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実は子連れ旅行にオススメの人吉球磨!子供と楽しく遊べるスポットのご紹介。

鎌倉時代から続く城下町人吉市。市内を流れる清流・球磨川沿いに素敵な温泉宿が点在し「人吉温泉」としても有名です。2015年には人吉球磨地域として日本遺産にも認定され、独自に育んだ文化や風習を感じることが出来る地域としても人気です。大人向けの観光地の印象が強い人吉球磨地域ですが、実はお子様連れでも楽しく遊べる施設が沢山!今回、「子連れで楽しむ」をテーマに人吉球磨地域をご紹介させていただきます。

はじめに

本殿など5棟の建造物は国宝に指定されている青井阿蘇神社。 人吉では親しみを込めて「青井さん」と呼ばれている。
令和2年豪雨災害により甚大な影響を受けた人吉球磨地域。多くの方々の支援により少しずつ観光の復旧・復興も進んできています。そんな人吉球磨地域ですが、「相良700年が生んだ保守と進取の文化」として日本遺産にも認定された歴史深く、独自の文化を育んできた地域で、球磨川を活用したラフティングや球磨川くだりなどのリバーアクティビティ、SL人吉やくま川鉄道などの鉄道観光、球磨焼酎を軸にした酒蔵ツーリズムなど、どちらかというと大人向けの観光地として認知されています。しかし、実は人吉球磨地域には小さな子供連れでも楽しく遊べるスポットが沢山!今回、未就学児と一緒に楽しく遊べる人吉球磨地域をご紹介させていただきます。

公園で思いっきり子供を遊ばせるならココ「錦・くらんど公園」

広々とした公園には木陰が沢山。密を避けて公園遊びを楽しめます。
小さな子供を連れて公園に行くならオススメなのが錦町にある「錦・くらんど公園」。広々とした公園に各種遊具があるのはもちろん、所々に大きな木があるので、木陰も沢山。道の駅錦と併設されているので、水分補給やお弁当の購入、トイレなども気にせずに遊べます。
公園の入口付近には宮本武蔵にタイ捨流二刀の型を伝授したとも言われる丸目蔵人佐長恵(まるめくらんどのすけながよし)の像もあります。
ネット渡りなど20種類以上の遊具が揃う。
小さなお子様向けの児童広場の他、自然の山の起伏を生かした「わんぱく!冒険ワールド」という巨大アスレチック遊具があります。草スキーも出来るので、ソリなどを持っていくのがオススメです。

錦・くらんど公園
所在地:〒868-0302 熊本県球磨郡錦町大字一武
電話:0966-38-4419(錦町役場 企画観光課)
料金:無料

道の駅錦 錦・くらんど公園

熊本県球磨郡錦町一武1544-1

https://hitoyoshikuma-guide.com/2019/02/27/michinoekinishiki-kurandopark/

ものづくり体験が沢山!「道の駅人吉(人吉クラフトパーク石野公園)」

芝生が広がる中央の広場には子供向けの遊具も。
子供連れで旅の思い出に何か作りたい!と言う時にオススメなのが道の駅人吉(人吉クラフトパーク石野公園)。物産館や伝統文化工芸館、民工芸館など19の施設からなり、陶芸体験やマイ箸作り体験、革小物製作など8つの体験メニューが揃います。
広々とした店内には人吉球磨地域の工芸品や特産品が豊富に揃う。
物産館には球磨焼酎はもちろん、きじうまや包丁、味噌・しょうゆなど、人吉球磨の工芸品・特産品がズラリ。お土産用としてだけでなく、自宅用としても欲しくなるものが多数揃います。
ろくろを使った手びねり体験。どんな器を作りたいかを職人さんに相談すると、作り方を教えてくれるので、小さなお子様でも土に触れて器を作る体験を楽しめます。
陶芸館では絵付け、手びねり、タタラ、ろくろなどの体験が豊富。職人さんが優しく教えてくれるので、小さな子供でも1時間ほどで完成させることが出来ます。※完成した器は、焼き上がりに1ヶ月程かかります。
人吉クラフトパーク石野公園の魅力は、通常事前に予約しておかないとなかなか体験できないものづくり体験が、空いていれば予約なしでも出来るという点(※確実にこの体験をしたい!という時は事前予約をお勧めします)。なかなか時間や興味を読みにくい小さな子供連れの旅行の立ち寄り先としてオススメです。

