九州はその位置関係から、過去に中国文化、南蛮文化、琉球文化など、海の向こう側からの影響を大きくうけた背景があります。伝来してきたのは食材のみならず、製造法、調理法、調味料にまで至り、九州独自の進化を遂げています。例えば、九州の醤油が甘いのは、長崎での砂糖貿易や奄美での黒糖生産の影響を受け、砂糖を手に入れやすい地域であったことが理由として考えられています。今ではこの甘い醤油が、九州ならではの味と特徴付けられるようになりました。
独自に進化させていくこと、これが九州の『おいしい』理由。
爽やかな香りも楽しめる 世界最大級の柑橘〝晩白柚〟
手延べで作る細い乾麺 独自の食文化を形成するうどん
大分特産の柑橘・かぼすを食べる ブランド魚〝かぼすブリ〟
山中を駆け、自然に育つきめ細やかな肉質の放牧黒豚
長崎街道を旅した砂糖文化をたどり“シュガーロード”に残る菓子と出合う