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長崎県の半島においしいスポット急増中!島原半島で今、注目のグルメ店8選

小浜、雲仙、島原の3つの温泉地を持ち、長崎県南部にポッコリ突き出る島原半島。名湯のみならず、豊かな海の幸、山の幸も楽しめるこの半島に、昨今、NEWグルメスポットが続々オープン中。中でも注目の8軒を3大温泉地+αの4エリア別にご紹介しましょう。

【小浜温泉】地元食材と向き合うイタリアンの真髄を小浜で実践する「La Spiaggina」

島原半島の西側にあり、日本一熱い湯が湧く小浜温泉。その温泉街から少し北、橘湾を見下ろす住宅街に2021年10月、一軒家スタイルのイタリアンがオープン。瓦葺の切妻屋根前にそそり立つ高い煙突が示す通り、こちらのお店はイタリア製の薪窯を駆使した本場のナポリピザや料理をご提供。
オーナーシェフの岡村さんはナポリのピッツェリアから2つ星レストランなど、イタリア各地で約5年間修業。地元の食材を大事に使うイタリアの食文化を、故郷である小浜で実践しているとか。
「もし、イタリア時代の師匠が小浜に来たら、また、島原半島の食材を目にしたらどんな料理を作るか?そんなことを意識しながら料理と向き合っています」と岡村さん。
ランチのおすすめは、薪窯焼きのナポリピッツアと前菜の盛合せで旬の半島の味が楽しめる「スピアッジーナコース」(2500円)。
まずは橘湾のイワシ仕込みのコラトゥーラ(魚醤)がかかった旬魚のカルパッチヨをはじめ、5~6種類の前菜の盛合せを。続いて写真の小浜産ジャガイモのピッツアを含む7種類の薪窯焼きピッツア、または2種類のパスタのいずれかを選んで。さらにデザート、コーヒーも付いて2500円は、かなりの高コスパ!
このコースに出るピッツアやパスタの単品メニューもありますが、もし時間とお腹に余裕アリなら、メイン料理も味わえる「シェフのおまかせコース」を。前日までの要予約となりますが、2種類の前菜の盛合せの後、パスタ、旬の魚、または雲仙もみじ豚などを使ったメイン料理に薪窯焼きピッツア、そしてデザート、コーヒーという充実内容で4800円。
これらの品々は山々を借景に庭園デザイナーの石原和幸さんが手がけたお庭「STONE GARDEN」を望むテーブル席のほか、薪窯での調理シーンも眺められるオープンキッチン前のカウンター席で楽しむことができます。
La Spiaggina(ラ・スピアッジーナ)
住所:長崎県雲仙市小浜町北野3225-3
電話:0957-73-9586
営業時間:11時30分~15時(LO13時30分)
定休日:不定休
https://www.instagram.com/la_spiaggina
La Spiaggina(ラ・スピアッジーナ)

長崎県雲仙市小浜町北野3225-3

https://www.instagram.com/la_spiaggina

【小浜温泉】バスターミナルの裏にできたひと息カフェ「COFFEE STAND CANNAN」

2023年4月にオープンした木のぬくもりを感じる居心地の良い空間と手作りチーズケーキで評判のカフェ。場所は温泉宿が立ち並ぶ県道57号沿いにある島鉄バス小浜バスターミナルの裏通り。
店内にはかわいいタイル張りのカウンター席のほか、通りに面して天気のいい日はフルオープンになる窓際の席、さらに旅の相談やパソコン仕様にも便利な大きなテーブル席もあります。
メニューはミルクたっぷりの「カフェラテ」(500円)をはじめとする多彩なドリンクとスイーツで構成。中でも人気は、キビ砂糖を使ったやさしい甘さとしっとりなめらか~な食感が特徴の店長手作り「チーズケーキ」。プレーンタイプ(400円)のほか、抹茶、キャラメル、ほうじ茶、アールグレイなど6種類(各450円)を用意。季節によってパンプキンやサツマイモチーズケーキなども登場するそうです。お店は月曜も営業していますが、チーズケーキの販売は土日祝のみとなりますので、ご注意を。

