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九州の自然を満喫したい!
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更新日:2017年08月25日
大きな島である九州は、「海絶景」から「山絶景」まで絶景ポイントも多数。旅行途中に立ち寄りたいとっておきの自然を感じるスポットをご紹介します。
マグマが作り出す壮大な自然
阿蘇山
阿蘇山は、東西18km、南北25kmのカルデラの中央にそびえる火山群、「阿蘇五岳」の総称。現在も中岳が活発な火山活動を続けています。この大カルデ ラは直径約20kmの外輪山を有し、最高峰の大観峰(だいかんぼう)からは「阿蘇の涅槃像」と呼ばれている五岳の姿はもちろん、遠く九重連山までを一望で きます。牛や馬がのんびり草をはむ草千里、火山灰で覆われ荒涼とした砂千里ほか、温泉やレジャー施設も充実。広大な火口原から外輪山をぐるりと見渡すこと ができるのも、阿蘇ならではの雄大な光景です。
ダイナミックな風景
米塚
阿蘇市街地から草千里に行く途中に見える「米塚」。山の高さは100m程しかなく、上から見ると雄大な山々の中にコロッと置かれたおもちゃようなかわいらしい小山です。思わず駆け上がりたくなるような傾斜ですが、残念ながら登山は禁止とのこと。
九州の自然の神秘
高千穂峠
「高千穂峡」は、約12万年前から約9万年前に起こった阿蘇の火山活動の際に噴出した溶岩流を宮崎県北部に流れる1級河川「五ヶ瀬川」が侵食した渓谷で、深いところでは水面まで100mに及ぶところもあります。1934年11月10日には"五ヶ瀬渓谷"として名勝・天然記念物に指定されました。マグマが川の水で急激に冷やされてできた柱状節理の迫力ある岩壁と滝を見るには、渓谷内を手漕ぎボートで進み、下から眺めるのが絶景です。
季節の花と樹木
耶馬渓
新日本三景にうたわれる耶馬溪は、大正12年(1923年)には名勝、昭和25年(1950年)には耶馬日田英彦山国定公園に指定され、1年を通じ多くの観光客で賑わいます。
ゆったりと流れる山国川に沿い、渓谷は実に東西36km、南北32kmにも及びます。尖った岩峰がいたるところに見え、朝日や夕日がさす頃、モミジ、カエデなどの紅葉もあいまって、あたりの岩峰は真っ赤に染まります。見頃は10月下旬から11月下旬です。
美しい海岸とビーチ
御輿来海岸
御輿来(おこしき)海岸は、有明海に面した干潟模様の美しい海岸です。景行天皇が九州遠征をされた際に干潟模様の美しさに見とれ、神輿を止めて休まれたことから御輿来海岸と名付けられました。干潮時には2km以上先の沖合まで海底が現れ、波の形のような曲線模様が浮かび上がります。特に干潮と日没時間が重なる季節には、多くの観光客や写真愛好家が訪れます。
魅惑の島々
奄美大島
加計呂麻島(かけろまじま)、請島(うけじま)、与路島(よろじま)、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島などの奄美群島の中で一番大きな島が奄美大島です。
奄美大島では、バナナ、パパイヤ、マンゴー、パイナップルなどが栽培され、黒砂糖を使った黒糖酒が特産品になっています。田中一村記念美術館のある奄美パーク、住用町のマングローブ林、瀬戸内町の珊瑚礁など多くの見所があります。また、サーフィンやシーカヤックなども盛んです。
九州の名水百選
白川水源
白川水源は、阿蘇高岳の南麓にある熊本県阿蘇郡南阿蘇村から熊本市を通り、有明海に流れる白川の水源のひとつです。この水源からは常温14℃の湧水が毎分60t湧き出ています。
トレッキング
由布岳
湯布院町のシンボル由布岳は、1,583mの秀麗な山で、豊後富士とも呼ばれています。アクセスが良く比較的登りやすいため、山中では外国人観光客にも良く出会います。山麓では野焼きが行われ草原帯が続き、山すその樹林帯では森林浴を楽しめます。また、霧の立ち込める地形であることから、冬季は霧氷が見事です。周辺には、由布院温泉はもとより、塚原温泉、湯平温泉などの一大温泉地、城島高原や志高湖といった行楽地が多数控えています。
●登山口~西峰/登り2時間25分/下り1時間45分
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