennoiserie selfish(ヴィエノワズリー セルフィッシュ)
住所:佐賀県唐津市船宮町2303-1
営業時間:9時〜18時※完売次第終了
定休日:月、火
https://www.instagram.com/viennoiserie__selfish/

viennoiserie selfish(ヴィエノワズリー セルフィッシュ)

佐賀県唐津市船宮町2303-1

https://www.instagram.com/viennoiserie__selfish/

【唐津市街地】カフェ・ショップ・映画館・ホテル!唐津の魅力がギュッと凝縮された「KARAE /唐重」

唐津市の中心部にある複合商業施設「KARAE」。2019年のオープン以降、唐津の新たなるランドマークとして君臨。映画館やホテル、カフェ、セレクトショップ、飲食店、ギャラリーなどが入り、唐津らしいモノや新しいモノなど、唐津の魅力が集まるスポットとなっています。
ダイニング&カフェの「KARAE TABLE」では、モーニング、ランチ、ティータイムと、地元の食材を中心としたメニューを楽しめます。おすすめは、「スペシャリティコーヒーのハンドドリップ」(650円)。なんと、店内にある唐津焼のマグカップから好きなカップを選ぶことができるんです。コーヒーはたっぷり2杯分。ゆっくりと焼き物と向き合いながら、コーヒーを味わえます。季節ごとに変わるスイーツメニューも充実。カフェの営業時間は7時30分〜18時です。
カフェの前にあるのは「GALLERY 唐重(からえ)」。やきものギャラリーです。佐賀といえば焼き物。唐津くんちの絵巻図と、由起子窯の黒唐津焼タイル300枚が出迎えてくれます。次世代を担う新進気鋭の唐津焼作陶家をはじめ、伝統にとらわれずグローバルに活躍する人気作家の作品を展示販売しています。実際に手を取って質感などを確かめることができるのが魅力です。営業時間は10時〜18時です。
お土産を選ぶならコンセプトショップ「KARAE SHOP」へ。唐津を中心に、佐賀、九州の可愛い雑貨やお菓子、小物、アクセサリー、唐津の自然素材を使ったコスメ、トラベルグッズなどを扱っています。人気イラストレーター深川優氏やRooo Lou氏とコラボレーションしたオリジナルの唐津くんちグッズシリーズも人気。ステッカー(3枚で660円)やポストカード(各110円)などは、他にはない個性的なアイテムとなっています。唐津らしいお土産を探すのにぴったり。ぜひ立ち寄ってみてくださいね。営業時間は10時〜18時です。

KARAE /唐重
住所:佐賀県唐津市京町1783
電話番号:0955-72-3278
営業時間:店舗により異なる
定休日:不定
https://karae.info/

KARAE /唐重

佐賀県唐津市京町1783

https://karae.info/

【唐津市街地】築146年の古民家カフェ「CALALI(カラリ)」でブレイクタイム

1878(明治11)年に建てられた立派な商家をリノベーションした古民家カフェ「CALALI」。建てられた当時は薬問屋を営んでいたそうです。カフェとして目立つ看板はないので、一見民家かな?と思う人も多いよう。中へ入ると、非日常の世界が広がっています。
店内に入ってすぐは、広々とした土間。左手に厨房があり、右手は畳敷の広間になっています。元々駐車場として取り壊される予定だった建物を、「ちょっと待った!」とオーナーの徳永さんが引き継ぎ、1年かけてリノベーション。舞台照明の仕事をしていた徳永さんの手にかかり、光と影を生かした空間に生まれかわりました。
看板メニューは豆腐を使った「とろりんちょ」(400円)というチョコレート。生チョコのような食感で、甘すぎず、自家焙煎のコーヒー(500円)と相性抜群。またカフェのほか、1日1組限定で宿泊(1泊1万2020円)もOK。風情ある古民家を独り占めできる上、徳永さんが仕掛けた美しい照明の光を堪能できますよ。

CALALI
住所:佐賀県唐津市江川町627
電話:なし
営業時間:12時〜18時
定休日:2月は火〜金、3月以降は水
https://www.instagram.com/calali_1881/

古き良きものを生かしつつ、新しいモノ・コトを発信し続ける唐津。呼子のイカと組み合わせるのもオススメです。ぜひ、魅力あふれる唐津を楽しんでくださいね。
 
CALALI

佐賀県唐津市江川町627

https://www.instagram.com/calali_1881/

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