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九州の食、どれくらい知ってますか?

旅行の醍醐味と言えばご当地グルメ。絶品の海の幸や古くから地元の人に愛されてきたB級グルメなどの定番グルメはもちろん、話題のご当地スイーツや変わり種の温泉水を使ったグルメなど九州の食の魅力を徹底紹介します。

九州の冬を食す

ふぐ料理/大分
「地の物を現地で楽しむ」というのは、旅行における最高の贅沢。特に冬は、魚介類も栄養を蓄え、美味しくなる季節。現地ならではの食べ方で旬魚介を楽しもう。
佐賀の竹崎かに、長崎・大分のフグ、長崎のヒラメ、大分の関サバ、福岡のクエ、熊本の天草寿司、宮崎のカツオ、鹿児島のブリ、と海の幸だけでもこんなにあるんです。
長崎・大分のフグは冬の味覚の王様!
トラフグの養殖生産量日本一の長崎では、800g以上で姿形を厳しく吟味したものを特に「長崎ふく」としてブランド化。弾力のある身と淡白で上品な味わいは、天然ものに引けを取らない高級魚として、全国各地の食卓へ届けられています。「がんば(棺桶を)用意してでも食べたい」くらい美味なことから、島原ではふぐを「ガンバ」と呼んでいるほど。定番のふぐ刺しやふぐちり、から揚げ、湯引き、煮こごりなど、ふぐの魅力を味わい尽くしてください。
 
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温泉グルメ

地獄蒸し料理/料理
温泉天国・九州では、温泉水や温泉の蒸気を使った「温泉グルメ」も充実。身体の中からも外からも温泉成分を取り込み、たっぷりパワーチャージ!
温泉地が豊富な九州では、その温泉の蒸気を使った蒸し料理もオススメ!四季折々の野菜やお肉などを100℃近い温泉蒸気で10分ほど蒸したら、ヘルシー&エコな料理が完成です。
 
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九州の麺三昧

熊本ラーメン/熊本
ラーメンやちゃんぽん、皿うどんや太平燕など、様々なご当地麺文化が根付く九州。そのグルメが生まれた歴史を感じながら、各地に根付く麺料理を食べ歩こう。
​博多ラーメンだけじゃない!
熊本ラーメンは、久留米ラーメンの影響を色濃く受けています。特徴はコシの強い中太麺と濃厚でまろやかな豚骨スープに、好みで入れる揚げニンニクです。中には豚の角煮、キャベツ、高菜がトッピングされたものもあります。とりわけ麺は硬めに茹で上げるので、はじめて食べる人は生煮えと勘違いするほどです。
 
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九州のスイーツ

梅ヶ枝餅/福岡
ドライブのお供に、またお土産に買って帰りたい各地のご当地スイーツ。古くから国際交流が盛んだった九州は、西洋文化と東洋文化が融合したスイーツがたくさん。
梅ヶ枝餅は学問の神様として知られる、菅原道真公に由来する福岡県太宰府市の名物です。小豆餡を薄い餅の生地で包み、鉄板で焼きあげます。餅の真ん中には5枚の花びらを持つ、梅の花の形が焼付けられています。
できたての熱々は、パリッとした皮と香ばしい食感で食べた後に思わずにっこりしてしまう美味しさ。梅ヶ枝餅は菅原道真公が太宰府に左遷され、意気消沈しているときに老婆から贈られ、その後道真公の好物になったと言い伝えられています。受験生や就職活動中の学生さんなどには縁起物としてもおすすめです。
 
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九州の鍋三昧

もつ鍋/福岡
寒い季節に外せない鍋料理。「もつ鍋」や「黒豚しゃぶしゃぶ」など肉ベースの鍋をはじめ、「てっちり」や「柳川鍋」など魚介ベースの鍋も外せない。地酒とご一緒に。
「もつ鍋」はもともと福岡市(福岡)の郷土料理で、野菜を多く使用、栄養が豊富、価格が手頃な点などが評価され、全国に広まっていきました。
牛や豚のもつに、ニラやキャベツをタップリと入れ煮込みます。好みによって、トウガラシやニンニクなどが入る場合もあります。スープは醤油味が基本ですが、味噌や塩、ポン酢などで味付けをすることもあります。あっさりした味で、ヘルシーで女性に好まれるコラーゲンを多く含む事などが「もつ鍋」の人気の理由です。シメはチャンポンの麺を入れるのが一般的です。
 
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九州のB級・ご当地グルメ

佐伯ごまだしうどん/大分
地域の環境や歴史などの影響を受けて誕生し、長い間地元の人に親しまれ、定着したご当地グルメ。地元の人になったつもりで、その土地のご当地グルメを楽しもう。
皮ごと焼いた魚の身にゴマや醤油、みりんなどを混ぜ、すり潰して作られるのがごまだしです。これを湯に溶いてうどんを入れれば「佐伯ごまだしうどん」です。大分の郷土料理として、農林水産省の郷土料理百選にも選定されています。
ダシを作る手間がいらず、簡単にうどんができることから重宝され、以前は各家庭で手作りされていました。ネギやかまぼこ、すり身といった具を乗せれば、より一層美味しい「佐伯ごまだしうどん」になります。健康にいいゴマを手軽に摂れるのも人気の秘密です。

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九州の酒

むぎ焼酎/大分
豊富な作物と綺麗な水に恵まれた九州は地酒天国。焼酎はもちろん、日本酒やワインもあるので、各地で醸造された地酒を飲み比べ、お気に入りの一本を見つけよう。
大分むぎ焼酎
大分はもともと日本酒の文化圏でしたが、1970年代に主原料が大麦・麹も麦100%の麦焼酎を開発し、全国的に注目されはじめました。その後地域団体商標として登録されたのが「大分むぎ焼酎」です。大分むぎ焼酎が全国の麦焼酎ブームの火付け役ともいえ、品質の高い焼酎を生産しています。
麦焼酎は飲みやすさと上品な香りが人気の源ともいえますが、もうひとつの特徴が紅茶やコーヒー、トマトジュースやカルピスなど、他の飲み物で割ったときの美味しさにあります。麦茶やジュース類など幅広くブレンドを楽しめるのも人気の理由のひとつです。ご当地大分では、ロックや水割りに、大分県の特産カボスをギュッと搾って香り付けして飲むのが一般的です。
 
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