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大分の国宝宇佐神宮は古き良き「いにしえ」への憧れと神仏習合の文化

宇佐神宮は全国に4万社あまりある八幡社の総本宮です。勝負の神様としても有名で中でも「神相撲」の歴史をもつ宇佐神宮の地に「相撲の神様」と言われたのが昭和の大横綱双葉山で、相撲史上に輝く69連勝の記録でした。その他、広い神宮内には、3ヶ所のパワースポットもあり県内外からたくさんの方が訪れます。特にお正月の3日間では約40万人が参拝に来るそうです。

全国に4万社あまりある八幡社の総本宮「宇佐神宮」

宇佐神宮の上宮である御本殿は「八幡造(はちまんづくり)」と呼ばれて、神社の中でも珍しい独特の本殿形式です。正面から向かって左より、一之御殿 八幡大神 (はちまんおおかみ)、二之御殿 比売大神 (ひめのおおかみ)、三之御殿 神功皇后 (じんぐうこうごう)と並んでいます。八幡造本殿の原型として、昭和27年11月に国宝に指定されました。

樹齢800年の御神木

パワースポット1ヶ所目の御神木。本殿の脇に立っている樹齢800年の御神木に1周回って触れることで願いが叶うと言われています。
EXILEのメンバーが参拝した後、一気にブレイクした事で有名になりました。
上宮から少し下った所に下宮があります。下宮は上宮の御分神をお祀りしています。農業や一般産業の発展、充実をお守りになるそうです。目に飛び込んでくる朱の色が明るく華やかなイメージの上宮に比べて、緑に囲まれ静粛な雰囲気の下宮です。「下宮参らにゃ片参り」と言われていますので上宮下宮両方を参拝して下さい。

良縁が舞い込む「夫婦石(めおといし)」

パワースポット2ヶ所目は、参道にある、大きな三角形の石が左右対称に並ぶ「夫婦石(めおといし)」。二つの石が寄り添うように並んでいる事から縁起が良いと言われています。他の石より大きいので見つけやすく、夫婦やカップルは左右の石を一緒に踏むと幸せになり、独身なら両足で二つの石を踏むと良縁が舞い込むそうです。

一生涯に一度だけ願いを叶えてくれる「願掛け地蔵」

パワースポット3ヶ所目は、知る人ぞ知る最強のスポットで、「一生一度願事」の札が示す通り、一生涯に一度だけ願いを叶えてくれると言われている願掛け地蔵です。ただ条件が一つあります。それは「誰にも見られず、気づかれない事」だそうです。大切な願いを胸に、こっそりと参ってみませんか?
宇佐神宮

大分県宇佐市大字南宇佐2859

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2018年に開山1300年「六郷満山文化」

2018年に開山1300年という節目を迎える六郷満山文化。養老2年(718)仁聞菩薩(にんもんぼさつ)は、八幡神の生まれ変わりとして宇佐・国東の地に神仏習合の原点となる山岳宗教「六郷満山」を開かれました。宇佐神宮の境内にかつて栄えた「弥勒寺」の跡があります。僧侶たちは、ここから国東半島へと修行を広げていきました。宇佐神宮をはじめ、是非六郷満山文化を巡ってみてください。

ねぎ屋さんのねぎ焼き

宇佐神宮と言えば「ねぎ焼き」と言っても過言ではないほど人気の品。参道沿いの仲見世通りにある「ねぎ屋さんのねぎ焼き」では、自家製の新鮮な味一ねぎを惜しみなく使っています。まわりのフワッとした食感と、中のシャキシャキした大量のねぎが後を引き、あっという間に食べてしまう1枚です。参拝の後に是非あつあつのねぎ焼きをご賞味ください。

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