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博多・天神エリアから約1時間!朝倉・原鶴温泉と東峰村の1泊2日旅行

博多・天神エリアから車で約1時間と思い立ったらすぐに行けちゃう原鶴温泉と、日本の原風景が残る東峰村を楽しむ1泊2日のお手軽旅行を紹介します。
福岡市内からのアクセス抜群なので、仕事終わりの夕方からの出発もOK!

創業130年の老舗旅館「ほどあいの宿 六峰舘」で贅沢な時間を

ほどあいの宿 六峰舘
原鶴温泉は、福岡市内から車で約1時間の場所にある昔ながらの風情ある温泉地。
派手さはありませんが、温泉街の傍を悠々と流れる筑後川に癒されます。
とろとろの泉質は「古い角質を落とす」・「美白」効果があるということから、「W美肌の湯」と言われています。
今回泊まったのは、原鶴温泉の中でも老舗の「ほどあいの宿 六峰舘」。
展望露天風呂や室内大浴場など、原鶴温泉の美肌の湯を楽しみながら、地元の旬の厳選素材を活かした高品質なお料理が堪能できます。
部屋の窓から雄大な筑後川の流れと田園風景の眺めが広がります。
客室の露天風呂
展望庭園露天風呂、檜風呂、竹炭風呂などで美肌効果のあるお湯が楽しめます。
1日目は何もせず、とにかくゆっくりと疲れを癒しましょう。
展望庭園露天風呂からは筑後川の眺めることができます。お天気の良い夜は星空や朝日が昇る風景が見れるそう。
口の中で溶けそうな新鮮なお刺身
厳選された地元の旬の食材を中心にした料理は、見た目も美しく、充実した時間を過ごすことができます。
■客室/33室
■宿泊/1泊2食12,000円~30,000円
■日帰り食事休憩(4名様以上)/5,000円~10,000円※料金は消費税・入湯税別
厳選された素材の数々に思わず舌鼓を打ちます
ほどあいの宿「六峰舘」

福岡県朝倉市杷木久喜宮1840

http://www.roppo.jp/

日本の原風景が残る福岡の秘境「東峰村」を散策

原鶴温泉でゆっくりと疲れを癒したら、翌日は日本の原風景が残る東峰村で大自然を満喫します。
東峰村は、古くから連綿と受け継がれてきたやきものと美しい石積みの棚田の里で、「日本の棚田百選」に選ばれた竹地区の棚田や「平成の名水百選」に認定された岩屋清水、樹齢600年の杉の巨木群「行者杉」があるなど、風光明媚な景観に溢れた村です。
原鶴温泉からは車で15分ほどで到着します。
眼鏡橋
東峰村には、3つのめがね橋があり、山里の四季折々の自然に映え、どれも特徴的な姿になっています。全長79.2m、高さ20mの一番大きな多連アーチ橋は、遠くから見ても迫力があります。
元々JR日田彦山線の線路でしたが、2017年の九州北部豪雨の影響で現在は列車を走る姿を見ることができません。
岩屋湧水
岩屋湧水は、福岡県唯一の「平成の名水百選」で2008年に認定されました。
とてもまろやかな軟水で、お茶やコーヒーの他、日本料理に合うと言われています。自動給水機で約35L 100円で汲むことができ、遠くから給水にいらっしゃるファンも多いそう。
岩屋湧水

福岡県朝倉郡東峰村宝珠山4031-5

http://toho-info.com/pl_view/iwayayusui.html

権現岩の窪みを利用して建てられた岩屋神社 パワースポットとしても人気
国の重要文化財になっている「岩屋神社」は、532年に中国からの渡来僧「善正」によって開かれ、空から降ってきたと伝えられる「宝珠石(ほうしゅせき)」をご神体としています。
54mもある巨岩・権現岩と称される大きな岩の窪みを利用して岩屋神社は建てられており、とてもダイナミックな光景です。
宝珠は何でも願いが叶う不思議な宝石と云われ、今日まで村人の心のふるさととして受け継がれています。
岩屋神社