COFFEE STAND CANNAN(コーヒー・スタンド・カナン)
住所:長崎県雲仙市小浜町北本町864
定休日:月~木
営業時間:11時~18時
https://www.instagram.com/coffee_stand_canaan/

COFFEE STAND CANNAN(コーヒー・スタンド・カナン)

長崎県雲仙市小浜町北本町864

https://www.instagram.com/coffee_stand_canaan/

【雲仙温泉】雲仙地獄に隣接の温泉宿に登場したスタイリッシュカフェ「Bon voyage café」

島原半島の中央に位置する雲仙温泉。人気観光スポットである雲仙地獄に面して建つ宮崎旅館は2022年、グレーを基調としたスタイリッシュな姿にリニューアル。さらに2023年5月には、雲仙の自然美を借景にした美しい日本庭園も楽しめる「Bon voyage café」がオープン。宿泊者以外も気軽に利用できることから、オープン以来、多くの観光客がこちらでくつろいでいます。

フレンチプレスで一杯ずつ抽出するスペシャリティコーヒーやオリジナルブレンド、ほうじ茶ケーキにピンクのモンブランなど、カフェメニューも充実ですが、イチ押しは島原半島産の食材を活かしたランチメニュー。
特に人気は「お花篭と釜炊きおにぎり」(1800円)。花篭には旬の雲仙野菜などを活かした日替わり小鉢が5品。そして、宮崎旅館で作られる牛味噌と無添加天日干しの梅干し入りのおにぎりが2つ。

ほかにも宮崎旅館の名物「雲仙いなり」が味わえる「島原うどんと雲仙いなり」(1600円)、さらに「オリジナルバターチキンカレー」、「島原ほうれん草のグリーンカレー」の2種類のスパイスカレー(共に雲仙半島産の野菜サラダと自家製マンゴーラッシー付きで1300円)と、計4種類のランチが楽しめます。

またカフェで使用されるかわいい箸置きやオリジナルカップなどの食器類、またコーヒー、ほうじ茶なども、スタイリッシュな店内で販売しています。新たな雲仙土産としてこちらも要チェックです。

Bon voyage café(ボン・ボヤージュ・カフェ)
住所 長崎県雲仙市小浜町雲仙320雲仙宮崎旅館内
電話番号 0957-73-3331
営業時間 11時~16時(ランチは~14時30分) 
定休日 不定休 
https://www.instagram.com/bon_voyage_cafe_unzen/

Bon voyage cafe

長崎県雲仙市小浜町雲仙320雲仙宮崎旅館内

https://www.instagram.com/bon_voyage_cafe_unzen/

【雲仙温泉】雲仙温泉初の自家焙煎珈琲店がついにオープン「UNZEN山頂珈琲」

2023年5月、ついに雲仙にも自家焙煎珈琲店がオープンしました。場所は小浜消防署雲仙分署のお隣。こちらでは自家焙煎したスペシャリティコーヒーやオリジナルブレンドを含む12種類のコーヒー豆やテイクアウトコーヒー(500円)の販売のほか、4席のカウンター、3卓のテーブル席のある店内で各種コーヒーをゆっくり味わうこともできます。
しかも店内では、注文前に各コーヒーの試飲もOK。コーヒー豆ごとの味、香り、苦みを表したオーナーの岡本さんお手製のチャート図を参考に、自分好みのコーヒーを見つける人も。このお店をきっかけに、コーヒーファンになった人も増えているようです。
山頂ブレンド(650円)をはじめ、店内で味わう際は1杯140㏄分×2=280㏄のコーヒーをポットで提供。ご自分のペースで温かいコーヒーを2杯楽しめるほか、例えば二人で異なるコーヒーを注文して、それぞれ1杯ずつ分け合って味わうこともできますね。