道の駅人吉(人吉クラフトパーク石野公園)
所在地:〒868-0825 熊本県人吉市赤池原町1425-1
電話: 0966-22-6700
料金:入園無料(各種体験はそれぞれに料金がかかります)
営業時間:9:00~17:00(※12/29~1/1は休園)
体験最終受付:16:00(※混雑具合やメニューによって違います)
HP:https://h-craftpark.com/

道の駅人吉(人吉クラフトパーク石野公園)

熊本県人吉市赤池原町1425-1

https://h-craftpark.com/

鉄道好きにはたまらない!「MOZOCAステーション」

JR九州の「ななつ星」や「SL人吉」などをデザインした工業デザイナー水戸岡鋭治氏が建物のデザインを担当。圧巻のプラレールも展示。
JR人吉駅のすぐ横に、明治時代から続く肥薩線の価値を伝えるため建設された鉄道ミュージアム。鉄道のジオラマや映像の展示、プラレールやままごと等の子どもスペース、ミニトレイン、水遊び場、ミニ図書館、レイルバイク等が楽しめ、鉄道好きにはたまらない空間となっています。軽食コーナーや多目的トイレが綺麗なだけでなく、子どもトイレやおむつ交換台、授乳室も揃うので、お子様連れでも安心して楽しめます。
ちなみに、「MOZOCA(もぞか)」は、方言で「小さい」や「かわいい」という意味です。
館内に敷かれたレールを走るミニSL。踏切などもリアルに再現されており、子供が喜ぶこと間違いなし!
MOZOCAステーションを訪れたら是非とも乗って頂きたいのが人吉駅からミュージアムの中を往復するミニSL。館内には踏切があり、通る際に遮断器が下がるなど、本格的な作りになっており、訪れた子どもたちにとても人気です。

MOZOCAステーション868
所在地:〒868-0008 熊本県人吉市中青井町343-14
電話:0966-48-4200
入場料:無料(ミニトレイン&レイルバイクは1回200円)
営業時間:9:00~17:00
休館日:毎週水曜日(水曜が祝日の場合は翌日)、12月30日~1月2日
HP:https://hitoyoshionsen.net/mozoca_station868/

MOZOCAステーション868

熊本県人吉市中青井町343-14

https://hitoyoshionsen.net/mozoca_station868/

美味しいパンケーキ&オシャレな空間&くま川くだり「HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA」

2021年7月にOPENした人吉の新たなランドマークHASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA。テラス席も備わり、最高の景色を楽しめます。
人吉を訪れたら立ち寄って頂きたいのがHASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA。球磨川と人吉城跡を臨む最高の立地に佇み、熊本初上陸の「九州パンケーキカフェ」や熊本県南地域の物産品を扱う「HITO × KUMA STORE」などが入っています。人吉市内をe-bikeで周遊する「人吉はっけんサイクリングツアー」や「球磨川くだり」「ラフティング」のツアーデスクにもなっています。※「球磨川くだり」「ラフティング」は現在休止中
オススメは、30分ほどの気軽な球磨川くだり体験「球磨川くだり"梅花の渡し"」。HASSENBA~人吉城址の区間を木造船でゆったりと巡る遊覧体験。船頭との会話を楽しみながら、風情ある球磨川、人吉城址の景色をお楽しみ下さい。

HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA
所在地:〒868-0033 熊本県人吉市下新町333−1
営業時間:9:00〜17:00
電話:0966-22-5555
定休日:水曜日
HP:https://hassenba.jp/

HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA

熊本県人吉市下新町333-1

https://hassenba.jp/

極上の炭酸泉を愉しめる貸切風呂「華まき温泉」

華まき温泉の外観。春は桜が咲き誇り、花見風呂としても人気。休憩所もあるので、湯あがりはそこでゆっくり休憩してみるのもオススメです。
遊び疲れたから温泉に。という時にオススメなのが華まき温泉。少しぬるめの温泉で、お子様もゆっくりと入浴を楽しむことが出来ます。大浴場だけでなく、家族風呂もあるので、気兼ねなく良質の温泉を楽しめます。
写真では伝わりにくいですが、肌にびっしりと気泡がまとわりつく新感覚の温泉。夏場限定の加温なしの34℃源泉浴もオススメ。
華まき温泉の特徴は、細かい炭酸がびっしり詰まった炭酸泉であること。温泉の炭酸の粒子が細かいため、なかなかお湯から抜けず、腕に付着した炭酸を触るとツルツルとしていて、不思議な感触を楽しむことができます。お湯をかき混ぜてみると、炭酸飲料並みに白い泡が立ち込めます。

人吉温泉 華まき温泉(ひとよしおんせん・はなまきおんせん)
所在地:〒868-0086 熊本県人吉市下原田町1518
電話:0966-22-6981
営業時間:10:00~22:00
定休日:年中無休
料金:大人400円 子供200円 小学生未満100円、家族風呂(60分)1700円

華まき温泉

熊本県人吉市下原田町1518

https://hitoyoshikuma-guide.com/2019/02/18/hanamakionsen/

外遊びのお供に。創業100年近い人吉駅前の弁当店「人吉駅弁やまぐち」

人吉駅のホームから。歴史ある駅弁屋さんは、JRが不通の現在も地元の方々に愛され、元気に営業中です。
人吉球磨地域で公園などで遊ぶ際に是非とも食べて頂きたいのが「人吉駅弁やまぐち」のお弁当。1923年創業で、人吉市民でここのお弁当を食べたことがない人はいないのではないか?というくらい地元住民からも親しまれてきたお弁当屋さんです。地元の素材を使った「あゆずし」と「栗めし」が名物で、人吉駅ホームでの立ち売りでも知られていました(※JR運休の為、現在はなし)。
甘い栗と、少し硬めのご飯と、
一番人気は「栗めし(1,200円)」。栗の形をしたお弁当箱に、ゴロゴロと大きな栗が入った栗ご飯と玉子焼きやちくわ、レンコン、こんにゃくなどの煮物、肉団子やひじきなど、「ほっ」とするようなおかずが入っています。
うなぎ弁当。人吉のうなぎをお弁当で味わえます。
うなぎ弁当や鮎弁当など、観光客向けのお弁当だけでなく、山彦かしわめし(500円)や幕の内弁当なども豊富。どれを食べようか迷う品揃えです。

人吉駅弁やまぐち 
所在地:〒868-0008 熊本県人吉市中青井町300
電話:0966-22-5235
営業時間:7:00~16:00
定休日:不定休

人吉駅弁やまぐち

熊本県人吉市中青井町300

https://hitoyoshi-cci.or.jp/eat/hitoyoshiekiben/

おわりに

クラフトパーク石野公園のきじうま。小さな頃、このきじうまの背中に乗って写真を撮った記憶があります。
いかがでしたでしょうか?私(モリナガ)が人吉出身ということもあり、小さな頃から人吉球磨地域の色んな所で遊んでいましたし、親になってからも人吉球磨の各地に子供を連れて行ったような気がしています。馴染み深い地域だから子供連れでも楽しめるのでは?というご意見もありそうではありますが、「ファミリーで楽しめる」と言われる観光地と比較しても遜色なく楽しめる地域です。是非とも、人吉球磨地域に遊びに行って頂き、家族の楽しい思い出を作って頂けますと幸いです。

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