福岡県朝倉郡東峰村宝珠山4141

https://www.crossroadfukuoka.jp/event/?mode=detail&id=400000007324&isSpot=1

竹地区の棚田
日本棚田百選にも選ばれている「竹地区の棚田」は、高差160mの急斜面の約11haの中に約400枚の棚田が広がり、美しい田園風景を楽しむことができます。
6月の「竹棚田の火祭り」にはライトアップされ、幻想的な棚田の風景を見ることができます。秋ごろの稲穂が実る時期も見てみたいです。 
竹地区の棚田

福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山

http://toho.main.jp/tanada.html

素朴で優しいデザインが人気の「小石原焼」の窯元巡り

太田熊雄窯 落ち着いた色合いの中にダイナミックな個性があります
東峰村には、日用雑器としての道を歩みながら「用の美」を確立した小石原焼と、「綺麗さび」と表現される遠州七窯の風格を今に伝える高取焼があります。
今回は、小石原焼の窯元、「太田熊雄窯」と「マルダイ窯」にお邪魔させていただきました。
太田熊雄窯 ほっとする癒しのひとときを与えてくれそうな、素敵なコーヒーカップです
太田熊雄窯 貴重なのぼり窯
太田熊雄窯では、斜面に沿って燃焼室と焼成室が連結し薪の熱で焼き上げる「のぼり窯」があり、現在では貴重な窯となっています。
とても労力がかかり、焼き加減が非常に難しいとのことですが、「のぼり窯」ならではの趣ある逸品に出逢える瞬間が何よりも嬉しく、作り手冥利に尽きるとのお話でした。
太田熊雄窯

福岡県朝倉郡東峰村小石原729-4

http://www.mirakuru.jp/ootakumaogama/

マルダイ窯 ろくろ実演
江戸時代から続く小石原焼の窯元「マルダイ窯」ではろくろの実演を見せていただきました。
目の前で繰り広げられるロクロの実演は、次から次に、まるで魔法のように作品が作られ、ご主人の手際の良さに思わず見とれてしまいます。
飛び鉋(かんな)や刷毛目、櫛描きといった伝統技法を受け継ぐ陶器の数々は、「使いやすく、手になじみやすいものを作るように心がけている」といったご主人の人柄を表すように、素朴なあたたかみに満ちています。
マルダイ窯 和洋問わず日常使いできるうつわの数々
料理を主役として引き立ててくれる素朴であたたかなうつわの数々が並びます。
小石原焼窯元 マルダイ窯

福岡県朝倉郡東峰村大字小石原766

http://toho.main.jp/marudaigama.html

東峰村には約40を超える個性豊かな窯元さんが作品づくりをされているそうで、ついつい目移りしてしまいます。
毎日の食事を豊かにしてくれるお気に入りの一枚をぜひ、見つけにきてはいかがでしょうか。

うきは市にある古民家カフェ「囲炉裏カフェ里楽」でランチ

おばあちゃんの家に帰ってきたような懐かしい空間  手作りのジャムなども販売されています
うきは市のつづら棚田が連なる山あいにひっそりとある、築170年の古民家をリノベーションした人気のカフェ「里楽」。
うきはの豊かな恵みを味わえるカフェとして2015年にオープンしました。テーブル席と座席があり、各席に囲炉裏が設けられています。
ふわふわのつくね、オプションでしし肉もあります
地元の新鮮な食材で作られた田楽コースをいただきました。
囲炉裏で炙って食べる食事はどこか懐かしく、棚田米のごはんや平飼いの鶏から生まれた卵もクリーミーで、とても美味しかったです。
桃がぎっしり詰まったパフェ
旬の果物を使った季節のデザートも楽しみの一つ。
カフェのそばには川遊びできるスポットもあり、とてもリラックスできます。ご主人さんのおもてなしも心地よく、ついつい人に勧めたくなる場所でした。
囲炉裏カフェ&直売所 里楽(リラク)

福岡県うきは市浮羽町新川3918-1

https://relaxu.wixsite.com/relaxu

おわりに

今回の旅は、空気が美味しくて、心と体に癒しが行き渡りました。

初めてなのになんだか懐かしい風景は、何度も足を運びたくなる素敵な場所です。
福岡市内から1時間程度で行けるショート・トリップで訪れることができる場所なので、ぜひ皆さんも足を運んでみてください!

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