また、写真の奥にあるベイクドチーズケーキ、レアチーズケーキ、グルテンフリーのガトーショコラは、岡本さんの奥様・みゆこさんお手製の「本日のコーヒーのおとも」(各350円)。どれもご主人が炒れるコーヒーとベストマッチですので、ぜひ、あなたが選んだコーヒーとともに。

UNZEN山頂珈琲
住所:長崎県雲仙市小浜町雲仙320
電話番号:090-1920-5258
定休日:水曜、木曜、不定休
営業時間:10時~18時

UNZEN山頂珈琲

長崎県雲仙市小浜町雲仙320

【島原温泉】定番からアレンジ系の島原スイーツ「かんざらし」が味わえる「Koiカフェゆうすい館」

続いては島原半島の東側、城下町の風情を今も随所に残す島原温泉。至る所に湧水スポットがあり、特に新町一帯は湧水の量も豊富で、錦鯉がゆったり泳ぐ全長100mの水路があり、別名「鯉が泳ぐまち」とも呼ばれています。
この町に佇む国の登録有形文化財にも登録されている築90年の木造瓦葺平屋が、2021年より、「かんざらし」をはじめ、湧水を活かしたドリンクやスイーツが楽しめるカフェになっています。

かんざらしとは、湧水と白玉粉で作ったお団子を、蜜に浮かべて味わう島原の伝統スイーツ。「Koiカフェゆうすい館」では、さまざまなかんざらしメニューを楽しむことができます。
砂糖と湧水で作る蜜と共に味わう昔ながらの「かんざらし」(中央・500円)、多彩なベリーも浮かべた「かんざらしベリー」(左・550円)、レモンをトッピングしたさっぱり味の「かんざらしレモン」(右・550円)。ほかにも Koiの形をしたお団子が入った緑茶ベースの温かいかんざらし。 レモンの浮かんだ蜜を入れると不思議な変化が起こる「Koi ざらし」などもあります。

また、10時と14時には、3日前までの予約制で「かんざらし作り体験」も行っています(1000円)。自分で作ったかんざらしが味わえることはもちろん、+200円でオリジナル手ぬぐいなどのグッズも貰えますよ。
Koi カフェゆうすい館
住所:長崎県島原市新町2-122
電話:0957-62-8102
営業時間:9時~18時(カフェは10 時~LO16 時30 分)
定休日:なし
Koi カフェゆうすい館

長崎県島原市新町2-122

【島原温泉】地元の人気メロンパンでサンド!「道の駅ひまわり」オリジナルの島原バーガー

2023年4月にオープンした島原半島唯一の道の駅「道の駅ひまわり」。地元野菜に海産物、島原産ジャガイモで作る揚げたてのポテトチップスなどを販売する直売所があり、その隣には佐世保市の佐世保バーガーの名店「Ys BURGER」も。ここで作られる地元食材を活かした道の駅オリジナルバーガーがかなり個性的!
それがこの「島原バーガー」(720円)。パテではなく地元精肉店の和牛スライスのソテーを使用し、その上にガーリックバターソースで炒めたオニオン、さらに特製のトマトソース、レタス、マヨネーズをオンしたらバンズではなく、南島原市の老舗パン店「高木屋」のボリューミーなメロンパンでサンド。ガブッとかぶりつけば、甘くてサクサクのメロンパンと中身の濃い味が生み出す絶妙な甘じょっぱさ!半島ドライブのお供に、ぜひどうぞ。

道の駅ひまわり
住所:長崎県南島原市深江町丁6077
電話番号:0957-61-0771
営業時間:9時~17時
定休日:不定休
https://www.instagram.com/michinoeki_himawari

道の駅ひまわり

長崎県南島原市深江町丁6077

https://www.instagram.com/michinoeki_himawari

【南島原市】人気そうめん店がプロデュースした甘き森カフェ「シュガー・マンズ・カフェ」

島原半島の南部に広がる島原そうめんの故郷・南島原市にもおいしいNEWSが続々!
まずは2023年5月、山の中に佇むそうめん処「山の寺邑居」の敷地内にオープンした姉妹カフェ「シュガー・マンズ・カフェ」。行列のできる店「山の寺邑居」の待ち時間、さらに食後のカフェタイムが楽しめるようにと作られたそうです。

高い天井を持つスタイリッシュな店内も素敵ですが、野鳥のさえずりや心地よい風に癒される広いウッドテラスがとっても気持ちいい。この爽快なロケーションの中で味わる、店長の下田さん手作りの映えスイーツの数々も評判です。
イチ押しは円形のデニッシュ生地でサンドする「シュプリームクロワッサン」(600円)。チョコレート、いちご、あんバター、さらに抹茶の4種類を1日10~20個限定で販売。ほかにも、チョコがけのクロワッサンにソフトクリームをこんもりのせた「クロワッサンソフト」(600円)、昭和スタイルで固めに仕上げた「純喫茶プリン」(450円)なども人気です。さらに注文を受けてから作るサンドイッチや揚げパンなどのパンメニューもありますよ。

シュガー・マンズ・カフェ
住所:長崎県南島原市深江町戊3988-22
電話:0957-73-6283
営業時間:10時~16時
定休日:水、2023年10/16~27、不定※長期休暇あり
https://www.instagram.com/sugarmans.cafe

シュガー・マンズ・カフェ

長崎県南島原市深江町戊3988-22

https://www.instagram.com/sugarmans.cafe

【南島原市】大正時代のお宝も楽しめる老舗酒造のレトロ蔵カフェ「cafe kULa」

大正6(1917)年創業、九州でも数少ないはねぎ搾りの酒蔵「吉田屋」。花酵母仕込みの銘酒が並ぶ直売所に隣接する元米倉庫だった蔵を、2023年8月、レトロな雰囲気のカフェに改装。
店内の壁にはフランスのポスター画家「サビニャック」が描いた1950年~2000年代のポスターたちが。さらに奥には大正時代の冷蔵庫や蓄音機、吉田屋の2代目が愛用していた英国製の二輪車が置かれるなど、ちょっとしたミュージアムのような雰囲気です。
そんな「cafe kULa」では前日までの予約制にてランチも行っています。イチ押しは「甘酒グリーンカレー」1000円。グリーンカレーは通常、ココナッツミルクで作りますが、こちらのカレーにはさらに、吉田屋のノンアルコール飲料「百年甘酒」もプラス。米麹の粒々をそのまま残す「百年甘酒」は、全国各地の逸品を掘り起こす「にっぽんの宝物」2018年世界大会で最優秀賞に輝き、今、ネットで大評判の逸品。そのやさしい甘さが、辛みをマイルドにするだけなく、深いコクも与えています。

また、デザートもレモンシロップでさっぱり味合う「甘酒プリン」350円や「大吟醸ジュレ」400円や「大吟醸シャーベット」400円、さらにドリンクも日本酒の仕込み水を利用した「水出し燗コーヒー(ICE/HOT)」や「日本酒飲み比べセット」800円など、酒蔵カフェならではのメニューも多数用意しています。

cafe kULa
住所:長崎県南島原市有家町山川785 
電話:0957-82-2032
営業時間:11時30分~17時 ※ランチは14時まで
定休日:月、火、不定、年末年始
https://www.instagram.com/cafe__kula__/

cafe kULa

長崎県南島原市有家町山川785 

https://www.instagram.com/cafe__kula__/

おわりに。

いろんな温泉が楽しめ、さらに新鮮で元気な海幸山幸がたくさんとれる島原半島は、そのフォルムからしてもまさに、九州の縮図!しかも紹介の8軒をはじめ、半島のあちこちにNEWなお店がどんどん増えています。半島内を縦横無尽に移動しながら、いろんな温泉とグルメのはしご旅を楽しんでみてはいかがですか?

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